数年前、福井県大野市に刈込池という紅葉のキレイな池があると知りました。
行ってみたいな~と思いつつ、いつの間にか忘れていたのですが、ふと思い出しました。
予報によれば、夜中まで雨が降って、その後昼過ぎまで曇り。
明日のは晴は確実なんだけど、きっと日曜日で混雑するだろうね。
天気の回復を願いつつ、XLRで出かけます。
土曜といっても、やっぱりそれなりの混雑もあるだろうから、夜明け前に出発。
名古屋市内を北に突っ切って、156号線で郡上まで行き、158号線油坂峠経由で大野市に向かうルート。

03:35
夜明け前だと言うのに、名古屋市内はけっこう明るくて車も多いです。
名古屋を抜けてしまえば、あとはどこを見ても暗闇。
ただただ走るだけ。
気温は16℃ぐらい。
出発してすぐにはそれほど寒くは感じる気温ではありませんが、2時間も走ると寒くなったでしょうね。
どこかで降られるかもしれないとカッパを羽織ってきたけれど、ちょうど良かった。
今日は2,3時間歩くことになるので、朝ごはんは食べておきます。
日が昇って明るくなってきたので、道の駅「古今伝授の里やまと」で、家から持ってきた菓子パンとバナナをチャージ。
暖かい飲み物が欲しくて寄ったんだけど、自販機コーナーには「冷た~い」飲み物しかありませんでした。
コンビニで休憩すりゃ良かったな。
9時オープンなので、自分と同じようにトイレ休憩に立ち寄ったらしい車が数台いるだけです。

近所の人なのか、道の駅の水道で洗車する ちゃっかりした人も。(^^;
06:10
パサパサのパンとバナナだけなので、少し冷えた身体は温まらず。
日が差して暖か気な景色が救いです。
左折すると国道158号線。
そのまま進むと自動車道に乗ってしまうので、途中から油坂峠のループ橋の方へ入ります。
06:30
156号線を離れて小一時間。
「鳩ヶ湯」の看板が、刈込池方面への目印。

県道173号線に入ります。
気温は11℃ほど。
07:20
地形のせいなのか標高が少し高くなっているせいか、雨がパラつき始めました。

持ってきたビデオカメラは防水じゃないのですが、おかまいなし。
07:35
サコサガ滝

案内板に伝説が書いてありますが、読んでも意味不明。
美しければイイです。
07:55
道幅は全般狭く、車がすれ違ぶ場所は限られますが、極端に見通しが利かない所はあまりありません。
こういう道では、車もヘッドライトを点灯して欲しいですね。
小池公園駐車場では、混雑に備えて交通整理の人たちが誘導をしていました。

奥の駐車場は、10台ほどの車が停まっていて、皆さんハイキング用に着替えています。
お茶ぐらい買っておけばよかった。
カッパを脱いで、トレッキングシューズの紐を締め直します。
このあたりは基地局がないので、「スマホ持ってるから大丈夫♪」ではありません。
08:10
駐車場からぬかるんだ山道を300メートルほど下りると案内板があります。
岩場コースと石段コース。

岩場の方が大変そうなイメージですが、「体力に自信のない人は岩場コース」だそうです。
もちろんいわばコースです。
08:25
天気は今ひとつですが、それでも景色は美しいです。
若い女の子たちも、数グループ来ていました。
みんなキチンとした山歩きのスタイルです。

自分は山用品をツーリングに使っているので、着たきりスズメと言いますか。(^^ヾ
昔は車が入ってきたのでしょう、しばらく荒れたコンクリートの道。
砂防ダムからが岩場になります。

整備されているのか自然になったのか、良い高さに石があるので比較的登りやすいです。
岩場を登りきって歩道を進みます。
目的の刈込池に到着~。

これで青空が背景だったら、さぞかし素晴らしいでしょうね。
正確な標高は分かりませんが、気圧計では800メートルほど。
「岩場」の案内板から、200メートル程度の標高差。
09:10
若い人たち、中高齢の人たち、それぞれに記念写真。
汗して山に来たみなさんは、みんな気さくに言葉を交わしてくれて、嬉しいですね。
到着して15分ほどすると、短い時間ですが青空がのぞきました。

曇りか、悪くすれば小雨を覚悟していたので、青空が見えたのはラッキーです。
09:30
それから15分ほど。
青空は見えなくなりましたが、雲が流れてちょうど対岸を日が差しました。

こりゃキレイだ。
09:45
いつまで見ていてもキリがないので、そろそろ下山することにしましょうか。
帰りは来た道を引き返さずに、そのまま進みます。
おそらくコッチが「石段コース」。

一見岩場よりも楽そうですが、落差が大きく急で、最初は調子よく降りていましたが、膝に来る来る。
筋力でクッションを利かして着地しないと、関節を痛めちゃいますね。
「自信がない人は岩場コース」なるほどね。

購入したばかりの
トライアルブーツの慣らしついでにしようと思っていたけれど、とてもじゃなかったです。
トレッキングシューズで来て良かった。(^^;
10:25
泥だらけになったトレッキングシューズの泥を、セセラギで洗い流して小池公園を後にします。
帰る頃には、下の駐車場も満車。
オートバイで来ている人は見かけませんでした。
10:50

天気は回復方向ですね。
7,8キロ下ったところに、
鳩ヶ湯温泉があります。
経営者が亡くなったり、旅館が倒壊したりで、
営業を再開したばかりのようです。
入浴も疲れるので、オートバイツーリングでは、あまり入らないのですが、めったに使わない筋肉をハイキングで使ったので、もみほぐして帰りましょうか。
新築された宿は洋風で、何ていうのでしょう。
「金田一少年の事件簿」の舞台になるような?(笑)
自分のように小汚い格好では、気が引けてしまいます。

受付で入湯料600円を支払い。
(オツリに苦労するようで、細かいお金が助かるそうです。)
11:10
温泉は旅館の離になっていて、こちらは昔のまま。
古い銭湯みたいな感じです。

正直なところ、湯船のツクリは快適とは言えませんね。
中途半端に深いので、半身浴もできず、肩まで浸かろうとすると中腰になっちゃうんです。
旅館は建て直したものの、まだ利用者数も分からない状況で、風呂は様子見と言ったところでしょうか。
数年後には改修されるかも知れませんね。
温泉は22℃の源泉を沸かしているのだとか。
川に面しているわけでも、一面に山が展望できるわけでもありません。

少しのぼせてきたので、大窓をガラッと開けると、ちょうどイイ具合?に、外からは丸見え状態。
自信のない人は、少し開けるだけにしましょう。(笑)
入浴客は自分だけだったので、30分ほどノンビリ湯に浸かりました。
お昼時。
ここでは蕎麦など食べることができるそうなので、おろし蕎麦をお願いしました。

600円也
熱いものと思っていたら、冷たい蕎麦でした。
真夏でも熱いのを食べるぐらいなので、確認すればよかった。。
美味しいけれど、量はちょっと少なめ。
自分でも軽く3杯は食べられそう。
満腹になりたい人は、別の店を探した方が良さそうです。
12:10
宿の裏手に薬師如来のお堂が見えたので、ご挨拶。

12:25
天気、良くなりましたねぇ。

この時間なら、池も最高の眺めだったろうに。
ま、またの機会もあるでしょうから。
12:35
温泉で温まったので、ジャケットの下はTシャツ一枚でいい気持ち。
「錫ヶ平橋」? 難しい字で銘板読めません
1964年に建造された橋にて。

12:55
下打波地区にある、白山神社です。

朝、通る時に気がついたのですが、先を急いでいたのでお参りできませんでした。
手入れされていない、急な石段を上らなくてはなりません。
最上段付近は、けっこう恐いです。
早々にお参りを済ませて下りました。
境内には、
天然記念物のカツラがあります。
幹は福井県で一番太いそうです。

これ、1本の木なのか複数なのか分かりませんね。
11月の中旬に、紅葉が見頃らしいのですが、この葉っぱの数では…
でも、見事です。
13:00
朝は気が付きませんでしたが、国道からすぐの所に駅がありました。

「勝原」これで「カドハラ」と読むんですね。
1日5本が往復。
線路脇が公園になっていて、ハナモモがキレイだそうです。
来年にでも来てみようかな。
13:05
国道158号線に戻り、あとは名古屋へひた走るのみ…
快調に飛ばしていたら、何となく懐かしい景色。
大野市街に来ちゃいました。
反対方向じゃん。(^^;
まぁ、大野市は好きな土地なので、間違いで来てもけっこう嬉しかったりしますが。(^^ヾ
燃料がリザーブになって心許ないですが、郡上までなら充分走れるでしょう。

郡上白鳥のJAで給油。
家を出てから260kmを7.5L。
良くもなく悪くもなく。
14:25
交通の流はスムーズ。
日が暮れるまでに帰ろうと思っていましたが、ちょっと無理っぽいです。
少し身体が冷えてきたので、道の駅 美並で缶ココアを飲んで休憩しました。
一宮市に入る頃には、とっぷりと日が暮れてしまいましたゎ。

日が落ちるまで走ったなんて、何年ぶり?
17:40
名古屋市に入る辺りで交通量が急増したものの、何とか19時前に帰宅できました。
ハイキングに紅葉、温泉も楽しめた一日でした。
走行距離:380km
燃料消費:10.5L
本日の全コース
国道158号線~県道173号線
刈込池周辺ハイキングコース
