
小原村の四季桜と紅葉が見頃だそうだ。
豊田市に統合されて小原村の名はなくなってしまったけれど、他の呼び方をしてもシックリこない。
かなり以前から、母が行ってみたいと言っていたのだけれど、誘うと乗り気じゃないような口ぶりなので、行く気にならなかったな。
自分が定年になる歳になってしまったのもあるけれど、目に見えて体力が落ちていく母を見て、いま行かないと もう機会はないかもな…
なんて思って、連れ出すことにした。
前とは違い、なんとなく嬉しそう。
よかった。
ウダウダ言ってるのを連れて行っても楽しくないからさ。
先日の追突事故で、保険屋さんが実車確認に来てくれた。
出かける予定があるので早めに来てと伝えてあったので、10時前から。
自分でパーツを探しているのだけど、古い単車なので、ボロボロのパーツがけっこうな価格で取引されてる。
でも、査定はと言うと逆で、新しい車の方が高い価格評価。
いくらの修理費がOKになるんだろうな。
査定額を越える分は、ボクの自己負担になってしまうんだよね。

10:30
確認が終わって、母を迎えに。
あれがない、これがない、寒いならコートが要る、どの靴履いていこう、鍵はどこにやったっけ、、
まぁ、それも想定内のこと。
天気予報では昼に晴れるようなことを言ってたけど、青空が見えてもほんの一瞬。
まだ本降りの雨になったり。
昔とは道も変わってしまって、懐かしい景色も見ることができないので、母にはどこを走ってるのか分からないだろうな。
今日はちょっと距離があるので、アイではなくて妹のタントを借りてきた。
たまに家内のeKスペースを運転するけど、なんというかスッキリしない。
原因はCVT。
そもそもハイ/ロー切り替えがある時点で、CVTとして失格というのがボクの考え。
まぁ、トルコンが付いてるのも反則なんだけど。
実際運転してみてスムーズさに欠けるような気持ち悪さがある。
その点、タントのCVTは実にスムーズ。
CVTもいいなと思った。
母の話は
「あんた覚えとらん? 親戚のみっちゃん。」
60年会ってないので、覚えてるはずもないんだけど、大半がそんなこと。
申し訳ないとは思いつつ、生返事をしながらCVTのフィーリングを楽しんでいました。
小原村は四季桜で有名。
村のいたるところに四季桜があります。
どちらかと言えば公園などよりも、遠景で眺める方が美しいかな。
足の弱った母が歩くことを考えて、比較的平坦な川見地区を選んだ。
平日の、それも小雨が降る天気なのに、駐車場はほぼ満車。
あちこちで中国語を聞く。
外国人にも知られた観光スポットなのだろう。

桜と紅葉がいい塩梅。
13:20
平坦で歩きやすそうなので、外に出ないかと誘うのだけど、寒いせいか億劫な様子で、車にいると言って出ようとしない。
まぁ、無理もないか。
ここからでもキレイに見えるからいいか。
せっかく来たので、一人で散策することに。
山の上にある瑠璃光山薬師寺まで。
けっこう急な階段で、一気に上ると膝が笑ってしまう。
お堂の梁は小原村の工芸品だそうで、立派な龍が彫られている。
やはりこうして見渡すほうがいいな。
お腹すかないから、お昼はいらない。
そういってたけど、なにか食べさせないと…
公園なの売店なら団子や五平餅ぐらいあるだろうと思ったら、何にもない。
聞いたら、4キロ下った所に店がいっぱいあるので、そこへ行けと。
そこを避けてこちらに来たんだけどなぁ。
車に戻ると、トイレに行きたいと母。
こんなキッカケでもなければ、外に出ないので、
「帰りも距離があるから、降りて躰を動かしたほうが良いよ。」
と、トイレついでに桜と紅葉の近くへ。
「去年だったら、自分で歩いて見て廻れたのに。」
残念そうな母。
元気な内に無理にでも連れてきてやればよかったな。
店に出入りするのは母にはしんどいだろうと、教えてもらったところは通過。
「お母ちゃん、おにぎり食べたくない?」
「食べたい、お腹へってきた。」
ということで、豪華にコンビニでおにぎりを。
母は妹に
「せっかく行くんだから、美味しいもの食べておいでよ。」
と言われていたらしい。
この兄は親不孝者だ。

14:20
16時帰着。
ずっと見たかったから、連れてきてもらって良かった。
そんな母の言葉に救われる不肖の息子なのです。
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旧小原村周辺

Posted at 2023/12/03 21:06:47 | |
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