さまさま＠愛知のブログ一覧

悪友も悪友、タカくんからツーリングのお誘い。
豊田市にある展望台に上った後、山岳路を走って蒲郡経由で帰るコースとか。
今回 マサミチくんもスクーターで参戦とのこと。
彼とは高校からの知り合いだけど、いっしょのクラスになったこともなし。
これまで付き合いはほとんどないけど、タカくんたちと仲が良いので、何度か飲み会などで会っている。
とてもアタマの切れる人物で、思ったことをズケズケ言う。
ぼくのようにノラリクラリしている人間が いい加減なことを言おうものなら、即突っ込まれるので ちょっと苦手なタイプではある。
それでも自分と違うことが魅力でもあったりね。

一昨日走ったばかりだけれど、最近 みんなと一緒に走っていないので、お誘いに乗ることにします。

マサミチくんと一緒に走れる…と思ったら、インフルエンザに掛かったのか高熱で欠席とな。

最終的に、
　タカくん：ヤマハシグナスのWGP 60アニバーサリー
　クニちゃん：ハーレー(機種が思い出せず)
　さまさま：XLR125R
の3台。

午前9時半に東郷町にあるファミマ和合店に集合予定。

家を8時半過ぎて出発。


久しく来ない内に、家やモールが建ち並び、どこを走っているのかさっぱり分からない。
街よりも、以前の山と畑の景色の方が迷わないな。

明け方は冷えるようになったものの、9時過ぎて日にあたると 11月とは思えない暖かさ。
一緒に走ったのは6月。
忘れもしない、オランちゃんのリヤハブ破損事件以来。
その節は、ご迷惑おかけしました。

修理はできているけど、オランちゃんでご両人と出かけるのは、ちょっとしたトラウマ。

「やっとかめ～」
八十日目と書いて、やっとかめ。
好きなコトバだ。　名古屋弁なのかね？

09:25


早々に走り出す。
いつもついて行くだけでスマヌが、よろしくです。

まずは豊田市市街地の外れにある展望台へ。

地図で見ると、こんな街を眺める所に展望台なんて…と、あまり期待もしなかったのだけど、上ってビックリ。

ちょっと写真やコトバでは表現しづらいのだけど、豊田がこんなに美しい街だとは思わなかった。
ここは野見という地名だそうだ。
10:10

いつまで見てても飽きないな。

展望台の脇に、ベンチがいくつも並べられているのだけど、そこはまるっきり景色が見えない。

最近、訪れる先々で「展望のない場所になぜか公園」って所に出くわす。
作った当時は美しい景色を眺められる場所だったのが、10年20年経つうちに木々が茂って隠れてしまったんだね。

次はどこへ行くのかな？

道もすっかり変わっちゃったね。

こんな何もない所に高速の入口があるんだ。
そう言っている内に家が建ち並んで、数年後にはビックリするんだろうな。
10:35


天然記念物の切山の大スギ。
樹齢1000年を越える巨木。

枝の1本は地に着き、そこで根を張っている。

周囲を回ってみると、見る向きによってぜんぜん違う表情で、それもまた面白い。
11:10

暑くもなく寒くもなく、快適なツーリング日和。

紅葉にはまだ早いけれど、種類によって葉が真っ赤に色づいた木もある。



正法寺跡、薬師堂

大型二輪ではおやめになった方が良いと断言する、細い急坂を上ったところ。
このクスの木がまた巨大。
11:40

写真で見れば「スゴイね」で終わりそうだけど、根本に立って見上げると、のけぞって口をアングリ開けてしまう。


お昼時。

蒲郡で食べる店を決めてあると言うので、タカくんについて行ったんだけど、ちょっと待てよ。

前々から　仲間を連れて行ってやろうと機会を伺っていた「松」さんって、新城じゃない。

近くにいい店あるからついておいでと先頭を走る。

「近くというから5分10分かと思ったら、一山越えて30分も走ってきたじゃん。」
とブーイング。
自分の感覚だと30分って「すぐ」なんだけど、それはすまなかった。
12:40

ところが、クニちゃんが
「今日、貸し切りって書いてあるぞ」
ガーーン
ほんとだ、法事か何かのお客さんで店内はいっぱい。

蒲郡とは反対方向に来ちゃってるし、アテにしていた店はダメだったし。
お二人には申し訳ないことをした。

早々に、タカくんが他の店を探してくれた。
道の駅もあるけど、近くに「すがもり」って、鹿肉を出すレストランがあるよ。
おぉ、助かった。
ん？「すがもり」って聞いたことがあるようなないような。

5分ほどで、到着。

そう、小学校をレストランにした店。
以前、専務と来たことがある。

「松」さんと こんなに近かったんだ。

お客さんは4,5組いるけれど、静かで落ち着いて食事ができる。
通りがかりに見た の駅 つくで手作り村は大混雑だったから、こっちにして良かったね。

タカくんは鹿肉カレー、クニちゃんとボクは鹿肉ハンバーグ定食。

またまたご飯のおかわりをしてしまった。

ゆっくりノンビリ美味しくいただきました。
13:40

さて、どうやって帰ろうか？
ボクのせいで予定が大幅に変わっちゃったからなぁ。

お二人は猿投グリーンロードを走るそうだ。
ボクは一人方向が違うので、力石インターでさようならということに。
ただ、心配なのはルート上にある香嵐渓。
色づきはまだだろうとは思うけど、この時期の渋滞は有名。
スンナリ通り抜けられるだろうか。

タカくんの速いこと速いこと。
県道337を走りながら、徐々にペースが上がり、国道420号では70～80超え。
恐るべし、近代スクータ。
香嵐渓に着く頃にはヘロヘロ。

心配していた紅葉観光渋滞は、多少ノロノロ区間はあったものの、比較的短時間で通過。

14:50

今日は一日お付き合いサンクスでした。
二人とも道中気をつけて。

力石インターでお別れ。
15:10

帰着～
16:25

本日走行：187km(GPS 187km　すごいな、ほぼ誤差なし。)
消費燃料：5.5L (峠でぶっ飛ばしたので、いつもより悪いね。)

全工程


野見展望台と豊田市街地


巨木の場所

先日、キャブのジェットが詰まったまま出かけて、楽しむどころではなかったので、新たな気持でツーリング。

行く先は林道の宝庫 天竜方面。

以前は国道1号線が排気ガスで真っ黒になるイメージが強くて なかなか足が向かなかったのですが、23号線バイパスが開通してワープできるようになったので、一気に距離感が縮んだ感じ。

さすがに11月。
明け方は息が白く見えるのに、日中の気温が30℃近くになると聞いて、半袖のＴシャツに秋の山用ジャケットで出動。
06:10

走り始めて気が付きました。
今日は木曜日。
通勤時間帯に突入。

土日ならスイスイの23号バイパスもノロノロ運転。
すり抜けできないこともないですが 危ないし、通勤ラッシュもたまには良かろうと、四輪車とともに走ります。

西尾市に入るまで、数カ所で流れが悪かったものの、蒲郡まではスムーズ。


しかし、今日は何となくパワー感がないオランちゃん。
キャブ清掃して調子は良いはずなのに、ぜんぜんスピードが乗らない。
また気づいていないトラブル抱えてるのかな？
07:10


蒲郡といえばミカンの産地。
ミカン畑が続きます。
子供の頃は、毎年親戚が段ボール箱に入ったミカンを届けてくれたものです。
もうなかなか会う機会もないだろうね。
07:10


通称オレンジライン(みかんラインでいいのにと思う)を快調に…と思うまもなく、大渋滞。
歩くぐらいの速さでノロノロ。
清田トンネルと長沢トンネルを抜けるのですが、トンネル内で停止しているのは、気持ちが良いものではないです。
皆さん、毎日こんなことしてるんですね。
ご苦労さまです。
07:20

25分ほどで渋滞を抜けて、国道1号線で豊橋方面へ。
3キロほどで豊川市街地に入り、これまたミカンで有名な三ヶ日に向かいます。


天竜浜名湖線の常葉大学前駅。
単線の１両編成は味があっていいですな。
のどかな雰囲気と違って、意外な速さ。
09:10

気温は高めだけど、イチョウは色づいてますね。
そうか、ここは遠州なんだ。

地名や会社名を見て、あらためて遠くに来ているのだと。
09:20


今朝ガッツリ朝ごはんを食べてきたのに、妙に腹が減ってきたので、ローソン浜北根堅店でおやつタイム。
09:35


天竜川に掛かる塩見渡橋からの眺め。
10:10


林道東嶺線を走るつもりだったのに、間違えて天竜東栄線(県道9)を走ってます。
まぁいいや。

ん？
たまに田舎で祀られている男性シンボル？

違いました、ナマズらしいです。
伝承が書かれた看板は、半分消えて読めません。
真鍮のヤカンを鳴らしてみましたが、音だけ聞いたらヤカンとは気づかないでしょう。
10:25


電気屋さんのある辻の奥に、この先通行止めの看板が見えます。
もちろん行ってみます。
県道296号線。
10:30


好きだな、こういう街並み。
廃業して久しいだろう店。
昔は日用品とか食品とか いろんな商品が並んでいたのだろうな。
こんな店が、地域を支えていた時代が懐かしい。


東藤平集落の外れにある東六所神社。


阿多古川はそれは美しい清流。
止まることなく変化する水面に陽の光がさすのを眺めていると、時が経つのを忘れます。


昨日届いた熊ベルが、静かな山に響きます。


この地で暮らす皆さんは達者なのだろうけれど、山肌に構えた家屋での生活など、自分にはできないな。


道を進むと全面通行止め。
奥からは削岩機の音が聞こえます。
11:00

奥から80代と思しきお父さんが下ってきました。

すく近くにお住まいとのこと。
この周辺3ヶ所が崩落して、ここで生活する人々は困っているらしい。
この先の蕎麦屋さんも商売上がったりで大変だそうだ。
林業を営んできた他の家は後継者がないけれど、お父さんの家は息子さんが後をついでくれたそうです。
最近若い女の子が移住してきて、一人で林業に携わっているとか。
「嬉しいし、大したものだとは思うが、林業は一人じゃ無理。　少なくとも夫婦でないと続けられない。」
そうか、若い人が山で仕事を始めたというニュースは時々報じられるけれど、どのように継続していくのか、課題はあるんだな。


お父さんと10分ほど話して別れたら、ほどなく工事現場で作業する人たちのトラックが来ました。
特にこの人は、オランちゃんを見るなり、オートバイ談義。
御年67歳。
自分より2つお兄さんですね。
「昔はゴリラに早矢仕のキット組んでた。」
以前 名古屋周辺で仕事をしていたそうで、やけに地理に詳しい。
ハーレー4台乗り継いで、最近DAX125を買っていじっているそうだ。
「CB750、欲を言えばK2以前が欲しいな。」
ここの工事は来年2月までは掛かるそうなので、それまでにまた会う機会もあるかも知れません。
11:40

ずいぶんゆっくりしてしまったけど、きままな一人旅の良さ。
お昼時なので、その蕎麦屋さんに行ってみようと、教えてもらった迂回路を走ります。


路上には大量の「アケビ」の実。
見上げると遥か高いところに鈴なりになってます。
秋だなぁ。


あ、蕎麦屋ってここなのね。

何度か訪れたことがある「くんま水車の里」
本日木曜、定休日。
12:10

トイレをお借りして、近くにある林道を走ることにします。

通り抜けられるんですかね？
林道熊字丸線。
12:20

わりとフラットで走りやすいじゃない。



と思ったら岩とクレバスが現れ、8インチタイヤの苦闘が始まります。
トレールマシンなら、20、30キロでも走れそうですが、オランちゃんでは歩くのが速いぐらい。
毎回思います。
もうオランちゃんで林道は走りません。


熊字丸線を抜けて川宇連Ⅰ線を走り、無事に人里へ。
13:20


地域の商店が無くなってしまった現在、人々の生活を支えるのは移動販売。
こんな仕事も利益が出なくなれば消えてしまうわけで、住み慣れた土地に居続けることも難しくなっていくんだろうな。
13:50

年々 秋が短くなることを肌で感じます。
その短い間に、景色を楽しまなくてはね。


大きなイチョウの木の下に、たくさんのギンナン。

人に踏まれ、車に潰され。
ありがたく拾わせていただきます。
どこのギンナンも今年は粒が小さい気がする。
14:20

さて、そろそろ帰らないと、通勤ラッシュにはまってしまうな。


秋の日はツルベ落とし。
朝通ったオレンジロードに来る頃には暗くなり始めてます。
16:10

とここで、思わぬトラブル。
ヘッドライトが点灯していない、、
気に入っていたプロジェクタタイプのLEDが、こんなに早くお亡くなりになろうとは。
幸いスペアの球があるので、5分ほどで交換して事なきを得ました。
長いトンネルに突入する前に気がついてよかった。


日は落ちても、国道にいればまぁ安心。
16:45

バイパスを巡航中にふとメーターとGPS車速を見比べたら、なんとメーターが70なのに実測は80近いスピード。
タイヤ銘柄を変更したことで、誤差が大きく出たみたい。
パワー感がないと思ったのは、これが原因ですね。

ギリギリ通勤時間帯をクリアして、17:30に帰着。
くんま水車の里が営業していたら、ハマってたでしょう。

本日走行：225km(GPS 270km)
消費燃料：4.75L

翌日、ギンナンを洗って、ご近所に配りました。


全工程


天竜・新城周辺


逃した林道東嶺線近く


通行止めの県道296号


新城市山間

熊による被害のニュースが 今年は特に多いですね。
数日前には、会津若松市の市街地ど真ん中に現れたとか。
そこまで来るのに誰も気づかなかったのか？という疑問はさておいて、10年ほど前、会津の郊外に住む友だちが話していたことを思い出しました。
「熊が自動販売機ではちみつレモン買っていた」
冗談のようですが、ジュースの缶に残った飲み残しの味や匂いを覚えた熊が、自販機の取り出し口に手を突っ込んでいるところを目撃されたようです。
昨今の温暖化問題含め、人間は動物の生態系を変えてしまったので、遅かれ早かれこういう事態にはなったでしょう。
徐々に変化するものもありますが、ある時期を境に急激に変化することも多々あります。
自然と人間の共存などと、耳に心地よいことを言っていられる内は良かったですが、今 どうにかしなくてはならなくなったら、駆除かせいぜい他の土地に移してしまうぐらいしか手はないでしょうね。
殺生については、害虫駆除は何の疑問もなくやってるわけで、熊やイルカだと可哀想と言う感覚がよく分かりません。
自分のように、狩りもしない解体もしない ただ食するのみの輩には、命の尊さなど口にする資格はありませんが。

あ、なんか話がおかしくなってしまいましたが、熊ベルを買いました。
直径39mmと小ぶりですが、真鍮製なのでお仏壇のアレと同系列の高い音。
かなり遠くまで届きます。
高齢者が持つにはちょっとミーハーなデザインですがね。
ツーリング先で山道や登山道を散策することがよくあります。
ニホンカモシカやイノシシ、猿は頻繁に見ますが、熊は一度だけ。
藪の奥でガサガサ動く物がいると思ったら、ツキノワグマでした。
これから遭遇する確率は格段に高くなりそうなので、効果は不明ですが御守として持ち歩くことにします。
不幸にも遭遇してしまった時は、自分で鳴らすことにします。
ち～ん♪