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2023年04月16日 イイね!

新しくて「旧い」テーブル

新しくて「旧い」テーブル 昨日と今日の週末。
 プライベートで大きなイベントがありました。

 昨日、世田谷在住の妹と、母が暮らすホームを訪れました。アルツハイマーが、徐々に進行していることが、素人のボクにもはっきり分かりました。

 その帰り。
 妹が家に寄ってくれ、ふたりで主に母の衣類を片付けました。高齢女性の衣類に関する知識がボクには全くなく、今後も使う可能性があるものと、もう不要なものを選別して貰いました。

 今日。
 かねてから「片付け作業」を予約していた当日。



 リビングの壁を占拠していた、大型本棚2つ。
 亡き親父と、ホームにいる母の蔵書がギッシリ詰まっています。
 親父のものは、大半が司馬遼太郎などの歴史小説。
 母のものは、趣味の俳句、コーラス、手芸関連。
 親父が亡くなりマンションを売却、この実家で暮らして8年が経ちましたが、趣味嗜好が全く異なり、ただの一冊も読んでおりません。ボクには無用の長物、負のエネルギーを放ち覇気を削がれる大量の存在。
 
 遂に「お別れの時」が来ました。

「おにいちゃんは、まだここで暮らすのだから、お父さんとお母さんに申し訳ないと思わなくていいよ。ただ、荷物を出す時に、心の中で「有難うございました」とだけ、呟けばいいの…」



 妹が分別してくれた、母の衣類。
 一つしか頭はないのに、帽子が20個以上も出て来ました。これにはボクも妹も啞然…。
 驚いたのは、大量の下着類。妹は満足に検分することなく、ほぼ全てを袋に入れました。ホームは暖かく、下着で防寒をする必要がないこと、オムツを使っているため下穿きは不要、ブラジャーなどはもう身に着ける機会は来ない、というのが理由でした。



 ダイニングセット。
 昔のもので重厚長大。ちょっと動かすのにも苦労させられます。座面の革は皺がより、割け初めているところも。亡き親父は野球中継を見るのが好きで、此処に座り、甲子園大会は朝から、読売戦は酔い潰れるまで見ていました…。



 さすが「片付けのプロ」、小一時間でここまで来ました。



 書棚が搬出されると、こんな状態。
 洗剤と雑巾で掃除しましたが、全部は落ちませんでした。
 まあ、これから漆喰を塗るつもり、良しとしました。



 午後。
 満載のトラックが去った直後。
 ネットオークションで購入したテーブルが到着しました。
 おお!写真の雰囲気そのままです!



 今回の「一念発起」のきっかけを作ってくれたのがコレ、雑誌「BRUTUS」の2月1日号。この表紙を一瞥した途端、「これをお手本にしよう」と思ったのでした。



 まだ「仮置き」ですが、パソコンやタイプなどを載せてみました。
 思わず「ニンマリ」!此処が同じ空間とは思えないくらい…!
 やっぱり「男の子」には、自分に耽溺できるモノに囲まれ、好きなことが出来る「机」は不可欠と、改めて実感しました。



 ずっと使っていない産業用の足踏みミシンを掃除、一緒に置いてみました。俄然、創作意欲が沸き上がりました。



 そうだ、ここを「アトリエ」にしよう…。



 わが迷犬「ぶれいきー」は、ちょっと落ち着かない様子でした。



 結構な重労働でした。
 くたくたになったので、新しくて「旧い」テーブルで飲み始め、キーボードを打っております。

 両親のものを処分するには躊躇がありましたが、正直、やって良かったと思います。現在62歳。親父と同じ年齢まで生きるとすれば、まだ19年もあります。晩年を充実させる上でも、重要な作業と実感しました。

 お越しの方にも、ボクと同様の状況にある人は、きっといらっしゃると思います。思い切って「処分」することを、実体験からお薦めします。

 


 追伸。
 我が家の「溜め込み」具合は半端ではなく、来週以降も続きます。








 

 




Posted at 2023/04/16 16:27:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2023年04月09日 イイね!

我が家はカオス…

我が家はカオス… 昨日。
 閉店した川越のカフェから購入した物が、遂に届いてしまいました。



 和洋折衷のキャビネット。
 内部にライトがあり、絵の描かれた硝子扉を内側から照らします。
 左は「utakata」さんから購入したケビント。



 アームが剥き出しの旧いタイプ。
 錆と埃にまみれていますが、動作は至ってスムース。ちょっと手を加えれば立派に活躍しそう。



 帆船の模型。
 お店に飾られていた時に抱いた印象よりも、自宅に入るとかなり大きく、ビックリしました。



 米国ナショナル社製のレジスター。
 こうして自宅にあるとは、改めてオドロキ…。



 モザイク調のガラスシェードのペンダントライト。



 これは、お店にあった時に撮影しました。
 淡いイエローの光は、安曇野のシュタイネさんで求めたランプのものと似ており、同じ空間で灯したいと思ったのでした。ただ、かなりの重量。天井裏の梁から正確に提げないと、落下する可能性が大。



 細長いリビングのドン突きの壁です。
 15年選手のエアコンを外し、合板製の食器棚をバラし、漆喰を塗りました。

 今日。
 ネットで知った地元の「片付け屋さん」に来て頂き、ざっと家の中を見て貰いました。親父が遺した中身がギッシリ詰まった大型本棚4つ、テーブルと椅子4脚のリビングセット、これまた中身が入ったままのタンス類5つ、電動自転車、小型冷蔵庫、細かく雑多な食器類、たくさんの布団、などなど…。恐らく7、8万で処分出来るとのこと。

 それにしても、この「ガラクタ」家財の多さには、いろいろな家庭をご覧になっている片付けのプロも、唖然としていました。ただ、床がしっかり見える現状は、所謂「ゴミ屋敷」には入らないと、ヘンなお褒めを戴きました!床一面、膝や股の高さにまでゴミや不要物で埋め尽くされている物件は、決して珍しくはないとのことでした。

 母が施設に入り1年半。
 
 これまで独りで片付けをして来ましたが、たかだか食器棚ひとつをバラすのも大変と、身をもって知りました。昨日、自分好みの物が届いたことにより、早く片づけを終わらせたいと切に思うに至り、今日プロに来て貰いました。彼の「大丈夫、お任せ下さい」との言葉に安堵しました。また同時に「この果てしない作業は、ほぼ9割が終わったな…」と実感しました。

 お越しの方の中にも、ボクと同様の事態に直面されている方がいらっしゃるかも…。使い手が居なくなり、使途を失った結果、空間に「居座り」続けるガラクタは、其処で生活を続けている者の覇気を確実に削ぎます。なるべく早くに処分することをお薦めします。

 現在62歳と4カ月。
 65までは今の会社に居られますが、目標は64歳での退職。
 クリエィティヴなセカンドステージを実現すべく、この間に身辺整理を終えたいと考えております。

 また、少しずつご報告致します。


Posted at 2023/04/09 21:47:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2023年04月02日 イイね!

みち丸(埼玉県加須市)

みち丸(埼玉県加須市) ちょっとご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか?ボクは3月16日に腰を痛めてしまい、暫くぴょこぴょことした足取りで会社に通いました。全く身に覚えがなく、朝起き上がった瞬間に激痛が走りました。整形外科に行くと、就寝中に寝返り等が原因で「ギックリ腰」になることは、そんなに珍しくはないとのこと…。こんな事ってあるんですネ!

 さて、痛みが少し落ち着いた23日、こちらに立ち寄りました。
 仕事で群馬県を訪れた途中、午前10時25分に到着です。埼玉県加須市の熊本ラーメンのお店「みち丸」さん。県道46号線を北上、埼玉大橋で利根川を越え暫く走った右側にあります。この辺りは嘗ては北葛飾郡北川辺町でしたが、加須市に吸収合併されました。有名な埼玉・栃木・群馬の「三県境」に近く、まさしく埼玉県の最北。辺りは田畑と物流倉庫が殆ど。都心では有名な「桂花」で熊本ラーメンを堪能できますが、こんなロケーションに存在するのは、ちょっと驚きです。
 


 開店は10時30分。到着とほぼ同時に扉が開き、ご主人が暖簾と旗、幟を掲げました。何も出ていなければ、全く普通の民家…。

 こちらを訪れるのは、ほぼ10年ぶり。前回はファインテックフカイのツーリング時。仕事で集合時刻に間に合わず、単独で宿に向かった時に立ち寄りました。この時、ここの味に感動した直後に東北道に入りましたが、宇都宮インター手前500メートルの処で漏電が発生、バッテリー周辺のハーネスが焼けて立ち往生、あえなくドナドナとなったのでした…。



 カウンター席に座り、壁のメニューを眺めます。
 ラーメンの並、大、特の他、めんたいと梅のおにぎりだけ!チャーシュー麺のメニューは、黒マジックで潰されています。
 そんなに沢山は無理なので、並をお願いしました。

 その直後。
 扉が開き体格の良い男性が入店、特盛とめんたいおにぎり2個をオーダーしました。この方の来店から入店客が相次ぎ、カウンター3席と奥の4人掛けテーブルは、あっと言う間に埋まってしまいました。



 営業は何と12時45分までの、たった2時間15分。みんな狙いを定めて訪れているように思いました。極端に短い営業時間の上、かなり辺鄙な立地。まさしく「幻の店」という表現が相応しく思います。



 カウンター上には箸とコショウだけ。爪楊枝すらない潔さ。



 奥様が麺を茹でてスープを注いだ丼に入れると、ご主人が具材を盛り付けて出してくれました。

 …どうですか?この表情!
 これが、おいしくない訳はありません。
 大量の青葱の下には、チャーシュー、キクラゲが潜んでいます。



 麺は熊本ラーメンそのもの。太さはさほどでもありませんが、ストレートで硬い食感。啜るとどんどん口に入ります。
 スープは白いトンコツ。浮いた脂にはニンニクの風味がありますが、桂花などの所謂「マーユ」と呼ばれるものに比べれば、遥かに軽いもの。女性によるプロデュースらしい、優しい味わい。



 チャーシューは二枚かと思い撮影しましたが、もう一枚、スープに潜んでいました。小さな薄切りですが、脂分を含んだ柔らかいもので、優しいスープとベストマッチ!コリコリとしたキクラゲを箸休めに戴きました。



 半分に切った煮卵。醤油が沁みた固茹でで、これはホントにおいしい!トッピング・メニューがあれば、絶対に頼む逸品でした。




 という訳で、スープまで飲み干してしまいました。普段は血圧を憂慮して残しますが、この「幻の店」の逸品の誘惑には勝てませんデシタ(笑)!

 皆様も、チャンスがあれば是非訪れてみて下さい。
 きっと、また行きたくなると思いますヨ!


みち丸

埼玉県加須市麦倉1700-8
0280-62-4366







Posted at 2023/04/02 07:42:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 熊本ラーメン | グルメ/料理

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何シテル?   09/28 15:34
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