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2023年10月29日 イイね!

桂花ラーメン末広店 (東京都新宿区)

桂花ラーメン末広店 (東京都新宿区) 昨日10月28日、土曜日。
 休日にもかかわらず、久し振りに新宿を訪れました。
 目的は、62歳10か月にしての「通学」。10時から18時30分まで、50分のランチタイムを挟み70分の授業が午前2コマ、午後4コマと、結構なハードスタディ。これからおよそ半年間、毎週土曜日に通います。

 そんなお昼に、こちらを訪れました。



 熊本ラーメンの名店、桂花。
 東京には、新宿、渋谷、池袋にお店があります。うち新宿には3店。東口のアルタ裏の2店には時々訪れていましたが、3丁目の末広亭至近のこちらは、おそらくウン十年ぶり。学校の開講日、迷わず至近のこちらに向かいました。

 お店の前には、こんなメニュー看板が。一番人気の太肉麺は1150円。随分と高くなりましたが、円安・株安で「増税」ばかりの現代にあっては仕方がないのでしょう…。



 休日の新宿には多くの外国人観光客が。
 こちらの店内でも、家族連れが舌鼓を打っていました。



 やがて運ばれて来ました。
 太肉麺(1150円)にネギのトッピング(100円)。

 「いただーきまーす!」



 相変わらず太くて硬い麺。これをマー油タップリのスープからズルズル啜ると、口の中はたちまちワンダーランド!この味、学生時代からずっと虜のまま…。

 こちらを訪れて堪能するたびに思い出すのが、学生時代のポン友、Kクン。

 お互いに酒好き、音楽好き、読書好き。教室で東池袋大勝軒のハナシをしていたら「オレも連れて行ってくれ!」と言われたのがきっかけで、いつの間にか「呑み友達」に。週に一、二度は酌み交わしていました。やがて同類項の「阿保」たちが集まって来ました。飯田橋や新宿のお店に行くことが多かったのですが、新宿の場合、必ず締めに訪れたのがこちらの末広店でした。ちなみに彼は東池袋大勝軒に魅せられたあまり、常盤平の実家を出て江戸川橋にアパートを借りてしまいました(笑)!

 そんな彼でしたが、卒業後に某有名出版社に入社。ボクが地方の営業所勤務から5年後、本社の宣伝部に赴任すると、既に「顔」だったゴールデン街の行きつけに連れて行ってくれました。お互いに昼夜を分かたぬ仕事。22時過ぎに待ち合わせたことも頻繁。たまに23時頃に店を出ると、決まってこちらを訪れました。大勝軒と同じ、丼に顔を突っ込んで、最後の一滴まで飲み干していましたっけ…。ところが激務と酒、たばこで体を壊し、齢50で彼岸へ旅立ってしまいました。

 …少し、若かりし頃を思い出してしまいました。
 還暦を過ぎると、当時がデフォルメされると自覚しております。
 同世代の方は、きっとモニターの前で頷かれているように思います。



 …トロットロの「太肉(ターロー)」!
 これだけ食べても充分おいしいけれど、豚骨スープと浮かんだマー油を纏うと、もう絶妙の美味!…ヤメラレマセン(笑)!



 半切りの茹で玉子。
 …モット、ホシイ(笑)!



 本当は全部飲み干したかったのですが、来月の健康診断が過り、ストップ。
 
 毎回、γと血圧の欄に、マーカーが引かれます。
 嘗て元妻を亡くした影響で40代に歯肉癌を患いましたが、今のところマーカーはそれ以上増えてはいません。



 末広店の太肉麺を堪能し、学校に戻りました。
 
 一時は「ヒビリまくって!」いましたが、62歳10か月の今。

 石川達三、「48歳の抵抗」。

 吉行淳之介、「札幌夫人」。

 若かりし頃に読んだ小説。
 当時は「マッタク!」分かりませんでしたが、頷ける歳になりました。

 還暦過ぎの男寡ですが、まだ「次」を目指します。
 50で亡くなったポン友と足繁く通ったラーメン屋さん。
 
 
 
 

 安西先生の言葉



 「ダンコたる決意」が、











 やっと出来ました。








 



 
Posted at 2023/10/29 16:08:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 熊本ラーメン | 日記
2023年10月15日 イイね!

箱根ガラスの森美術館(神奈川県足柄下郡箱根町)

箱根ガラスの森美術館(神奈川県足柄下郡箱根町) 昨日14日、土曜日。
 ロードスターに彼女を乗せ、箱根ガラスの森美術館を訪れました。彼女が大好きなのが、ガラス製品。照明や食器、アクセサリーなど、実に様々な物を蒐集しています。誕生日が近くなり、何処へ行きたいかを問うと、即こちらと言われました。



 入場料を支払い、中庭へ。
 ご覧のように、メルヘンチックな世界が広がります。
 橋上のカーテン状のもの、船上の風船、島の樹木、全てガラス製!
 とてつもない手間とお金が掛かっています。
 男性のボクでも、これには驚きました。



 屋内の展示スペースに入ります。
 この葡萄の木、勿論すべてガラス製。



 仄かで暖かな光。



 マスカットのランプ。



 こんな素晴らしいデスクがありました。
 …おっと、コレは木製デス(笑)!



 実に多彩で沢山のガラス製品が展示されています。多くはヴェネチアやボヘミヤの、18世紀から19世紀の製品でした。少しご紹介します。
 このワインカラー、見る者の心に温かさが広がります。



 蓋付きのゴブレット。
 長い脚と金の装飾が印象的です。



 クリスタルコンポートとありますが、上部の器部分は何と水晶製!この大きさから察すると、かなり巨大な水晶六角柱から削り出し、手間と時間を掛けて磨き上げたはず!こんな贅を尽くした製品を発注出来たのは、王侯貴族に違いありません。



 ボクが最も気に入ったのがこちら。
 脚は繊細なリアリズムの、鷹の爪!!





 ドーム状の天井には、ルネッサンス期の教会建築を模したような絵が描かれています。長野県上田市の「無言館」を彷彿させられました。



 ケンタウロスのようなシルエットですが、何処か「お茶目」な印象。



 デカンターとグラスのセット。
 家にこんな物があれば、お酒がどんどん進んでしまいそう!





 ピエロがいました。
 とってもキュートな表情。



 さて、今日の目的はこちら。



 誕生日の記念品を彼女が選んでいる間、ひとりでお店を見て廻りました。

「オッ、このグラス、イイ!」

 と思いましたが、



 ふと横を見ると、更にステキなものが!
 2つセットで欲しくなりましたが、値段を見て即座に諦めました(笑)!

 彼女はガラス製の花とクリスタルのペンダントを選びました。
 ボクは自分用に、こんなモノを買いました。



 猫の「クィンテット」!
 ヴォーカル、サックス、ヴァイオリン、アコーディオン、ドラム。
 ピアノがなく、アコーディオンを選びました。
 コントラバス(ベース)を選んだつもりでしたが、帰宅して開けたらヴァイオリンでした(笑)。

 正直、女性向けの場所でしたが、男性のボクでも充分楽しめました。
 彼女は終始、ご機嫌!

 クルマやバイクに没頭するあまり、普段、奥様や彼女からブーブー言われている方には、絶対にお薦めの場所。ここに連れて行ってあげれば、間違いなく株が上がります(実体験)!暫くはご機嫌が続くと思います。


箱根ガラスの森美術館

神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
0460-86-3111 
10:00-17:30 無休
Posted at 2023/10/15 12:17:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 旅行/地域
2023年10月08日 イイね!

アサヒペンタックスS3

アサヒペンタックスS3 昨日10日7日、土曜日。
 相変わらず休日はホームの母を訪ね、それ以外の時間は自宅の片づけとセルフリフォームを続けています。
 旧い本棚をリビングに移したので、自室の押し入れに仕舞ったままの本を収めたつもりでいたダンボール箱を開けました。すると、こんな物が出て来ました。



 蒸気機関車の写真集ばかりを重ねて納めた上に、レンズを上に向けて鎮座していました。この箱は、ほぼ40年間、開けたことはありません。ガムテープ等で封をしていなかったこともあり、長い間に蓋の隙間から侵入した埃にまみれています。
 一階のリビングに運び、テーブル上でこの写真を撮りましたが、御覧の通り、かなり「バッチイ」状態…。このままでは写真をアップするのが憚られたため、簡単に掃除をしました。



 昔のカメラは各所に凹凸があり、とても簡単にはキレイになりませんが、まあまあ見れる程度になりました。ペンタプリズムなどアルミ部分は、ピカールで軽く磨きました。



 製造番号の下に「S3」の刻印が施されています。
 アサヒペンタックスのS3、発売は1961年。ボクより1歳年下。

 このカメラは、小学4年生の頃、ボクのもとにやって来ました。
 当時、東京の下町のガキンチョ達の間でブームだったのが「鉄道」。鉄道100年が迫っていたこと、蒸気機関車の淘汰が進み、空前のブームになっていたこと、ディスカバー・ジャパンのコピーで、当時の国鉄が鉄道旅をアピールしていたこと等、複数の要因がありました。

 ボクはカメラを持っておらず、親父に毎日のように強請っていました。
 数か月したある日、「ホレッ!」と手渡されました。何でも、御徒町の中古カメラ店で買って来た、と言っていました。おそらく、母から貰う小遣を貯めて買ってくれたのだと思います。ただ、当時から程度は「中の下」程度でしたが、仲の良かったK君がペンタックスの最新モデル、SPを持っていたので、何だか天にも昇る気かしました。ところが、彼のSPにあるメーター(露出計)が装備されていないことに、直ぐに気付きました。その他にも、枚数カウンターが自動でリセットされない手動式だったり、やはり一時代前のモデルでした。でも、これを首から提げて廃止直前の都電を撮影したり、夏休みに一週間限定で運転された「SL黒姫号」の撮影に、K君と長野まで出掛けたものでした。

 全くカメラの初心者だったボクは、最初は失敗の連続。撮ったはいいものの、果たして現像に出すと「マックロ」ばかり…。仕方なく、これまた親父に強請り、露出計を買って貰いました。これを契機に、少しずつシャッタースピードと絞りの相関関係を理解して行きましたっけ…。



 シャッタースピードは、最速1/1000。動体を撮るには充分なスペック。



 少し磨いたペンタプリズム。
 昔の製品は、機械美に満ちています。



 レンズはスーパータクマーの55ミリF1.8。旭光学で最もオーソドックスなもの。ネットを見ると「空の青や木々の緑が、少し褪せて映る」との評価がありましたが、高価なカラーフィルムを使ったことは殆どなく、そういうものなのか、と思いました(笑)!

 あちこち弄りましたが、シャッターは下りず、レンズとフィルターは固着して外せません。最後に使ったのが何時だったか覚えていません。フィルムの巻き上げバネがおかしくなったのをきっかけに、使わなくなったのでした。

 掃除をしながら、懐かしい少年時代を思い出しました。
 もう動かないけれど、細部まで綺麗に掃除をし、ケビントに入れてあげようと思います。






 
Posted at 2023/10/08 15:05:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2023年10月01日 イイね!

かんづくり荘 (東京都西多摩郡檜原村)

かんづくり荘 (東京都西多摩郡檜原村) 先週23日。
 山のふるさと村で旧いオート三輪を見学した後。
 奥多摩から五日市に抜ける途中、お昼ごはんのため、こちらに寄りました。



 五日市に向かう急峻な下り坂、都道206号線沿いに佇む立派な茅葺は、大変に目を惹きます。ボクは年に2、3度は通過していますが、訪れるのは初めて。理由は駐車場。5、6台分しかなく、お昼時はいつも満車だったのでした。この日は秋分の日。秋の奥多摩は多くのクルマやバイクが溢れますが、生憎の天候。最高点付近は雨と霧が酷く、秋の祝日とは思えないほど、ひっそりとしていました。
 駐車場にクルマは1台だけ。直ちに入りました。



 暖簾。何だかホッコリしました。



 潜り足を踏み入れれば、そこは古民家の玄関!
 L字型の上がり框に心が躍ります。
 靴を脱いで上がります。


 
 玄関脇には薪ストーブ。
 東京都ですが、山間の此の地は冬は厳しい寒さなのだとか…。



 店内の玄関側は椅子席が並びます。
 奥の縁側横には座卓席。
 既に一組の先客がいらっしゃいましたが、座卓で舌鼓を打っていました。
 ボクたちも迷わず、座卓にしました。
 こんな古民家に椅子席を沢山用意しているのは、ハイキング途中に立ち寄る方が多いからではと、勝手に想像しました。



 歴史を感じさせる、立派な神棚が。



 臍を切り組み上げた梁と柱。



 建物の歴史と由縁を記した、立派な毛筆の額。
 建築は元文年間、昭和から遡ると250年!



 障子で仕切られた縁側にも、席がありました。







 メニューです。
 冷たいお蕎麦が中心。
 ボクはとろろそばの大盛にしました。

 メニューの最後には、この建築に関する蘊蓄が。
 11月から2月には陽が当たらず寒さが厳しいこと、筋交いがなく現代の建築基準法では絶対に許可が下りないこと、屋根には何代もムササビが棲み共存している、等々…。お蕎麦が出て来るまでのひととき、興味深く読みました。



 さて、食事が運ばれて来ました。
 ウン、見るからに「オイシソー」!



 大盛りにしましたので、お蕎麦は結構なヴォリューム。
 上には生地が少し載っています。
 埼玉の武蔵野うどんにも同様のものが載りますが、うどんの世界ではこれを「いったんもめん」と呼ぶと聞いたことがあります。



 そばつゆです。
 そのまま味わってみましたが、塩分が高く結構濃い味わい。山葵と薬味、七味を入れ、



 少しずつとろろを入れては、蕎麦を絡ませて食べました。
 とろろと濃いつゆの組み合わせで、味はベストポイントに導かれました。ズルズルと音をたてて啜り、固目の茹で加減を噛んで楽しみました。うん、おいしい!



 付け合わせの煮物です。
 ちくわ、大根、じゃがいも。
 おでんのような材料ですが、味付けは薄く上品なものでした。



 あっと言う間に平らげてしまいました。

 山間で味わう素朴なお蕎麦、いいものです。
 この日はクルマやバイクの音が聞こえず、マイナスイオンに全身を包まれました。そんな処で背後を流れる川音を伴奏に「ズル、ズル…」。また来ようと決めました。

かんづくり荘

東京都西多摩郡檜原村数馬2411

042-598-6063
11:30-15:00 木休

 前述のように駐車場が狭いので、ツーリングなどで多数で訪れるのは難しいと思います。1台か2台で、お友達やご家族で行くのがお薦めです。
 また、民宿としても営業しています。ただ、冬季の寒さは厳しいと思います。




 
 
Posted at 2023/10/01 09:06:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 蕎麦・饂飩 | グルメ/料理

プロフィール

「お知らせ http://cvw.jp/b/2970161/46422054/
何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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