ここのところレンジがとても良い子にしてるので(というか乗ってない、笑)、ネタがありません(^^;
で、またまた動画です♪
今夜は古い戦争映画ですが私の大好きな2本を・・・(^^)
1本は「トラトラトラ!」
言わずと知れた大東亜戦争での対米戦の緒戦となった真珠湾攻撃を描いた映画です。
「トラトラトラ」は「ワレ奇襲ニ成功セリ」の暗号として、開戦決定を知らせる「ニイタカヤマノボレ」とともに有名な暗号です。
映画の出来としては、いま観ても「本物」の航空機や艦船を使った戦闘シーンは圧巻!の一言です。機動部隊のシーンなど一部ミニチュアを使ったものもありますが、今どきの何でもCGというのと違ってリアリティがあります♪
零戦や99艦爆、97艦攻もよく似た米機を改造してかなり似せてあり、CGでなく本物の編隊飛行シーンや飛行場の爆撃シーンを見ると、よくこれだけ集めたなぁ!と素直に感動します。
2001年に「パールハーバー」としてリバイバルされたものを私も観ましたが、CGも考証もストーリーもイマイチでこちらはハッキリ言って「駄作」でした。逆に全編実写の「トラトラトラ!」の迫力に改めて感動してしまいます♪
以下余談ですが(笑)。
近年の歴史資料の公開などから、日本の真珠湾攻撃計画は早い段階から米国に察知されていたものの、当時モンロー主義と呼ばれた対外不戦主義を公約して大統領になったルーズベルトが、チャーチル英首相との密約でナチスドイツが席捲しつつあるヨーロッパ戦線に米国が参戦する為の「口実」として日本にわざと「先制攻撃」させ、米国民にいわゆる「リメンバー・パールハーバー」といった言葉で戦意高揚と開戦の世論を作るために巧妙に仕組まれた謀略であったことが分かりつつあります。
もっとも、真珠湾攻撃での甚大な被害は米側の予想をはるかに上回ったものだったようで、日本海軍が航空兵器の優位性を示したことでこの後米海軍が空母を大量に建造しミッドウェー海戦以降、米軍の空母機動部隊を中心とした圧倒的な航空兵力の物量の前に日本軍が苦しめられる事になるのはなんとも皮肉なことです。

(画像は真珠湾攻撃で爆沈した戦艦アリゾナ)
いずれにしても、当時の日本としても国家の生存権を賭けて開戦やむなしの世論が圧倒的でしたから、どのみち対米戦は避けられない状況だったとは思いますが。開戦後しばらく日本軍は破竹の勢いで勝利し続け、東南アジア地域から連合軍を駆逐することに成功するものの、戦局は開戦前に山本五十六が看破したままの展開で推移し、圧倒的な物量を誇る米軍の前に日本軍はジリ貧となり悲惨な終戦を迎えます。
歴史に「If」は禁句ですが、開戦前には緒戦の攻撃目標くらいしか作戦計画の無かった日本軍としては、シンガポールで英軍を降伏させ、フィリピンからマッカーサーを追い落とした時点で何らかの講和に持ち込めれば、あるいは現在に続く歴史は変わっていたかも知れませんね・・・。
余談の余談として(^^;
「マレーの虎」として開戦当初勇名を馳せた陸軍大将山下奉文が戦後すぐに戦犯としてマニラで処刑されたときの遺言を、現代の日本人はどれだけ知っているでしょうか?昨今の世相や子供の教育や躾のニュースを見聞きする度に、彼の遺した言葉の意味をもう一度噛み締めないといけない気がします。
『刑場におもむく車の中で、同伴していた僧籍の森田覚中尉にかたった言葉。
「ご遺言は?」
「人間の性根は学校に通う前に、わが家の母の教育で作られる。自分の遺言は、婦人の教養を高めて、よい母を作ること!これを祖国に望むだけだと伝えてくれ」 』
と・・・。
私も2人の娘の親として肝に銘じなければと反省しきりですが・・・(苦笑)。
続いて、「トラトラトラ!」とは全く趣が異なりますが、娯楽映画としての戦争モノでは個人的に最高傑作の1本だと思っているスティーブン・スピルバーグ唯一(?)のコメディ映画「1941」。
オープニングで「ジョーズ」のパロディをしてたりとなんともハチャメチャなコメディ映画で、興行的には失敗した映画として決して評価は高くないですが、「ブルースブラザーズ」のジョン・ベルーシはじめドラキュラ役が余りにも有名なクリストファー・リーや、チョイ役でミッキー・ロークが出てたり日本からも三船敏郎が出演してたりと、キャストが何とも豪華です♪
ストーリーは、大戦中に実際に何度か行われた日本海軍のイ号潜水艦による米本土攻撃をモデルにしていて、時代考証もなかなか正確のようでコメディだからと手抜きをしないのは、さすがスピルバーグと言ったところでしょうか(笑)
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歴史・ミリねた | 日記
Posted at
2008/11/19 02:52:15