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映画「この世界の片隅に」、観ました♪



淡々とした物語。

それが戦前、戦中、戦後の激動の時代というところに凄みを感じます。

時代の波にあらがうでもなく、ながされるでもなく、ただ、淡々と・・・。

でも、それが庶民の暮らしというものなのでしょうね・・・。

アクションに連載されていた原作は、当時はあまり真面目に読んでいませんでしたが、まさか映像化されて、まさかこんなに評価される作品となっていたとは♪

私のルーツ広島の言葉の響きが優しく懐かしく、 石垣で幾重にも組んだ畑地や路地なんて、本家のある故郷の集落の風景そのもので、それが戦中にあっても何気ない日常として描かれているのが逆に切なく、祖母や市内に住んでいた親戚から聞いていた当時の暮らしぶり、空襲やピカドンとその後の惨禍の描写が、まるでデジャヴのように感じられました。

いや、もう本当に当時の暮らしぶりが細かいところまで原作に忠実に緻密に描かれていて、戦時中の日常、世相を知ることが出来る第一級の資料ともいえる作品に仕上がっています。

映画を見終わって、今の世の暮らしは後世の人から見て共感、感動を呼び覚ますことが出来るのか、ちょっと不安を感じたり・・・(笑)



それにしても、アニメで動く軍艦大和の精細な描写は、この作品が初めてかも？w