2017年11月10日
「ブレードランナー2049」、2回目の鑑賞です♪
今回は高校2年生の娘と観て来ました。
前作の公開時、私は高校2年生でしたが、まさか続編を当時の私と同じ高2の娘と観ることになるとは、なんとも不思議な気持ちです(笑)。
まずは1回目の鑑賞時の感想。
前作「ブレードランナー」を公開時に観たとき、レイチェルのまさにマネキンのような「造られた美しさ」は、当時高校生の若造には余りにも衝撃的でした♪(笑)
そのレイチェルに続編「ブレードランナー2049」でまた逢えたことに感動しました♪(ただ、瞳の色が違うからって、あれはヒドイw)
映像も、映画というよりアートのように美しく、前作同様に混沌と退廃の未来世界をうまく表現しています。
にしても、前作以上の「日本推し」には笑えましたw
音楽もヴァンゲリスの世界観を踏襲した感じで、違和感無く「ブレードランナー」の世界に没入出来ました。
ストーリーにも大満足。
原作もですが、嘘と本当が入り雑じり、何が真実か考えさせられる展開は、一回観ただけでは咀嚼出来そうにありません(笑)。
ラストシーンは、前作のラストと重なりゾワッときました。
ただ、もし仮にまた続編が作られるとしたら、安易に「人間対レプリ」の戦争めいたストーリーは止めて欲しいですね。
それでは「ターミネーター」や「猿の惑星」みたいになってしまいそう。
そして、VRのジョイがとにかく可愛い!www
作品の中での役割というか立ち位置が、コミック「ディメンションW」のミラと被りましたがw
そして2回目の鑑賞時の感想。
2回目ということで、ストーリーも分かっていたし2時間40分の長丁場ですから、途中で気が抜けるかなと思いましたが、逆なことに時間の長さをまったく感じず、1回目の時よりも集中して観れました。
1回目の時は、変に先入観を持つのが嫌で、敢えて事前情報をほとんど仕入れないで観たのですが、今回は公式サイトのショートムービーもしっかり観てから臨んだお陰で、前作の設定である2019年から今作の2049年の間に起きた「大停電」の背景も理解出来たので、より一層「2049」のストーリーにのめり込むことが出来ました♪
やはり、この作品は前作「ブレードランナー」を観ていないと分からない内容ですし、公式サイトのショートムービーも観てからの方がより楽しめるでしょうね♪
で、一緒に観た娘の感想はというと、「今年で一番面白い映画だった」そうな(笑)。
娘もこれまで私が何度も家で前作を観ているのを横で見てきましたので、前作の映像の凄さ、ストーリーやツボは良く知っておりました。彼女にとっても、この「2049」は正当な続編という印象だったようです。
そしてなにより私が彼女に聞きたかったのが、この「2049」の未来感でしたw
前作が公開された1982年、高2だった私にとっても「ブレードランナー」は異質な印象で、当時はスターウォーズやエイリアンと言ったSF映画や、ガンダムと言ったSFロボットアニメ全盛の頃でしたから、「ブレードランナー」に出てくるスピナーやブラスター、レプリカントという名の人造人間といったアイテムそのものは特に目新しいものではありませんでしたが、世界観、映像の見せ方がそれまで見ていた作品群とは全く違っていたことが衝撃的でした。
そんな衝撃を、「2049」を観たイマドキの女子高生が受けるのか?(笑)という興味がありましたw
身近に未来的な物は何も無く、せいぜいファミコンぐらいで(笑)、すべて映画やテレビの中の絵空事だった私の高2の頃と違い、同じ高2でもネットやスマホを使いこなし、ずいぶんと近未来的な暮らしが当たり前の今の高2からすると、「2049」の描く未来はどうなのか?
娘に言わせると、VRのジョイのようなアイテムはもうすぐそこにあるような感じのようで、ストーリーを別とすればSF的な未来感はそれほどでもなかったようでした(苦笑)。
ただ、前作でゾーラが身に付けていた透明ビニールコートに似た服をジョイが着ていたのを見て、「こんなところにも前作のオマージュが!」みたいに、前作をリスペクトしながらストーリーを繋げているところに感心しておりました♪
最後に、一つだけ注文をつけるなら、「2049」のエンドロールで再びヴァンゲリスの曲を使ってくれてたら最高だったかな(笑)。
Posted at 2017/11/10 03:43:53 | |
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