(読書と言っても漫画仕立てですが~www)
え~~、終戦記念日ということで、最近発売された小林よしのりの「天皇論」を読んでみました。
彼の著書は過去にも「戦争論1~3」、「靖国論」等を読んでなかなか読み応えがあったので、この「天皇論」もさぞかし、と期待して読みましたが、やはり読むのがしんどいくらいに濃かったです(笑)。
小林よしのりと言えば昔は「東大一直線」なんてとんでもない漫画を書いていたことでも有名ですし(笑)、最近では一連の「ゴーマニズム宣言」で随分と敵を作っているのだとか・・・(苦笑)。
かなりはっきりと好悪の分かれる本ではありますが、一度読んでみることをオススメする作品群でもあります(^^;
この「天皇論」。稚拙な私の脳力と表現力ではまともに内容をお伝え出来ませんが是非一読されることをオススメいたします(笑)。
で、よくマスコミの表現として見る「戦前の天皇は現人神として神だった。終戦後の人間宣言で人間になった」というフレーズに長年違和感を感じておりました。
天皇が人間になった??元から人間でしょ?
私の亡くなった祖父母も「天皇さん」と親しみと畏敬の念を込めて呼んでいたようですし「やんごとなき人」、「カミ」として有り難がってはいましたが、天皇が自分達と同じ人間であることは周知の事実として「神=ゴッド」のように崇拝はしていなかったように記憶しています。また満州で兵隊にとられていた祖父は軍隊でも天皇は神扱いしていなかった旨を言っていたように記憶しています。
なので「天皇=ゴッド」という図式に違和感を持っていたのですが、この「天皇論」を読んでそのあたりのわだかまりが解けたような気がしました♪
今度の衆院選は大荒れになりそうですし、民主党が靖国神社とは別の戦没者追悼施設を作るとか言い出してますが、実際にあの場所に行ってみると、そうした世俗の喧噪を持ち込む場所では断じて無いと思いますし、皇家は日本人にとって水や空気があるのが自然と感じるのと同様に制度云々ではなくただ神話の時代から「在る」という「カミ」なのだということを、今一度見つめ直すべきなのではと感じます。
それは決して天皇の為ではなくて私たち日本人の心の問題なのだと、8月15日に靖国に行ってみて、この「天皇論」を読んでみて感じました。
Posted at 2009/08/16 02:41:51 | |
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