先日、川上牧丘林道(※1)を長野県川上村側からXJで走った際、車で通れる林道としては日本一の標高(2,360m)を誇る大弛峠手前あたりの、勾配のきつくなるガレ場で初めてトランスファーを4Loに入れてみました♪
以前、埼玉は奥秩父から長野県川上村に抜ける中津川林道(※2)の入口までXJで訪れた時は、未舗装路ながらも二駆(FR)のままで十分でしたが、ここでは二駆だと尻振るし(笑)、4Hiだと荒れた路面で跳ねてしまいしんどそうだったので、4Loに入れたら極低速からモリモリのパワーでまるで別人でした!(遅いけど!w)
XJチェロキーの四駆システムは「セレックトラック」と呼ばれるもので(詳しい説明は出来ませんw)、普段はFRの二輪駆動でトランスファーレバーを切り替えることでパートタイム式四輪駆動のハイレンジとローレンジ、フルタイム式四輪駆動(ハイレンジのみ)と、4つの駆動方式を選べるものです。
自分がXJに乗るようになって一番便利に感じているのは、セレックトラックの最大の特徴らしい二駆と四駆の切り替えが走りながらでも出来る点です。
しかも80km/h以下なら2WD⇔4WDが自在に変えられちゃうのです!
この便利さは正直、実際に乗るようになるまで知りませんでした(笑)。
この冬に積雪状態となった東北地方の一般道、高速道を走った時も、路面が雪となれば走りながら直結四駆またはフルタイム四駆に切り替え、雪が無くなれば二駆に切り替えることが出来、スピードを落としたり止まったりすることなくスムースに路面状況に対応出来るのには感動しました♪(笑)
似たような四駆システムはパジェロが採用してたんだっけかな?
私の四駆歴ではいま乗っているXJの他は三菱ジープ、ジムニーのパートタイム式と、LRのフルタイム式、日産エクストレイルの電子制御式しか経験がありません。
三菱ジープ、ジムニーはHiLoのトランスファーで、フロントハブロックと相まって如何にも「四駆」でしたが、「儀式」も要るし走りながらの切り替えは苦手でしたね(笑)。
あ、「オートフリーハブ」の経験はありませんwww
LRのディフェンダー110、クラシックレンジはともにフルタイム式なので二駆⇔四駆の切り替えの必要はなく、HiLoのトランスファーでシチュエーションに合わせた走り方が出来ましたね♪
そして最新の電子制御式四駆システム(オールモード4×4)のエクストレイルは、トランスファーは最早無くなり、二駆⇔四駆の切り替えは走りながらと言う点はXJ同様でも、さらに進化して機械式レバーではなく電子制御らしくダイヤルをひねるだけで出来ます。
四駆モードでは四輪のトルク配分を自動制御するオートモードか前後トルク配分を50:50に固定するロックモードが選べるものの、ロックモードにしていても車速が50km/h(だったかな?)を超えると勝手にオートモードに変わってしまうのが嫌でした。
オートモードが使えるものならまだ良かったのですが、路面状況の変化にワンテンポ遅れて反応するオートモードのおかしな挙動で実際に怖い思いをした自分としては信用出来ませんでしたね~。
巷の声を聞くとオートモードで十分という意見が多いようですが、路面状況に応じてロックモードにしていたいのに、スピードがのると勝手に解除されることも大いに不満でした。
せめて80km/hで解除なら分かるのですけど、他の車が雪道でもバンバン飛ばすなか50キロも出すと解除されてしまうのは、アナログと言われようとやはり機械式四駆システムの方が信用出来るし安心だという思いが強くなり、結局エクストレイルを降りる一番の理由となってしまったのでした。
こうしていまXJに乗るようになり、雪道ではなく初の本格的林道を走ってみて、荒れたダートの合間に現れるコンクリート舗装でさっと二駆に切り替えたり、またダートに戻ったらスピードを維持したまま四駆に出来るXJチェロキーのセレックトラックというのは、自分的にはある意味理想の四駆システムに思えてしまいます♪(笑)
※1 これは山梨県側の名称で、長野県側は「川上村営林道村道秋山川端下線」。
※2 現在の埼玉県側の名称は「秩父市道大滝幹線17号線」。2021年6月現在、埼玉県側は通行止め。ただし長野県側から三国峠までは通行可能らしい(?w)
Posted at 2021/06/23 01:00:03 | |
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チェロキー | 日記