16nightsのブログ一覧

最近、「同志少女よ敵を撃て」以来戦記物や戦争文学にはまってる我が家の次女っ子。

下地はありました。ガルパンファンになり小林源文の黒騎士シリーズやペリリューのコミックをむさぼり読み、松本零士の戦場シリーズを名作とのたまっていましたが(笑)、ついに70年前の吉田満著「戦艦大和の最期」を読みたいと言い出しました。

現代のJKには難しいであろう70年前のカタカナ混じりの文語体、旧字体もなんとか読みこなし読み進めているようです。

100年も経たずに言葉とは、時代とともにこんなに変わるものかと素直に感じ入っておりました。

読了したら、先に読んだ記録文学の金字塔である吉村昭著「戦艦武蔵」の、建造から激戦のなかシブヤン海に没するまでをひたすら感情を排し淡々と描いた作品と、若干のフィクションを混じえながらも感情豊かに、ときに感傷的な描写を格調高い文語体で描き切った戦争文学の金字塔の「戦艦大和の最期」の、それぞれ受け取り方が異なるであろう感想を聞いてみたいものです。

小学生の頃は切り絵に夢中になり、建造中の大和の写真を何気なく素材のひとつにしていましたが、この本を読めば大和に対する印象も変わるでしょうね。

ようやく晩ごはん♪(笑)