紀伊半島を縦断して熊野へ

みなさん、G.W.は如何お過ごしでしたか？

私のところは、息子が孫たちを連れて泊まりに来たり、娘一家の方へはこちらから訪問したりで、孫たちにエネルギーをすっかり吸い取られた一週間でした。

また、知人が知床観光船の行方不明者に含まれていることがはっきりし、悶々とした日々を送っていました。

今を遡ること19年前。
息子と二人で知床観光船に乗ったことがあるのですが、少しでも揺れないようにと一番大きな船である「おーろら」を選んだのですが、知人は危ない船に乗ってしまったようです。

しかし、いつまでも落ち込んでいてはいけないと思い、久しぶりに遠出して思いっきりオープン走行を味わうことにしました。

時は８日の日曜日。
皆さん自宅でゆっくり休養し、G.W.の疲れを癒やされているのでどこも空いているだろうと推測しました。

気合を入れるべく、リポビタンDを飲んで６時に自宅を出発。
いつものように今里筋を南下し、国道25号を経由して長原ICから近畿道に乗ります。

日曜の早朝とあって、想像以上に道はガラガラ。

香芝SAのコンビニでパンとコーヒーを調達して手早く朝食を済ませ、すぐさま出発。



いつもの針テラスでトイレ休憩しましたが、まあまあの混雑状況でした。

幌を開け、大宇陀を経由して国道169を目指しますが、朝のうちは結構気温が低く、ウィンドブレーカーを着用。

キャップを目深に被るのですが、太陽の高度が低いので、眩しくて仕方ありません。

寄る年並みでトイレが近いので、道の駅で用を足しながら先を急ぎますが、どうも記憶にあるよりも国道169号が狭くてクネクネと感じ、あまり楽しくありません。

最近どうも、朝のうちは調子がなかなか出ないこともあるのでしょうが、後続車やバイクを先に行かせながら、ゆっくりと走ります。



道の駅「吉野路上北山」は、随分と久しぶりです。

Ｃ５で同じコースを走った９年前のG.W.以来ですが、同じアングルで写真を撮ってみました。
もうあれから10年近くも経つのですねえ。
時が経つのは早いものです。



やがて到着したのは、第一の目的地、熊野の景勝地「鬼ヶ城」です。
10時半に着きましたので、4時間半もかかってしまいました。

いつもは素通りしていたので、初訪問です。

鬼ヶ城センター手前の無料駐車場へ車を停めたのですが、観光バスまで来ており、ここはなかなかの観光地なんですね。



さっそく海岸線遊歩道へと向かいましたが、岩の上に浮いた砂で滑りやすく、年寄りは転けて骨折でもしたら大変なので、しっかりと手摺りをつかみながら慎重に進みます。



ものの数分で到着したのが、千畳敷。
いやあ、なかなかの絶景、奇岩ですねえ。



ここから先に遊歩道がずっと続いているのですが、先を急ぎますので、ここで引き返します。



ちょっとまだ時間が早いのですが、お腹がすっかり空いているので、11時の開店を待って鬼ヶ城センターの２階にある「リストランテ・マリーナ」へ。

注文したのは、一番人気だという「熊野鯛とマグロの紅白丼」です。



さて、腹ごしらえを済ませ、新宮へと向かいます。

太平洋の波が押し寄せる七里御浜を左手に眺めながらの道中ですが、いやあ、暑い暑い。
温度計は27℃を示しており、陽射しも強い強い。

９年前のブログを読み返してみると、
「それにしても快晴の天気。絶好のドライブ日和。
太陽はサンサンと降り注ぎ、オープンカーにでも乗りたい気分。」
と書いているのですが、実際にオープンカーに乗ってみると、これはもう暑さの限界です。



七里御浜公園で記念撮影をした後、新宮で国道168号へと右折し、再び山中へと分け入ります。

これもまた９年前と同じ場所で撮影してみたのですが、熊野川は本当に広くて立派な川です。



さて、やがて到着したのが、第二の目的地、わたらせ温泉の大露天風呂です。

もう何回目でしょうかね、10回以上は日帰りで来ているはずです。



さっそく服を脱いで露天風呂の奥へと進みますが、なんということでしょう、先客はゼロ、つまり貸切状態です。


※写真はHPから借用しました。

いつもの「五の湯（低温）」に首まで浸かり、ほっとため息をつきます。

いやあ、いつ来ても最高ですね、この解放感。

ぬる湯なのでいつまでも浸かれるのですが、いつでしたか、長湯をしすぎてのぼせたことがあるので、ほどほどで切り上げます。

さて、ナビの行き先を自宅にセットし、帰路につきます。

いつものことですが、この頃になるとようやく調子が出て来るようで、中辺路を過ぎて県道198号に入ってエンジンをブン回せるようになると、人馬一体感がやっと出てきたようです。

ただ、RX-8やBMWなどに比べるとどうしても車体が緩く、フロアもなんとなく捻れる感触がしますので、やはりブンブン飛ばすよりもオープンを楽しむ車なんでしょう。

信号も無く、曲率の強くない地方道をゆったりと流すのが、一番気持ち良いですね。



道の駅「水の郷日高川龍游」でトイレ休憩をしたのですが、バイクの多さに驚きました。
20台以上は停まっていたでしょうか、こんなに沢山のバイクが来ていたのは初めてでした。

途中、特に渋滞もなく、自宅に帰り着いたのは17時半でしたが、ロードスターとは結構すれ違いました。

そのうち３台の方から挨拶をされましたが、車体色はホワイトパールが多かったですね。

昔はソウルレッドクリスタルメタリックが多かったはずなのですが、売れ筋は変わったのでしょうか。
なお、ブルーマイカはゼロでした。

走行距離440km余。
10時間程ハンドルを握っていたのですが、長時間に渡って刺激を受け続けたせいで、何やら身体が痺れてします。

さらに、右の踝が痛み、喉もイガイガ。
顔や腕はすっかり日焼けして、ヒリヒリします。

眠気に耐えきれず、サロンパスを肩に貼って早くにベッドに入ったのですが、目を閉じると厳しいコーナーが次々と目の前に迫って来、ギャップも凄くて車が跳ね飛ばされ、あああ〜っ！と唸っているうちに、気がついたら朝。

お陰で今朝はスッキリと目覚め、こびりついた汚れを取るべく洗車に向かいましたが、ノーズをよく見たら、飛石による小さな傷がありました。
まあ、しゃあない。



さあ、また遠出に行くぞ！