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2012年09月17日 イイね!

2012夏・北海道ツー回顧録#4~ふるさと~

8/11(土)-12:30-日勝峠

まさかの旅先での立ちゴケ。
天はそのショックを察したのか、夕張から先の日勝峠は時折雨が混じるどんより天気。

2点で接地して立っている物体は、倒れるのが自然の摂理!
立っていることの方が不自然なのだ!
オマエは、太陽が昇ることに、リンゴの実が落ちることに、いちいち涙を流すのか!?

そんなワケの分からない理屈で自分を励ます。

とにかく、下を向いて走ったら事故る。顔を上げろ、前を見ろ。
ほら、ライダーたちはみな楽しそうに走っているじゃないか。
とりあえず峠を降りた先の帯広市でうまいモン食って仕切りなおしだな!

そうして引き続き東を目指すのであった。


さて、北海道のごちそうといえば皆さんはどんなのを想像するだろうか?

きっとこんなのを想像されるのではと思う。

では、これから向かう帯広地方のご馳走をガイドブックで見てみよう!



肉、肉、肉ぅ…。


これは…肉食う元気は今は…。
でも、それ以外の選択肢は無さげ。
仕方ない。ジンギスカン定食でも頂こうか。
行き先を帯広の市街地からちょっと外れたところにある「焼肉山荘しぶさん」に決める。

しかし、縮尺の小さな地図に翻弄され、迷子。
しかも帯広市街はちょっと混み気味だったこともあり、時間だけが過ぎてゆく。

午後三時、店探しギブアップ!
北海道名物コンビニのセイコーマートを見つけ、そこでおにぎりを一個買って食した。
なんだか切ないけど、これも旅のイベントのひとつ。
たった100円のおにぎり、だがその味は忘れないぞ!


********
「北海道」と、一口に言っても地域によって特色がかなり異なる。
これから向かう道東地方は「ダイナミック」「広大」といった言葉を体感できる場所。
自身の身を囲むものの無いバイクでは、その感覚が何倍にもなって体感できる気がする。

右を見てははしゃぎ、左を見ては驚き。
立ち止まりたいんだけど、猛スピードで往来する車をうまくやり過ごせる場所が無く、泣く泣く走り続ける。

途中に立ち寄った豊頃町の「はるにれの木」

客観的に表現すれば、「土手沿いのだだっ広い草原に木が2本(※)生えているだけ」。
※奥の木は2本の木が同じ場所に生えているので、正確には3本。

それでも画になるんだ、これが。
そしてココロがガンガン動かされるんだなぁ。
何でだろうなぁ…。

気がつけば結構この場所で草原を眺めて物思いにふけっていた気がする。
ボーっと過ごすのも悪くないが、今は旅の途中。このままだと日が暮れてしまう。
動物もたくさん出てくる北海道だから、暗くなる前に家には着きたいところ。

根っこが生えかけたお尻を地面から引っこ抜いて、さぁもうひと頑張りだ!


午後5時10分、十勝管内の東端、浦幌町を走行中。

夕焼けオレンジ色に染まりだした風景に、心がどんどん洗われていくようだ。
この地を走れた幸せ、忘れない…。




…20分後…




帯広と釧路を隔てるトンネルを抜けて、釧路市音別町

さ、寒いいイイィィィィィ!?
ナナナナナニコレ!?
トンネル一個はさんでコレ!?

海に面した釧路市は霧の発生頻度が高く、夏の平均気温は20度を割るという辺鄙な土地。
それは知っていた。少しの覚悟もあった。
だが、人間が勝手に引いた境界線でこんなにも気候がガラッと変わるとは夢にも思っていなかった。
心の準備が足りなかった自分は、唐突に現れたその霧にあっという間にモチベーションと体温を奪われる羽目になったのである…。


その後、奥歯をガチガチ言わせながら小一時間ほど走り続けて無事に実家に到着。

寒さのせいだろうか、それとも見慣れた地を走った安心感のせいだろうか?
じつは実家周辺の記憶が無いのである(笑)
唯一ある記憶は…ガチガチ震えるわが子を横に、初めてビッグバイクにまたがって興奮していた親父の楽しそうな顔だろうか…。

ひとまず旅はここで前半戦終了。
ゆっくりと体を休めて、後半戦へ備えることにしよう。


現在地:釧路市
この回での走行距離:約210km
総走行距離:約410km

#5に続く!って、ペース遅すぎ…。
Posted at 2012/09/17 00:00:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク | 趣味
2012年09月08日 イイね!

ラブ・ジ・アース ミーティング

普段、バイクを走らせることで迷惑をかけている地球へ、ささやかな恩返しを。
そんなイベントがあります。

ラブ・ジ・アース ミーティングというイベントです。
内容としてはみんなで海岸のゴミ拾いしましょうって内容ですね。
ライダー中心のイベントなので、一般にはあまり知られていないかもしれません。

Love the EarthのHP

来る9/30(日)静岡県牧之原市で開催されるということで、ちょっと行ってみようかなーと考えています。
コペンをオープンにして走る喜びが、CBで走って肌に受けた風が、「地球って素晴らしい!」と教えてくれたから。

**************

ゴミを拾えば化石燃料が回復するわけでも、大気中のCO2が減るわけでもありません。
むしろ化石燃料を消費し、排気ガスを垂れ流してまで静岡にゴミ拾いをしに行こうというのです。
それなら黙って家に籠っていたほうがよっぽど地球には優しいのかも?
偽善だといえばそうかもしれない。

だから、イベントへ行かない。
それもひとつの答えかもしれません。


それでも、自分は行きます。

まず、「自分」がこれから考えるきっかけにしたいから。
海岸のゴミってのは汚れや砂の混入のせいでリサイクルできないそうです。
持って帰ってちゃんとゴミに出せばリサイクルできるかもしれない「資源」が、海岸にあるだけで本当の「ゴミ」となってしまう。
海の無い埼玉に住んでいる自分ですが、海岸にあるゴミは何も海水浴客だけが出すものではなくて。
川から流れ着くもの、わざわざ捨てられに来るもの、海外から流れ着くもの、色々あるでしょう。
それらを自分の目で見て、自分は何を気をつけるべきなのか。
何か取れるアクションは無いのか。
そういうことを考えるきっかけを掴めたらいいなと思うのです。

そして、「誰か」がこれから考えるきっかけにして欲しいから。
ドライブやツーリングで海岸に出ると、とても気持ち良いですよね。
海岸が綺麗なら尚更でしょう。
もし、綺麗な海岸を見て、自分も環境について考えよう!!海岸清掃しよう!!
…とまで考えが及ぶ人はなかなか居ないでしょうが…。
「ゴミ置いていきにくいなー」と思う人が一人でも増えたらシメたものかなと。

そうやって自分の/誰かの行動に繋がることで、少しでも地球が綺麗な姿で居られたら良いなぁと思うのです。
だから、行くのです。

**************

ちなみにこれ、ライダー中心のイベントですが、参加は誰でも可。
(ライダーにのみ告知されている理由は、Love the EarthのHPに載ってます。そして、その理由はオープンカー乗りなら少しは共感できるかも?)

もしこの日、お暇な方が居て、趣旨に賛同できる方が居ましたらご一緒にいかがでしょう?
参加申し込みは不要で、当日会場に行けば良いだけと気軽なイベントですし。
Posted at 2012/09/08 23:00:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | dakkoのアタマの中身 | 趣味
2012年09月04日 イイね!

2012夏・北海道ツー回顧録#3~独りじゃない一人旅~

8/10(金)-21:30-千歳市

雨の中をがむしゃらに走った。
そしてたどり着いた千歳市。ここに、本日の宿「ちとせライダーハウス」がある。

夜遅くにびしょぬれでたどり着いた男ひとり。
しかし、オーナーのおばちゃんは気さくに迎え入れてくれた。
そして、今日の天気から逃れるように集ったライダーたちも。

年齢、経験、性別、出身地、全てが不ぞろいな人たち。
しかし、バイクという共通項だけでいつまででも語らえる。
地図を囲めば覚えきれないほどの見所、グルメ情報が飛び出す。
そして、酒を持ち寄れば旅の体験談に花が咲く。

北海道デビューで距離感が分からず、目的地をガッツリ通り越しちゃった人。
北海道には7回来ていて、未踏の地は今回でなくなるという人。
青いバイクに青いウェアでキメて来たら、青キップを貰って気分はブルーって人。
一ヶ月前は屋久島ツーリングしていたって人。

色々なドラマに、夢が膨らむ。
明日からの旅にはどんなドラマが待つだろう?

いつまでも語らっていたいが、やはりみな旅人。
日付が変わる前には大半の人が眠りについていた。

------
8/11(土)-7:30

窓から吹き込む冷たい風に目を覚ます。
寝袋の上に乗って寝付いたはずだったのに、気がつけばスッポリ寝袋に包まっていた。
そうだ、これが北海道の気候だった。

窓の下には出発の支度を整えるライダーたち。
自分ものんびりしていられない。
寝袋を手こずりながらも畳み、しーちゃんへ荷物を載せてゆく。

今日の天気は全道的に曇り。
メインデッシュの宗谷岬方面に行けば雨に打たれることはないが、晴れもしないだろう。
ライダーたちに聞いてみるとみな一様に「曇りの宗谷に行ってもねぇ…」とのこと。
ここは週後半の天気の回復に賭けて、まずは実家へ戻ることに決定した。

やがて出発のとき。
昨日出合ったばかりのライダーたちからの、「お互い気をつけて!いつかまた会おう!」の言葉。
そうだ、走り続けていればきっとまた何処かで会える。サヨナラじゃないんだ。
そう考えると別れの名残惜しさは、この先何処かでの再会を期待するワクワクに変わった。


さて、この旅の出発時はあまりにドタバタしていて真っ直ぐフェリーに乗ってきたものだから、しーちゃんもすっかり空腹だった。
ここ千歳にあるホクレンで給油を済ませ、同時に名物のフラッグを入手する。

ミーハーかもしれないが、これも旅の気分を高めるアイテムのひとつ。
これをはためかせているだけで、誰が見ても北海道を旅するライダー!
地域ごとに違う種類の旗を配るとかマジ商売上手ねホクレンさん。


そして北海道とバイクといえばもうひとつ、忘れてはいけないもの。
それはピースサイン。ライダー同士がすれ違いざまに交し合う挨拶。
端的に行ってしまえは登山のときの「おはようございますー」なのだけども、これを交わしていると孤独感が吹っ飛んでゆく。
独りじゃない。今まで出合った全てのライダーが仲間だ。
そんな感覚が心強くて、空は曇っていたけれど心の中は晴れ晴れとしていた。


11時頃、夕張の道の駅で休憩することにした。
ここまでの道中があまりに新鮮で楽しすぎて、心ははふわふわ上の空。
何気なくバイクを停めようようとしたその場所は…左足下がりの傾斜。
左足を着いたときにはしーちゃんはだいぶ傾いていた。

これは…まずい…非常にまずい。

立て直せる可能性は限りなくゼロ。
しかたなく、出来る限り優しくしーちゃんを横倒しにする。
カシュンと安全装置によって力なく息を止めるエンジン。
ザリッと聞きたくない音を上げたパニアケース。
カランコロンと飛んでいったウインカーレンズ。
俗に言う「立ちゴケ」というヤツだ。まさか北海道に来て体験することになろうとは。

一呼吸置いて落ち着いてから、渾身の力でしーちゃんを起こす。
そして、立ちゴケの恥ずかしさと、直視できない現実から目をそらすようにそそくさと車両を離れた。

先ほどまでは孤独じゃない!と思っていたが、今はどうか一人にさせてほしい。
-快晴だった心の中は一転、ゲリラ豪雨に襲われたようだった…。


現在地:夕張市
この回での走行距離:約95km
総走行距離:約200km

#4に続く!
Posted at 2012/09/04 23:27:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 趣味
2012年09月04日 イイね!

Plamo Studio Dakko 群馬製作所本工場?

Plamo Studio Dakko 群馬製作所本工場?北海道ツーのブログ書いたのに、ボタン操作間違って消しちゃった…。
いまから書き直す気力は無いので直近ネタで。





以前軽く触れていたプラモの86、加えてBRZの製作を開始します!
気分はまるでスバルの群馬製作所本工場?
フロント以外はほぼ同じパーツを共有する二台なので、一台も二台も手間は変わらないかなー。
素性は間違いなく良いキットなので、楽しんで作ることにします。

こちらは特記事項がなければちょくちょく何シテルのほうで連載していこうかと。

今度こそ、三日坊主にならないよう気をつけねば…(汗)

プロフィール

「ホイールチェンジ! http://cvw.jp/b/331689/41711517/
何シテル?   07/12 00:23
コペンに出会い、走ることの楽しさを知り、あちこち走り回る日々。 素敵な風景を見つけては、カメラでそれを切り取って帰るのが休日の日課になりつつあります。 ...

ハイタッチ!drive

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