さてさて、「M4欲しいけど、もうちょい考えてみよう」その2です。
昨日はガスブローバックでしたが、今夜から電動に逝ってみましょうかね。
電動1発目は電動ガンのチューニングパーツで有名な
システマの開発した
パーソナルトレーニングウエポン(以下PTW)です。(現在メーカーHPメンテ中みたいっすね)
画像はどうしよっかな~と考えたんですが、基本的に外観は一緒なんで省きました(ぇ
思い返せば1991年。
世に初めて電動ガンとして東京マルイのFA-MASが登場して早くも18年。
今までいくつものエアガンメーカーが東京マルイに対抗して電動ガンを発売してきました。
古いトコからいくと
JAC
ファルコントーイ
トイテック
TOP
マルシン
KSC
システマ
羅列してみると結構あったモンです。
ちなみにこの中で現在も電動ガンを発売しているのは下の2社、上の2社は既に倒産・中3社は電動ガンからは撤退(もしくはエアガン市場から撤退)しました。
システマはこの中でも割と新しく参入してきたメーカーですが、他社があくまで”ホビー”として捉えていたのに対し”実戦訓練用”として開発された点が大きく異なります。
実戦訓練用? そーです、各国の軍や警察の訓練用機材として売り込もうっちゅー事です
・・・スゲwww
一度知り合いが所有していたのを使わせてもらった事があるので、その時の印象を思い出しながら書いてみましょうか。
このテッポウ。 あくまで訓練用って事で、とにかく頑丈に作られているのが第一印象です。
レシーバーはアルミ製・アウターバレルはスチール削り出し。
各部の寸法を可能な限り実銃に合わせてあるので、実銃用アクセサリーが無加工で取り付けられる・・・こんなモンいくらでも書けるんですが、それより何より実際に手に持った時の圧倒的な存在感。
適度に重量があるのに前後バランスがいいのでそんなに重く感じない。
そして、マルイ製M4に比べてレシーバー・グリップが薄い。
マルイ製M4は搭載するメカボックスの関係から一回り近く太いレシーバー・グリップとなってしまっていますが(コレは次世代M4も基本的に一緒です)、システマの場合普段実銃を扱っている人間が違和感を感じないようにする為の配慮なんでしょうね。
しっかし、コレは何気に気分がいいです♪
実射もさせてもらいましたが、印象的なのはセミオートでのキレ(レスポンス)がいい事。
普通はトリガーを引いてからひと呼吸おいて発射するんですが、PTWはトリガーを引くと同時に発射されます。いわゆる「タイムラグがない」ってヤツです。
音でいうとマルイ製が「ギュイッタン」ってな感じに対し、PTWは「シュタン」です。
この違いはメカボックス内部、ピストンのコッキング位置の違いによるもの。
マルイの場合、
1.トリガーを引く(スイッチを入れる)
2.モーターが回りギアを駆動
3.ピストンがコッキングされる
4.所定の位置からコッキングが解除されてエア圧縮
5.発射
という長ったらしい過程を経るのに対し、システマの場合
1.トリガーを引く(スイッチを入れる)
2.モーターが回る
3.ピストンは既にコッキング済みで、シアと呼ばれるパーツによってコッキングを解除
4.発射
と、ひと工程少ないんですね。 コレが思った以上にトリガーレスポンスのよさに影響している訳です。
通常の電動ガンではこういったレスポンスを高める為のチューニングとしてギア比変更・モーター変更・バッテリーの高電圧化などを行うんですが、個人的にはシステマの構造的なモノには叶わないと感じてしまいます。
まま、マルイでも充分早くなりますがね。結構カネが掛かるんですわ(汗
外観はリアル・レスポンスもいい、パワーも規制範囲内で充分出てる。
遠距離性能は若干マルイの方がいいと思いますが、そんなに気にならない。
ただね。
一番大事な事が一番引っかかるんすよ。
このテッポウの価格なんですが・・・
\157500-(税込み)
↑ ・・・オモチャじゃなかったっけ
`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!!
言っときますけど、コレってテッポウ単体での額ですからね?
コレに予備のマガジンやらバッテリーやら充電器なんかがくっついて来る訳じゃないんで、念の為。
まま、マルイ製でも中身いじくって外装もゴッソリ入れ替えたりすっと何だかんだで10万近く逝っちゃったりしますが、さすがに15万は。。。
ソレと、このテッポウ結構思ってもみないトコが壊れたりする場合があります。
メカボックス自体は堅牢なんですが、電装系が若干弱い・・・知り合いのPTWもマイクロスイッチが焼きついたりした事が何度かありますが、こういったパーツがメーカーから出ないって事が何より問題。
つまり、壊れたらメーカー送り決定なんです。(←コレは4年位前のハナシなんで、現在は状況が変わってるかもしれません)
マルイ製なんかだったらショップでパーツがごっそり手に入るし、どうにも直せないってんならショップに頼めば大概直してくれますからね。
そういう点ではラジコンなんかとそう大差ない感覚で扱えますな。
なんちゅーか、「とにかく俺はコレ以外使う気になれん!!」って位のアツイ気持ちと情熱(?)がなければ維持するのはちょいと厳しい気がします。
初期投資額は何とかなったとしても、故障時の対応の悪さ・予備パーツの金額の高さ等々、無視出来ないレベルのデメリットは覚悟しとかないと。。。
ほんじゃま、昨日同様このテッポウのいいトコ・気になるトコを箇条書きにて・・・
まずはいいトコ。
・寸法が非常にリアル。
・トリガーレスポンスがいい。(特にセミオート)
・訓練用機材って事もあって、とにかく剛性が高い。 スバラシイ。
・実際に撃つまでは、まるで実銃のような圧倒的な存在感。
お次は気になるトコ。
・何つっても金額が高過ぎ。 もはやオモチャの域を超えている。
・スペアパーツの供給が心配なトコ。 故障時のアフターサービスも同様。
・意外なトコが壊れてくれる。
・遠距離性能はマルイに若干劣る。 っていうか、マルイが凄すぎなだけ??
・カスタムパーツの金額が高い。 いじりたい派にとってコレはかなりきつい。
まあ、信頼性に関していえば毎年のように改良モデルを出して来ているので、かなりいいトコまでいってるかもしれませんがね。
マルイ製のように「どこの店に入っても普通にパーツが売ってある」っていうレベルにはこれからもならないでしょうね。 元々普及モデルではないですから。
まま、そんな希少価値が高いってのもポイントになるやろうな・・・
とりあえず持っていれば皆から羨望の眼差しを受ける事は間違いなしです。
た・だ・し!
持ってる本人は結構大変な思いをする事になるかもしれませんがね(ナゾ
なんちゅーか、マルイ製が日本車だとすればPTWはさながらイタ車のような感覚でしょうか?
多少弱いトコはあってもソレを受けとめられる広い心・ちょっとした修理に出してたとえ2~3ヶ月待たされても「いいよいいよ」と笑ってられる大きな度量・パーツの高さに泣きそうになっても「お前の為ならしゃ~ね~わな(はあと」と自分の食費を削れる犠牲心があれば大丈夫かな?と。
え?
お前はどうなのかって??
いや、ワタシャ昔っから日本車大好きですから(ぉ
趣味の事でまで頭悩ますヨユーはないんでね(爆
ってな事はともかく、金額的に手が出せないってのが本音です。 欲しいのはやまやまなんですがね。
なんちゅーか、普通のエアガンでは感じられない「コイツ何者なんだ」みたいな凄みを感じられる・・・ってのが最大の魅力かな?