久しぶりの異音ネタです。
相変わらず色々ネタを変えつつ苦戦しております・・・
ドア関連で最後まで残っていた課題で、ウエザーストリップ周りのビビリ音がありました。
路面の荒い場所では連続的に「ビリビリビリ」とビビリまくり、雨の日にはピタッと鳴り止む例のアレ。
ゴム関係の異音はなかなか対策が難しいです。
実際、ウエザーストリップ・サブシール(以下ラバーシール)はホンダでも異音発生源として認識していて対策部品も用意されていますし。
自分も当然のように対策部品に交換しましたが、ものの数ヶ月で元通り。
その後はシリコンスプレーやアーマオールでごまかしたりしてたんですけど、そんなに耐久性が高くないので頻繁に施工しなければならない・・・かなり面倒。
元々面倒くさがりなので、一度きちんと手を入れたらなるべくもう手はつけたくない・・・で、出来るだけ長持ちしそうなケミカル類は無いものか?と色々探しておりました。
先日そのうち2つ程試しに施工。
ひとつめはコレ。
ワコーズ・フッソオイル105。
ラバーシール関連の異音は国内のみならず欧米メーカー車種でも結構目にしますが、そういった車種でも評判がよく耐久性もありそうなのがこの製品。
ふたつめはコレ。
日東電工・ニトフロン粘着テープ。
車体側及びドア側のラバーシール接触面に、滑りをよくする目的で貼り込みました。
ラバーシールにフッソオイルを塗布し、更にラバーシールの接触面も滑りやすくすれば相乗効果で異音低減出来るのでは?と考えての事。
この2点をとりあえず施工。
実はもうひとつめっちゃ欲しい製品があるんですけど、うまい具合に手に入らず。。。
これに関しては後述します。
施工時の画像を見事に取り忘れてしまったので、いきなり感想を言うと・・・
めっちゃ静かになりました。
それまでなら・・・例えばコンビニのように斜めスロープに進入する際、必ずといっていい程ドア周辺からビリビリ・ガタガタ音が発生していたのが、まるっきり無音。
(まだ対策の完全に終わっていないインパネ・リアアッパー付近からは相変わらず異音が発生中)
これには少々ビックリです。
そのままいつもの洗車場に向かい、全開でドア4枚の周辺を圧水攻撃。
今まではこれをやると必ずといっていい程、ラバーシールのシリコンスプレー・アーマオールが流れ出ておりました。
今回は・・・全く無し。
もちろんこれだけで耐久性があるとは言えませんが、少なくとも今までの対策よりは期待出来そう。
ところで、先程のもうひとつの製品について。
ネットで色々検索していると、VW系のクルマでラバーシールに塗布する専用の薬剤がある事が分かりました。
肝心のブツはこんな感じなんですが・・・
画像だけでは分かりませんね。
品番は G052172A1 。
コレ、上記のフッソオイル105よりも更に耐久性がある代物のようで、現時点ではコレが究極の様子。
基本的にVW系のディーラーで用いられているという事で、早速市内のディーラーに行ってきました。
現物があれば購入するつもりでね。
サービスの方が出て来られたのでハナシを交えつつ、製品の画像を確認してもらうと
「ちょっと調べてきます」
どんな結果が出てくるかドキドキしながら待つ事数分。
サービス 「お待たせしました」
マンゴ 「どうでした?」
サービス 「仰るとおり、ありますね。 ただウチには無いので取り寄せになりますが、よろしいでし
ょうか?」
マンゴ 「構いませんよ。 ただ金額によってどの程度の数量購入するかは変わりますけど」
サービス 「その金額なんですが・・・実はコレ1本で9800円になるんですけど」
マンゴ 「え?・・・これ1本で9800円?」
サービス 「はい」
マンゴ 「これ確か10cc位しか入ってませんよね」
サービス 「そうなんですが・・・」
マンゴ 「ちょっとボッタクリじゃないの」
サービス 「・・・」
ま~ボッタクリってのは思わず口に出ちゃった言葉で、本当は「ちょっと高いなぁ・・・」位に抑えるつもりだったんですけど・・・(汗
どうにも決着つきそうにないので、手ぶらでディ-ラーを後にしました。
しかし・・・そうは言っても欲しい。
そんなにいいならどうしても使ってみたい。
ただ、フッソオイル105もかなりの効果があったのでそこから何かヒントは得られないか?と思いワコーズのHPを眺めてると、デュポン社の Krytox®105(クライトックス) というフッソオイルがどうも効能のメインっぽい。
そこで・・・「デュポン社 Krytox®105 」 で検索してみると、ま~出るわ出るわ。
クルマ・バイクはもちろん高級ロードバイクから航空機にまで、工業関係で広範囲に使われている高機能潤滑剤というのがその正体でした。
ちなみに、フッソオイル105のクライトックスは GPL105 という品番のようです。
詳しい内容は
デュポン社HPをご参照。
しっかし・・・誰が最初にラバーシールへ塗る事を考えついたんでしょうね?
かなり突拍子も無い考えだと思いますが。。。
もうちょっと調べてみると何とビックリ意外な事実が分かりました。
ここのリンクを参照願いたいんですが、文中の中頃あたりに書いてある一文には
VWでの呼称品番 G052172A1 = デュポン社の品番 GPL105
だとハッキリ書いてあるんですよね。
ここはどうも海外のショップらしいですが、例えば
イギリスの部品ディストリビュータサイトにはデュポン社のクライトックスを異音対策としてボルボ・GM・VW等に供給している旨が書かれています。
どうも両者が同じ代物であるのは間違いなさそう。
しかし、一番の問題はこのクライトックスが一般流通してない事なんですよね。。。
仕方ないので関東の某大手サイクルショップ経由で GPL105 を30ccほど購入。
僅か30ccで価格1800円也(涙
しかしそれでもディーラーでの10cc9800円に比べれば格安ですね(笑)
今思えば体のいい厄介払いだったんでしょう。
明日にもブツが届くらしいので、早速施工してみようと思います。
ただ、いつかはコレを大量買いしたい。
日本の総代理店である
丸和物産のHPを覗いてみると、個人客向けの製品ではないと言わんばかりに価格設定がまるで無し。
今度試しに電話して聞いてみようと思います。
ただ・・・とんでもない金額が出てきそうで、かなり恐ろしいですが(汗