ニュルブルクリンクへの憧憬

「ニュルの思ひ出」はけっこうなアクセスをいただき、特に例のオネーちゃんは親方日記解説以来最多ＰＶいでした。それだけ多くの人に興味を持っていただいて嬉しいです。コメントは少なかったですが（笑）。

せっかくなので行ってる立場としてお伝えしなければいけないことをひとつ。つまらん話ですが必要な話です。


ニュルブルクリンクは非常に危険なサーキットです。

今年はどうだったのか知りませんが死亡事故は毎年のようにあります。夜は１周２台のペースでニュルの藻屑になっていたり、ガードレースを貫通したりするのも普通のことで、レース中にガードレール修理をするくらいです。完全に日本のみなさんの想像を超えます。

なので、レースに出ようという人はまずいないだろうけど、海外旅行のついでに走ろうと考えている人は十分に気をつけてください。気をつけるレベルじゃないな。むしろ「全開禁止」のほうがニュアンスが伝わるか。というわけで全開禁止です。

そしてコースの注意書を１００％理解し、コース係員の言ってることを正しく理解し、かつ自分の意図を正確に伝える英語力は必要です。これはクラッシュしたときのことを考えて。言葉が伝わらないというのは先方に迷惑をかけますので。

ニュルでクラッシュしたあとに話をできる状態なら超ラッキーですが…。


あとニュル２４時間レースに出たいという話も何人かにされたことがあるので、潜在的にはかなり多いでしょう。

レースは自己責任ですから、実力もないのにドライバーとしてその場に立ちたいという人は、実力に見合ったひどい目に遭うだけなので、まあしょうがないでしょう。何かあったときにも向こうのチームに迷惑をかけないようにできるならいいんじゃないですかね。

オレはニュルが楽しいと思ったことはないので、前より下手になってると思ったらニュルには行きません。緊急回避能力が落ちたら命に関わるので。


完全に余計な話とは思いつつ、ニュルが好きで、オレに興味を持って見てくれてる人には正しく理解してほしいし、オレ自身もそうありたいと考えています。

憧れは憧れのままにしておくのもいいのかも…。