サーキットに来なくていい人の話の続き

サーキットに来なくていい人の話の元ネタの続報です。

「かかってこいよ警視庁」 無免許運転で衝突・炎上…“ルーレット族”の男を逮捕

こらなかなか飛ばしてますな（笑）。

コレは釈放されて免許取り消しになったあと。事件としては別の話ですからね。

まあ本人はどうでもいいんですよ。法治国家では法の下に裁かれるだけです。オレはもちろんクルマ好きのみなさんにも一切関係ない。あくまでも個人の事情です。だから本題はそこではありません。

複数の自動車メディアが「スピード出すならサーキットに行け」という記事を出したあとの犯行なんですよね。

実際にサーキットに来ていたらどうなっていたか。

人に迷惑をかける可能性とか考えられないのかな。

ちょっと考えればわかると思うんだけど、その想像力もない人がマス・メディアとして情報を発信しているのは、なかなか残念なことです。レベルが知れる。

記事を見て本当にサーキットに来るとは思わないし、そもそもそんな影響もないだろうからまあいいといえばいいんですが、犯罪者に向けて「人のところに行け」というのは、大変無責任かつ見識に欠ける行為だと明記しておきます。

ここは責任取って「編集部に来い」でいいじゃないですか。広報車を何台もツブしてくれて楽しそうですよ。

無免許とかも関係なさそうだから、いずれ雑誌もツブしてくれるでしょう（笑）。

情報を出す以上は、間違っていたら腹を切る。

この時代だから自決しろとまでは言いませんが、責任は取って当然だし、せめて「間違ってましたごめんちゃい」くらい言えるとメディアも信頼されるでしょう。人間だから間違いはあるわけだから。

手前で何もしないで全部人に丸投げ、現場の迷惑を想像しないでＰＶ稼ぎするしか能がないのでは、いずれそのＰＶ稼ぎも難しくなるでしょう。

最近はカメラ雑誌がバタバタと休刊（実質廃刊）していて、イロイロと見ているとマス・メディアの有り方が難しいアレになっているように見えます。

淘汰されるでもなく、無いモノとしてユーザーに扱われるというかね。

それは無いモノ扱いが妥当という、悪い意味で実績多数だからでもあります。知らないとか興味がないとかではなくて「このレベルなら見る必要なし」というパターン。

そうならないで、読者にとって有益なメディアであることを切に願っておりますが、そうじゃなくなるのを止める立場でもないという。

どうするんでしょうかね。