クラゴン部屋サーキットのために其之弐ｉｎもてぎ スラローム

サーキットのために其之弐ｉｎもてぎのキモはこのスラロームです。

このもてぎ南コース以外ではまずできないヤツ。

スーパーＧＴとか、大きいイベントのときには駐車場になっているそうです。この大きいスペースを使ってスピン上等のスラロームをブッ込めます。



オレはスピンしないけど（笑）。

でも破綻はちゃんとします。普通ならスピンします。

このスピン体験がとても大切で、タイヤのグリップがあって、サスがある程度硬いクルマで、ちょっと速度を落としたら、普通のサーキット走行ではまずスピンなんかしないんですよ。

よほど大きな失敗をしなければ。

なんですが、一定方向の１回のコーナリングでは大丈夫でも、右左右左と連続することで破綻しやすくする作戦です。

真ん中から右or左は大丈夫でも、右→左にガバッと荷重変動が起きると、タイヤの許容範囲を超えるとでもいいますかね。



でもスピンしやすいですよと書いてるのに、オレはけっこうズバズバステアリングを切ってるという謎の変態親方です。

なぜかといえば理由はいくつかあるわけですが、ひとつは全域でコーナリングしてるからでしょうね。

どこかの瞬間でスパッと曲げようとすると、その使いすぎた瞬間に破綻するわけですよ。ずっと限界付近を維持していれば、使いすぎないから破綻しないのです。

限界を使う方が破綻しないという禅問答。

速度が高いのに破綻しないという謎の変態ドライビングには、こういうアレもあります。

ステアリングはもちろんだし、アクセルもブレーキも、操作の角があるところで破綻するものです。

角のないドライビングは、上手いドライビングのひとつのアレでしょうね。アレじゃわからん。