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■2025クラゴン部屋開催日程■ ※途中です

 1月 8日(水) 筑波1000稽古(午後)
 2月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 2月 9日(日) 筑波弐千稽古(午後)
 3月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 4月予定     クラゴン部屋 春場所(3日間予定)
 6月24日(木) 筑波雨錬(1日通し)
 6月予定     クラゴン部屋 夏場所(3日間予定)
 7月       暑そうなのでお休み
 8月       とても暑そうなのでお休み
10月予定     クラゴン部屋アレ場所(3日間予定)
12月予定     鈴鹿稽古(午後)

もてぎロードコース、SUGO、鈴鹿などまだ追加します。

エントリー、詳細はこちらへ⇒ドラテク鍛錬場クラゴン部屋

クラゴン親方のブログ一覧

2010年03月20日 イイね!

オーバーテイクの都市伝説 弐

オーバーテイクの都市伝説 弐ゲリラ戦のアオリを食ってなくなった(笑)、オーバーテイクの都市伝説第2弾です。ひさしぶりに問題ありそうなヤツ行きますか~。


第1弾はぶつけたとかぶつけられたとか言うよりも、まずアタックしていい状況かどうかを考えましょうという話…だったような気がするんですが、どうだったでしょうか。

不幸にも接触をされたことがあるみなさんは、たぶんそのときは図の上半分の「×」の状況が多いのではないかと思います。

インの人は「自分がイン側だから優先」、アウトの人は「自分が先行してるから優先」、でお互いに譲らず接触。どっちが悪いとかじゃなくて、そういうことが起きやすい位置取りなんだと思ってください。

下半分の「○」の状況なら、イン側の人が先行してるからアウトの人も気付くし、優先順位もわかりやすいでしょう。だから、抜くときも抜かれるときも「×」の状況をできるだけ作らない、できるだけ中途半端な位置取りでコーナーに入らないこと。クラゴン部屋の説明では「相手が避けてくれないと接触するアタックはぜんぶアウト」ということにしております。


で、実際のレースとなるとこうはかないんだ(笑)。

何年か前の24時間レースで、まさに「×」の状況で仕掛けて、接触したことがあるんですよ。たぶんこのあとは当たってないと思います。

相手は当時メーカーのワークスドライバー。24時間のときだけの助っ人だったのかな。同じクラス、同じ周回数で、こっちのほうがペースが速い。となったら、やるしかないでしょう。ヘアピンでアタックしました。

完全にインには入ってたんだけど、向こうは見てなかったみたいで接触! こちらは何ともありませんでしたが、相手はスピンしてサンドトラップにブッ飛んでいってしまいましたとさ。


結論としてはオレのアタックは失敗です。

完走第一の24時間レースでどんな理由でも接触してしまったから。大丈夫だったから良かったけど、これでリタイヤになった可能性もあったわけで、そこまでリスクを冒す必要はどこにもありませんでした。まあ、裏技でアレをアレして大丈夫にする技もあったりしますが、それでも100%安全ではありません。

まさに「×」の位置取りだからダメだったわけです。偉そうに言ってるだけじゃなくて、オレのハズカシイ実体験です(笑)。

視点を変えて、じゃあ誰が一番損したかって考えると、それはオレじゃなくてブッ飛んでいってしまった人なんですよ。だからレースで考えると、オレに抜かれてもいいからサンドトラップに入らない方が得。おとなしく抜かれるということも、長い目で見れば得になることもあります。

少なくともS耐をレギュラーでやってる人だったら、オレのぶんを残してくれてたと思うし。

やっぱり長くなったので参に続きます。


Posted at 2010/03/20 17:27:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2010年02月08日 イイね!

続・ABSの都市伝説

巷はプリウスのABSで盛り上がっている真っ最中ですが、こちらは何も関係なく行きましょう。乗ったことないから何も知りませんので。でも短絡的にABSがダメだとは思って欲しくないな。


■人は都合の悪いことを忘れる。
忘れます(笑)。

■人は特殊な状況をよく覚えている。
特殊な状況のデメリットは強く印象に残り、日常的に享受しているメリットは記憶に残りにくいもんです。

■ABS/ブレーキ性能は車種ごとに差がある。
本題はコレ。ABSはブレーキロック防止装置なわけでして、ロックしたら介入するもんです。そしてブレーキロックするかどうかはタイヤの接地性、あるいはタイヤのグリップそのものの問題です。

ABSの制御の粗さが問題だとしたら、ABSそのものの性能だと推測できるし、一方「ABSが早く効きすぎる」ということに対しては、シャシーの性能も考えなければいけません。わかりやすくいうと、アシをガチガチに硬めて接地性が悪くなって、ABSが利くのが早くなるとか。それでABSがダメだからって、ABSを切ったらまさに全損です。


あとこれはBMWを所有してわかったことです。

もてぎASTPの超低μ路(圧雪路相当)で、最短距離制動ならABSに頼りっぱなしでOKなんですよ。効く直前でもなく、コントロールするでもなく、力いっぱい踏んでれば100点満点。そこから障害物を避けるためには「抜きブレーキ」をやらないといけないけどね。

一方インテR(オレのはABSナシなので弟子のクルマです)は、ABSの制御がイマイチで、解除はしないことはないんだけど、一発目のロックでエンジンストールして終了(笑)。こういうクルマはABSに頼りすぎない方がいいといえます。極端な例だけど。

同じ路面で同じドライバーで、2つの結論が出てしまいました。ということは、普段乗っているクルマ次第でABSに対する印象に差が出て当然だということです。プロでも意見が分かれるのはたぶんこういうことでしょう。ABSに頼らないのがプロっぽいというのもあるかもしれないけど(笑)。

ABSを使うか使わないかというよりは「自分のクルマはABSに頼りきっていいのかどうか」を知る必要があると考えるべき。

その上でなぜオレがABSに頼れ!というかというと、ABSより上手にブレーキを使えるとしたら、それはもうプロのレベルだからですよ。ABSの進化を考えると、ドライバーの方が上手いという領域は確実に減っているはずです。

一方、ABSに違和感を感じる人は、どんなにニュートラルな意見でも都合のいいところだけを取り上げて「ABSはダメだ」と解釈します。悪い言い方をすればABSを外すチャンスを探しています(笑)。

だからクラゴン部屋としてみなさん発信する情報は「ABSは絶対に外さないこと」「ABSに頼るのは悪いことだと思わないこと」。

怖いのは「ABSを利かせちゃいけない」と思ってブレーキを踏めなくなることです。

いずれにしてもクラゴン部屋でブレーキをバビョーンと踏んでみればわかります。踏むのは自分なんだから、人の話を聞いてもわかんないって。四の五の言わずにブレーキ踏んでみっていうのが正直なところかな(笑)。


とはいえ、オレがサーキットならいつでもどこでもABSを使うかというとそうでもないんだよね~。なぜかって速度と姿勢のコントロールは基本的にABSとは関係ないことだからです。
Posted at 2010/02/08 15:12:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2010年02月05日 イイね!

予告 続・ABSの都市伝説

世間ではプリウス報道ですっかりABSが悪者みたいで困るなあ。

『ABSの都市伝説』からいろいろ情報を集めて、考えて、ナゾが解けつつあります。ちょっと時間がないのでまた今度ということで。

Posted at 2010/02/05 16:05:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2010年01月21日 イイね!

インチアップの都市伝説 後編

インチアップの都市伝説 後編インチアップの都市伝説、後編です。

まーアレですな。あまり結論を求めすぎずに、頭の体操だと思って読んでみてください。結論が出てれば都市伝説じゃありませんので。

F1だって実走テストをする必要があるわけで、タイヤに限らずクルマに関しては100%確実なものはありません。100%確実だったら、自動車メーカーのテストもテストドライバーもなしで、設計図だけでクルマを作れます。みなさん御存じのニュルのテストもいらんっちゅー話ですから。

では行きましょう。


■そもそもインチアップは、ホイールの内側に大容量のブレーキローターとキャリパーを収められるようにして、ブレーキのキャパシティを上げるところに最大のメリットがある。GTカーなど完全にレースカーとしてイチから作られたマシンには、ホイールギリギリの大きいブレーキが入っていものがほとんどなので、機会があったら観察してほしい。

■そこでクラゴン部屋で推奨しているのがインチダウン。インチアップしている人に対してのインチダウンなので純正サイズ化といってもいいかもしれない。性能を考えれば質、量ともに最もテストされているのは間違いなく純正サイズ。操縦性という面でもメーカー純正サイズは考えて作られているはず。タイムは知らないがドライビング鍛練という面では基準にしていいと思う。それに何より安い!! タイヤ代が安ければそれだけでいっぱい走れるわけで、上達に貢献するのは間違いない。

インチアップして値段が高いから激安タイヤ、なんてのは全損認定確実。無理してインチアップするんだったら、純正ホイールのままでタイヤにお金をかけてほしい。激安タイヤは雨の日にもっと高い板金代に化けるぞ~。

特例として、純正サイズの最少グレードにインチダウンするという作戦もある。注意点はいろいろあるので詳しくはクラゴン部屋で。これは完全にセットアップの領域なので、良し悪しはやってみなければわからない部分もある。同じインテRでも98SPECには96SPECの15インチホイールはつかないし。上手く合えば少なくともタイヤ代はかなり安くなるはずだ。

■クラゴンのマイカーは全車純正ホイールかつインテR以外は標準タイヤサイズ。インテRは16インチ(215がなくて幅だけ205)、BMWも16インチ(15インチグレードもあるからダウンしたい)、ロードスターに至っては純正ホイールの14インチ。

185/60R14って1本約1万円ですよ。フラットスポット作ってもシャレで済むし練習用としても全く問題なし。シャレで済むから思い切って練習できる。クラゴン部屋のサーキットのために其之弐inもてぎにお越しになった弟子のみなさんは、プロの練習の激しさをご存じのことでしょう。1本5万円だったらあれは無理(笑)。

タイヤはどうせ走れば減るものだから、許容範囲の中でできるだけ安くなるようにして思いっきり走りたい。バリッと走って減ったら換える。これでOK。

14インチの高いハイトは、乗り心地はいいし滑る直前の粘りは出るし、軽いからみんな大好きバネ下重量も軽い。ロードスターが14インチなのは15インチもテストした結果です。15インチでも悪くはないけどね。しかも純正ホイールなら強度も最強。

インチアップしたほうがカッコがいいとか、セットアップ的に有利だとか、明確な理由があればもちろんOKでしょう。ただ「ホイール換えるついでにせっかくだからインチアップ」とか、漠然と「インチアップした方がいいんでしょ」と思っている人には、ちょっと考えてほしいなということで。なぜってタイヤはセットアップの最も根本的なところだから。

ホイールのインチアップのつもりが、つまるところタイヤの話になってしまうのですよ。

■そしてインチアップの最も面白いところは、タイヤ関連の書籍を見ると2000年以降に出版されたものでも「扁平率65・60が高性能タイヤ」とされているところなんですよ。だからもちろん45・40・35のデータはありません。いつの時代の話だ(笑)。正確なところはオープンにされないまま、なんとなくインチアップが高性能な気がすることになっている。これぞまさしく都市伝説でしょう。

正直言ってオレも本当のところを知りたいくらいです。こんなことを考える余地が残されているのも、クルマの楽しさのうちなのかもしれません。
Posted at 2010/01/21 15:42:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2010年01月20日 イイね!

インチアップの都市伝説 前編

インチアップの都市伝説 前編ひさしぶりの都市伝説、行きますか。

この「インチアップの都市伝説」はクラゴン部屋での弟子の質問に端を発した「都市伝説」誕生の元ネタでもあります。

ホイール交換と同時にインチアップしている人も多いでしょう。カッコいいと思うならそれでどうぞご自由になんですが、ドライビング的には全損し放題になる可能性が大だというお話です。


■インチアップするとタイヤはより長方形のスクエアな断面形状になる傾向にある。これはタイヤの大きな仕事である「荷重をささえる」という意味では不利なのはず。トンネルの天井がラウンドしているのも(たまにしてないところもあるけど)、潜水艦が円筒形なのも、圧力に耐える必要があるから。だからスクエアなタイヤほど不利な形状をカバーするために、内部構造の剛性そのものを上げる必要がある(と思う)。

同じタイヤでも、15インチと18インチならタイヤの形状は全く違う。全く同じカーカスやベルト(どっちも内部構造ね)を使えるとは考えにくい(たぶん)。剛性を上げているとすればバネ下重量も上がる。これは明確なデメリットだ。そもそもインチアップではなくタイヤの構造の差を、インチアップのメリットだと勘違いしてはいないだろうか。だからインチ数だけをピックアップして単純にどちらがいいかというよりも、別タイヤとして比較する必要があるのかもしれない。

とはいえ多くの人は性能ではなく「インチアップの商品性」に金を出しているのだろう。


■インチアップをするとCP(≒初期反応)が良くなる代わりに、グリップの「抜け」が起こる傾向がある。これは構造が違うという部分も含めて、弟子のみなさんのクルマに乗らせていただいた実体験として。CPの高さを上手く使えればタイムが上がるともいえるが、普通の人にとっては限界付近の特性が「やさしくない」とも言える。

実際、今年ホンダがスーパーGTで使うHSV-010GTは、フロント330/40R18に対してリア330/45R17で、コーナリングとトラクションの両方の負荷がかかるリアには、ハイトの高いものを使っている。ちなみに330幅に対しての扁平率45なので、サイドウオールの高さ自体は「17インチ」「扁平率45」から想像する以上に高い。HSVの写真がないので、同じGTのGT-Rのリアタイヤにご注目ください。けっこうハイト高いよね。

プロの乗るダウンフォースバリバリのレーシングカーでさえ、というよりはだからこそ、これだけのハイト=キャパシティが必要だということに注目してほしい。

レーシングカーは性能最優先だからウソつきません。

そして弟子のみなさんなら、このキャパシティはそのまま限界付近のコントロールのしやすさに直結する。

長いので後編に続きます。
Posted at 2010/01/20 17:40:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
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「NDロードスターRF乗った http://cvw.jp/b/450001/48584939/
何シテル?   08/06 15:23
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