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■2025クラゴン部屋開催日程■ ※途中です

 1月 8日(水) 筑波1000稽古(午後)
 2月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 2月 9日(日) 筑波弐千稽古(午後)
 3月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 4月予定     クラゴン部屋 春場所(3日間予定)
 6月24日(木) 筑波雨錬(1日通し)
 6月予定     クラゴン部屋 夏場所(3日間予定)
 7月       暑そうなのでお休み
 8月       とても暑そうなのでお休み
10月予定     クラゴン部屋アレ場所(3日間予定)
12月予定     鈴鹿稽古(午後)

もてぎロードコース、SUGO、鈴鹿などまだ追加します。

エントリー、詳細はこちらへ⇒ドラテク鍛錬場クラゴン部屋

クラゴン親方のブログ一覧

2016年01月22日 イイね!

FF車の最速コーナリング

FF車の最速コーナリングFF車のリアタイヤの接地性話の続きです。

リアが浮くとグリップが急になくなって挙動変化しちゃうよ、と言いつつ親方も模範走行ではぺぺぺーと走ってしまっています。

じゃあコレでいいんじゃないの、ということになりそうなので、そのあたりをアレしましょうか。

映像の中でも話をしているように、リア内輪が浮いて3輪のコーナリングというのは、FFレーシングカーのコーナリングです。

オレはミラージュ東北シリーズ、シビック東北シリーズチャンピオンを獲ってるくらいですから、実はこういうセットアップのクルマがとても得意でして。

具体的にいうと、リアの接地性が悪いのを活かして、進入で上手く旋回させております。FF車の苦手な立ち上がりのアクセルONアンダーを、進入のヨーレートで調整しているといいますかね。



リアタイヤで旋回、フロントタイヤで加速をすれば、FF車の苦手なところを消せます。

カウンターステアが当たっていないときにも、キッチリとヨーレートは出ています。映像ではちょっとわからないけど。

でね、大切なのは、速いからコレでOKと言っていいのかということですよ。

腕があれば乗れるともいえます。なんだけどそれはすでに腕がある人の話で、その腕を身に着けるためのクルマとしては、ハードルが高すぎる。腕を上げる前にミスってどこかに刺さってしまいます。

レーシングドライバーとしてはOKといえるけど、クラゴン部屋の親方としては純正に戻しましょうというカンジですかね。

そこは使い方のアレでもあるので、なかなか難しいことですが。

クラゴン部屋の変態的なところはこのあたりで、普通のショップあたりなら「プロが乗ってタイムが出たから問題ないよ」って言われちゃうでしょ。

クラゴン部屋では「オレは乗れるけど普通の人は乗れない」と明確に言います。親方が乗れるからといって、親方を基準にしてはいけないパターンがけっこうありますので(笑)。

次回はサスキットのオーダーの仕方の指南でもしましょうかね。今までクラゴン部屋限定だったんだけど、そろそろいいべ。

関連情報URL : http://kuragon.net
2016年01月21日 イイね!

FF車のリア接地性の重要性

FF車のリア接地性の重要性さすがにFF車のリアタイヤはどーでもいいという人はもういないと思いつつ、セットアップの話をアレしましょうか。

挙動の難しそうなシビックさんがいらっしゃいましてね。コーナー進入からヨーレートが出てしまって、どうにもスピンをしてしまう。

コントロール不能というわけではないんだけど、普通の人が走行会あたりで乗るには難しすぎる、という雰囲気でした。

よく見ると、コーナー進入ではこういうことになっております。



リアの内輪が浮いちゃってます。

ブレーキをかけてステアインするときに前荷重になるじゃないですか。そこでリアタイヤが1本になってしまうということです。

要約するとタイヤ2本のはずが1本になってしまうので、そのグリップの変化が読みにくい。読めないと言ってもそれほど間違いではないでしょう。



そしてよく見ると、それほど対角ロールをしていない状態でもリアが浮いちゃってるんだよね。

つまりストロークが短いということです。ストロークが長いクルマはこう。



ロールはしてるけど接地もしてます。

ロールしたら接地しなくなると思ってる人は、この写真を見てよく反省してください。いや反省はしなくてもいいか(笑)。

アシを硬くすると確かに荷重は安定するんだよね。でもそれはタイヤが地面に着いているときの話です。タイヤが浮いた瞬間に、タイヤの数が減った瞬間に、突然違う話が始まると思ってください。

硬いアシほどタイヤのグリップに依存します。雨はダメだし、減ったタイヤはダメだし、タイヤが冷えてるうちもダメ。限界ギリギリを攻めるのではなくて、グリップがないと乗れない仕様になってしまうんですよ。

では親方模範動画を。



アレ、スピンしない(笑)。

こういうカウンターをサクッと当ててしまうのが変態親方です。

解説は次回に続きます。
関連情報URL : http://kuragon.net
2015年12月08日 イイね!

もてぎシビックでタイヤ摩耗チェック

もてぎシビックでタイヤ摩耗チェック先日のもてぎインストラクター仕事では、サーキット所有のシビックタイプRで親方走見…ではなくて同乗走行をしました。

クラゴン部屋では弟子のみなさんのクルマに乗らせていただくことがほとんどで、ぺぺぺーと限界まで行って次の方に交代です。

普通に限界までは行きつつ、最初の何周かの話がメインになります。

だけど今回は1台のクルマでずっと走るから、周回数をこなしてるときのクルマやタイヤの変化がわかるんですよ。



なかなかキレイに減っております。

というのが目的ではないんですよ。

自分が走っている最中の荷重とかスリップアングル、あるいはタイヤの温度、剛性の変化などなどをベースにして「たぶんタイヤはこうなっているだろうな」と予測をして、実際にそうなっているかどうかをチェックするのが目的です。

予想ではもうちょっとササクレっぽくなってるかと思ったんだけど、意外とそうでもなかったです。

じゃあもっとタイヤに仕事をさせてもいいかとも思うし、同時にこの摩耗の仕方であの挙動ということは、タイヤのあの部分がアレでナニだなとか、そういうデータにもなります。

そのへんはクラゴン部屋で。

いつもと違うことがあるとイロイロとわかって面白いですのう。
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2015年09月18日 イイね!

バネ上とバネ下の話

バネ上とバネ下の話続きに入る前に関連したアレを行きましょうか。

たまにあるヤツで、「純正でも乗れるのは親方の腕だからでしょ?」という話が出るんですよ。

乗れるかどうかというと、そこはむしろ反対です。過大なグリップさえ期待しなければ、純正の方が乗りやすい、正確には予想外の破綻が発生しにくいです。


コレはバネ上とバネ下の話がわかりやすい。

バネ上というのはサスペンションのスプリングから上の車体のことで、バネ下というのはスプリングから下、つまりサスアームとかタイヤとかそのへんのことを指します。だいたい。

「純正が乗りにくい」という人は、このバネ上の荷重変動を感じて乗りにくいと思っているんじゃないですかね。ロールが大きくて怖い、なんていうのはわかりやすくそういうことです。

だからアシを動かないようにして、ロール剛性を上げたくなる。

というのがバネ上の話。


なんですがね、路面に接地しているのはバネ上とバネ下のどちらでしょう、ということなんですよ。

サスを硬くしすぎるとロードホールディングが悪化するじゃないですか。それはバネ上の動きを規制するのと同時にバネ下の動きも規制しちゃってるんだよね。

どちらが優先かといえば、それはバネ下です。なぜならタイヤのグリップは路面とタイヤの間で発生するもんだから。スプリングと車体の間のアッパーマウントとかで発生しているわけではないでしょ(笑)。

車体が安定しているのとグリップが安定しているのと、どっちが乗りやすいかといえば、それはグリップが安定してる方に決まっております。

ここで難しいのは、路面とタイヤの間のコンタクトフィールよりも、バネ上の荷重変動の方が感知しやすいってことですかね。

実際のグリップではなくて、バネ上の動きに騙されてしまうんですよ。

というのがアシを硬くしたくなる理由。

腕があるから純正でも乗れるというのは、純正が乗りにくかった時代の話です。今はむしろ腕がない人ほど、全天候型でグリップの安定している純正の方がオススメです。過大な最大グリップさえ期待しなければ。



去年乗ったメルセデスSLSGT3は、すごくロードホールディングがいいセットアップでしてね。

ニュルブルクリンクの北コースを走るんだから当然なんだけど、最新のレーシングカーはそういうことになっております。一般道を走るマイカーで硬いアシ入れてる場合じゃないんですよ。レーシングカーよりも硬いアシが本当に売ってるんだから。

こういう最新のレーシングカーに乗った上で、今のクルマならまず純正でいいんじゃね? と言っておりますので、よろしければ参考にしてください。換えるならまず情報を集めて、自分の腕と予算と相談して、それから一番いいモノを選ぶといいんじゃないですかね。

関連情報URL : http://kuragon.net
2015年09月17日 イイね!

限界とコントロール性

限界とコントロール性モビルスーツ、ではなくてマイカーの性能を引き出すには、それなりの腕がないとダメだというのが前回のあらすぢです。

だからね、「まだ腕がないけどサーキットを走りたいから、クルマをチューニングする」というのは、今は基本的に間違いです。

「腕がないけどタイムを出したい」なら、改造をしてクルマの性能を上げるのは正解です。レースではそういうセットアップをすることもあります。クルマがドライバーの腕というか、タイムをカバーするパターンです。ドライバーの代わりにクルマがタイムを出す。

なぜならレースは開催する時間が決まっているから。タイムリミットまでに結果を出すのがレースだから。

走行会を楽しむみなさんの場合は、クルマの限界はむしろ上げてはいけない。腕がないけど上手く走りたいなら、コントロール性がいいことが肝要です。


昔のアレだった時代のクルマは、限界が上がるのと同時にコントロール性も上がることが多かったと思うんですよ。

例えばでいえばMR2とか。

MR2を純正で乗るのはけっこう難しいです。特にリアの荷重変動が多くて。その荷重変動をおさえるチューニングをすることで、コントロール性もいいし、タイムも出るという方向になりました。

でもMR2あたりが最後かな。そうするとやはり20年くらい前です。

一方で人間はそんな進化したわけでもないですから、クルマが進化したことで、限界とコントロール性がトレードオフになってしまった状況です。

クルマはとっても面白いんですが、とっても難しいです。ちゃんと考えないと簡単に方向を間違えます。

例えば車体の前後重量配分は50:50がいいという話があるじゃないですか。

なのにフロント荷重の方がよく曲がると思ってる人はいまだに多いんだよね。フロント荷重がよく曲がるなら、前が重たい方がいいはずだべ。

コーナリングのどの部分とか、いろんな条件があるので、ここまで単純な話ではないですがね。考えるきっかけということで。詳しくはクラゴン部屋でアレしてください。


本当の続きはこの話じゃなかったんだけど、図を作るのがめんどくて(笑)。

そのうちちゃんと書きませう。
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趣味はドライビング鍛練、特技はドライビング指南のクラゴン部屋親方です。 ※「クラゴン/KURAGON」はクラゴンの登録商標です。 主な実績 ■シビ...
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