クラゴン親方のブログ一覧

筑波２０００の実戦攻略指南です。

筑波っていうと基準タイムになってるところもあるし、近いから行きやすいし、みなさん興味シンシンのことでしょう。

でも、行きやすいからこそ慣れで走ってしまうのが筑波。タイムを気にする割には走りがテキトーな人が多いので、そのへんをビシバシと矯正するのがクラゴン部屋の稽古です。

あとは筑波ってけっこう台数は多いしぺースは速いし、正直言って初心者にはやさしくないんだよね。チューニング誌やビデオでしかクルマを知らない人ほど行きやすいんだけど、怖いだけで終了なんてことにもなりかねません。

走行前の車学入門車座では、どんな車種でも通用する走り方と危険ポイントを解説し、走行がはじまったら親方走見で実際のドライビングを見てもらうという作戦です。


それにしても今回は走行中の環境がちょっとアレでして。

腕の良し悪しじゃなくて、クラゴン部屋の話でもなくて、サーキットを走る人はお互いにもっと相手のことを考えなきゃイカンと思う。抜く方も抜かれる方も損をしてます。

クラゴン部屋の指南としては、いつも以上にガッツリやってきたから特に問題はないんだけどさ。安全にかかわる話なのでこの機会に。


■バックミラーはコーナー立ち上がりで見る。
バックミラーは見る余裕があるかって話なんだけど、オレのオススメはコーナー立ち上がりで見ることです。進入で後ろ見てたらコースアウトしちゃうし、直線だって速度が乗ってからだとやっぱり怖いでしょう。だから２速から３速に入れたばっかりくらいのタイミングでチラッと見る。

あとエンジンの速い人は特に立ち上がりで見ましょう。ストレート後半でチェックして離れてるように見えても、コーナリング中はビタビタに付かれてることはよくあります。ミラーを見る位置でたまたま離れてるだけだから。


■ゆずるときはウインカーを出す。
ゆずるときって、わざとインを走ったりしてラインを開けるじゃないですか。そこってけっこうオーバーテイクのラインなんだよね。だからそういうところに行く時はウインカーを出しましょう。あとウインカーを出すと後続車が「あーゆずってくれるのね」とわかって、お互いに安全に走れます。

追い越し車線をタラタラ走ってるサンデードライバーじゃないんだから、それくらいはやろうね。

そしてウインカーは一般道と同じく自分が行く方向に出しましょう。


■ゆずらないときは普通のラインで走る。
ウインカーの反対で、ゆずる合図のないときは普通のラインで走るということです。だからゆずってるように見えることをしないこと。ガラ空きのインに入ったら戻ってきてゴツンなんてこともあるし。ガラ空きの人にとってはぶつけられたと思うシチュエーションでも、誤解されやすい走りをしてるもんなんですよ。


■もっと安全なところで練習してから走る。
↑の３つができない、難しいと思う人は、もっと安全なジムカーナ場とかミニサーキットで走ってから筑波に行きましょう。ってゆーか黙ってクラゴン部屋に来てくれればいのに。

「筑波走りたいんですけど」って言ってくれれば、まだ早いとかいいんじゃないとか教えてあげるから。


走行のルールはシチュエーションによることもあるし、走行会ごとに違うこともあるから、参考程度に。でもこれだけでけっこうリスクを減らせるはずです。楽しく走れなきゃしょーがないからね。