クラゴン親方のブログ一覧

これまで一番アクセスが多かったのは「ニュルの思ひ出　１０」のオネーちゃんでした。みんな好きだねえ（笑）。

このへんの写真を撮っててチームのグリッド集合写真を待たせてしまいまった。

今回のチームメイトのみなさんです。右からヘルベルト、カンプ君、セルゲイ、オレです。

ヘルベルトさんはフォンのつく貴族の家柄で、本業はお花屋さん。カンプ君は２００８年にオレとＢＭＷＭ３に乗れなかった（笑）仲で、今回宇宙の意思で偶然いっしょになりました。セルゲイはロシア人で日独露の混成チームです。

オレとカンプ君がブッ飛ばして、ヘルベルトとセルゲイはマイペース。でもあのニュルブルクリンクでノークラッシュかつそこそこのペースで走るわけで、みんなある程度のレベルにあるいいチームでした。

ブリーフィングといっても淡々と説明をするだけじゃなくて、モニターも使います。全ドライバーが理解しなきゃいけないので。実に合理的です。

もちろん英語がわからなきゃオハナシです。ひと通り理解したあと他のドライバーに「去年といっしょだべ？」と聞けばバッチリ（笑）。

ドライバー総勢８００人（！）のニュル２４時間レースではブリーフィングも大変。

でっかいプレスルームを使って、ドイツ語クラスと英語クラスの２クラス分けで行われます。今年はついにチームの誰もいっしょに来てくれませんでした（笑）。

天気がアレなことで有名なニュルですが、この週末は特に大変でした。

寒くて、曇り、霧、雨が続き路面も視界もずっと悪かった。なぜかＡＢＳナシのルノークリオで極低温の中、低μのニュルブルクリンクオールドコースを走るのは、ほとんど自殺行為でしたよ。レースでこんな天気だったらピットに待機してたほうがいいくらい。

そのときの限界のブレーキをできたところで、１輪浮けばロック、路面のギャップで跳ねればロック、ジャンプすればロック、ペダルひとつで４輪の踏力を別々にコントロールする方法がないもんかマジメに考えてしまいました。

ＡＢＳナシとか効く直前がいいという人にはぜひ走ってほしいニュルでした（笑）。