2008年12月09日
ホンダF1撤退。
BMWやマクラーレンがわざわざ続投を表明したのが、「F1っていうのは金でどーこー言うもんじゃねーんだよ」という意味に見えるのはオレだけでしょうか。
恥ずかしくてフレパーモータースポーツに合わせる顔がありません。
とはいえ、F1が変革を求められてるのは事実。そこでちょっと考えてみました。
①使用燃料量規制
総使用燃料を150Lに規制。燃費をかせぐためにスピードを落とすことができ、しかも燃費向上の技術開発で市販車にも恩恵があるでしょう。チェッカー間近のガス欠ストップが連発して、面白くなるかもしれないし(笑)。
②給油廃止
タンクが大きくなることでシャシー後部の絞り込みを事実上規制し、空力効率を
悪化させる。重い前半と軽い後半のどちらにセッティングをあわせるかで、オーバーテイクの機会も増える。
③風洞使用回数制限
チーム自前の風洞をNGにして、FIAの風洞で全チーム同じ回数だけテスト可にする。費用の高騰、スピードの抑制、金がなくてもアイディアで勝負ができる!
④材質の制限
F1じゃなければ使わない高い材料を使用不可にして、市販車に還元できる材料を使う。でも進化の妨げになりかねないのから、ちょっと難しかな。
こんなところでどうでしょう。スピードの抑制、費用低減、環境への貢献、いちおう全部入ってます。
ひとつみなさんに知っておいてほしいのは、レースが環境に悪いっていうのは違うということです。
走ってる最中だけ見てそう思うのはド素人。エンジンの開発なんかはまさに効率化の勝負で、効率を良くした結果、パワーを出すか、それとも燃費を良くするかというだけの話だし、新しい技術や材質のほとんどはレースで開発されたものです。
レースがなければ間違いなくクルマはもっと危険で、もっと効率の悪いものだったでしょう。
こんな時代だからこそ、視線を遠くに持って行くべきでしょう。将来への投資は今しないと間に合わないんですよ。
そうえばクルマにはじめてウイングつけた人って誰なのかなあ。
Posted at 2008/12/09 20:54:08 | |
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オトコ日記 | クルマ
2008年12月04日
DPCOTYをやることで、投票してくれたみなさんと同じように、オレ自身もドライビング・プレジャーとは何か、を考えるいい機会になりました。
■クルマで走るのが楽しいか。
基本的にYES。
■どんなクルマでも楽しいか。
NO。
■速いクルマが楽しいか。
基本的にYES。
■クルマは速ければ楽しいか。
NO。
■サーキットを走るのは楽しいか。
YES。
■スポーツカーは楽しいか。
YES。
■スポーツカー以外は楽しくないか。
NO。
■オラオラですか。
YES!YES!YES!YES!YES!YES!
というわけで(?)、速ければ楽しいかっていうとそうでもなくて、スポーツカーじゃなければ楽しくないかというと、そうでもないようです。あくまでもオレの場合ですが。
じゃあ何がプレジャーかっていうと、
まずはクルマの状況、路面の状況という「情報」が正確に入って来ること。
そして操作に対して正確に反応すること。
この2つが関係しているのではないかと考えています。ドライビングを相談できて、相談した通りに動いてくれるということでしょうかね。よく考えたら、ウソつくヤツが嫌いで言うこと聞かないヤツが嫌いっていうのは、人として当然のことだなあ。
そもそも何かを理解できるとか、何かと意志の疎通を図れるというのは、人間にとってすごーく嬉しい、興奮することなわけです。
学校に行き始めた子供が「勉強って楽しい」ということもそうだし、海外旅行に行ったときレストランで注文ができたとかもそう。ドイツチームでレースに出て上手くいくなんてハンパじゃない快感です。オレは勉強は小学1年生から嫌いでしたが。
それはクルマも同じで、クラゴン部屋的に表現すれば「このクルマはこうやったらうまく乗れるかな」とさんざん考えて試してみて、つまり情報を得て操作してみて、ついにピタッと来た時の「よっしゃああああああ!」という快感は、まさにドライビング・プレジャーと言って間違いないでしょう。
そして多くの人にピタッと来やすいクルマが、ドライビング・プレジャーが高いといえるのかもしれません。例えばロードスターはココに当てはまるでしょう。
でもインテRなんかはまたちょっと違う質のプレジャーだったりして。
そちらはまだまとまり切ってないので、またの機会にしましょう。
Posted at 2008/12/04 17:50:41 | |
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DPCOTY | クルマ
2008年12月02日
まだ続きます。
みなさんの選考車種と理由を拝見して、思ったことを書いていきましょう。
意外だったのは(未)がとっても少なかったこと。未乗車に集まったのは大賞のNSXとインテRを合わせてわずか4票。NSX-Rに10点を投じた弥永さんも「Mr.Gの助手席に乗ってみたい」という条件つきでした。だったらオレもNSX-Rだな(笑)。
もひとつ面白かったのが同じく(未)のインテR(DC2)で「O滝号を見て」という理由。クラゴン部屋の稽古に来たことがない人には申し訳ないんですが、知ってる人ならとっても納得でしょう。
「祭り」「ツヤがない」などなど、ドライビング指南に使うとは思えない用語が誕生したのも、O滝号とチャレンジしまくりのO滝さんご本人あってのことです。オレと武ちゃんが本気出したセットだから超攻めまくりだけど。
選考基準がドライビングプレジャーである以上、ドライビングしてる様子まで含めて選んで何の問題もありません。
(未)は1台など制限をつけたのは、買えないクルマばっかりだと困るなと思ったんですよ。フェラーリF430とポルシェカレラGTとか、夢のクルマの話だけになってもしょーがないから。くれるんなら欲しいけどなあ。
でも実際には、みなさんほとんどが実際に乗ったクルマの中から選んでくれたし、(未)に投票した人もしっかり考えて選んでくれました。それだけドライビングプレジャーのあるクルマを真剣に選んでくれたということで、これはとってもウレシイことでした。
(未)にしてもR35GT-Rを選んだ人がいないっていうのも、興味深い結果です。必ずしも高性能≠高ドライビングプレジャーとは思われていないということでしょう。乗ったことないから知らないけど。
来年は3台選考にして1台(未)を必須にしても面白いかも。
あとは「比較できるほど乗ってないから」という理由で投票を辞退された人もけっこういるでしょうし、でも反対に「比較できるほど乗ってないけどオレはコレだと思う」で投票してくれた人もやっぱりけっこういるはずです。
基準としては、サーキットを走る人が買って後悔しないクルマなら、それはドライビングプレジャーがあると思っていいんじゃないですかね。比較できるほど乗っていないとしても、その1台を選んだ理由に間違いはなかったはずですから。
でもその奥ゆかしさがいいじゃありませんか。
あとはビートの「そこにあるだけで周囲の景色を一変させる」もいいなあ。厳密にはドライビングじゃないけど、そもそもドライビングプレジャーっていうのは日常にないものだからエレクト、いやエキサイトするわけです。
ビート、ロータスエリーゼ、NSX-R、S2000、ロードスターなどはインテRなんかとはまた違う意味で、高いプレジャー度があるといえるでしょう。
もひとつ面白い結果だったのはシビック&CR-X。
EK9/EG6/EF9/EG9/EF8/FDに分かれたため上位に来なかったものの、ノミネート数なら一番。多くの人にとってスポーツドライビングの入口がシビックだったということでしょう。過去形なのが残念だけど。
厳密に言えばEK9とFD以外は年代で引っかかってるけど、まあいいでしょう。他にもNGな車種はありますが、せっかくいただいたご意見ということで、有効にしています。
実はこの型式がけっこうネックでした。
DC2とDB8は別のシャシーだけど、同じ質のドライビングプレジャーがあります。でも例えばEF9とEG6とEK9はみんな違うし、同じNBロードスターでもTD1001Rは全く違うので、別ポイントにしています。
DC2はDB8と別計算でも60点だったから順位は変わらないんだけどね。それどころかDB8が25点で同率2位になって、上位4台のうち3台がインテRなんて意味不明なことに(笑)。
1票、5点のクルマでもそのクルマを選んだ理由があって、(未)でなければ実際に買った人の意見です。
自分で買った人には何でも言う権利があります。7分38秒のクルマを「アンダーでつまんね」と福島弁で言ったって何の問題もないわけです。全てのクルマはその高いハードルを越えて選ばれた1台です。
確かに得点が多いクルマのほうが薦めやすいクルマではありますが、どのクルマでもそれぞれのドライビングプレジャーを得られることでしょう。
Posted at 2008/12/02 17:03:12 | |
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DPCOTY | 日記
2008年12月01日
予定通りからちょっと遅れくらいで結果を発表できました。
予想した通りのクルマもあり、そうじゃなかったクルマもあり、とても興味深い結果でした。順位に関しては結果を見てもらうとして、ちとまとめましょう。
まず再確認をしておきましょう。ドライビング好きな人が「コイツは最高だぜ!」と思うクルマを選ぶのがDPCOTYです。
だから社会性とか経済性とか利便性とは別の結論が出るだろうし、ドライビング・プレジャーという「クルマ」として最も濃い部分を持つ車種にスポットライトを当てる機会があるべきだと思ってスタートしました。
どのクルマにしても、普通ならスポットライトが当たらない車種なわけで、だからこそやった価値があるとオレは思っています。
その顕著な結果として表れたのが、上位3台のうち2台が新車で買えないってことでしょう。
それどころか上位10車種のうち、新車で買えるのはS2000、RX-8、ロータスエリーゼ、ロードスター(NC)の4車種のみ。
これはなかなか挑戦的な結果になりました。
中古だろうとイイモノはイイんだからしょーがありません。そこは本音で行きましょーや。
しかもパーツが無くて修理やメンテに困るクラシックカーではないので、現実的に選んで何の問題もナシ。新車だろうが中古車だろうが、予算内に入ってイイクルマだったらそれでOK。
だから単純に昔は良かったという話じゃありません。今でも手に入るクルマばかりです。「何だ中古車かよ」と思う人はどうぞ日本カー・オブ・ザ・イヤーを参考にしてください。
でも新車がダメかっていうとそうでもなくて、S2000はホンダ必殺のやりすぎクルマ(笑)で希望ピッタリの人もいるわけだし、RX-8やNCロードスターみたいに、この時代だからこそ頑張っているクルマもあるわけです。
新車≠デカくて重い、というところをいかに打破するかでしょう。あともうちょっと安くないと。
やっぱり無駄にデカく重くならずに、ポルシェみたいにキープコンセプトのままで、もう買い換えざるを得ないくらい最高にイイ新車を出して欲しいな。
ドライビング好きだったら買うしかないくらいのヤツを。
自動車メーカーのみなさんには、ぜひオレたちをいい意味でダマすくらいのクルマを出して欲しいところです。それで新車と中古車入り乱れてのランキングになったら面白いじゃありませんか。
これからクルマでスポーツしたい人にとって、利害関係ゼロのバイヤーズガイドになれば最高です。
そうなるとやっぱりオレのインプレだけで決めるわけにはいかないわけで、みなさん投票ありがとうございました。
5人くらいだったらオレの好きなクルマに決めちまおうと思ってましたが(笑)、多くの投票をいただいたことで、クルマ遊びをあきらめないオレたちの意見になったのではないかと思います。
各車の詳細はオトコ日記かDPCOTYページにアップします。
Posted at 2008/12/01 23:36:26 | |
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DPCOTY | クルマ
2008年12月01日

集計結果の発表です。みなさん貴重なご意見ありがとうございました。
詳細コメントはまた後日。
DPCOTYのページには速報版でアップしてあります。
■大賞 85点
初代インテR(DC2+DB8)
■2位 25点
インテR(DC5)
S2000
■3位 20点
RX-8
スカイラインGT-R(R34)
ロードスター(NA)
ビート
ロータスエリーゼ
■モーストアグレッシブ賞
インテR(DC2)96SPEC
■リーズナブル賞
ロードスター(NA)
■ドライビングプレジャー普及賞
RX-8
■エクスぺクテッド賞
NSX-R
4位以下の順位です。
■4位 15点
NSX-R
マツダ・ロードスター NC
■5位 10点
マツダ・ロードスター NB
プレリュードタイプS BB6
インテRO滝号 武ちゃんSP
シビックタイプR EK9
フェアレディZ Z33
BMWアルピナB6 不明
BMW3シリーズ E90
ポルシェ911カレラRS 964
プリメーラ P10
■6位 5点
ロードスター TD1001R 5点
シビック EG6
シビック EF9
シビックフェリオ EG9
CR-X EF8
シビックハイブリッド FD
RX-7 FD
カプチーノ
インプレッサ GC8
スカイラインGT-R R33
アウディRS4
プジョー307フェリーヌスポーツ
Posted at 2008/12/01 00:16:49 | |
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DPCOTY | クルマ