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■2025クラゴン部屋開催日程■ ※途中です

 1月 8日(水) 筑波1000稽古(午後)
 2月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 2月 9日(日) 筑波弐千稽古(午後)
 3月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 4月予定     クラゴン部屋 春場所(3日間予定)
 6月24日(木) 筑波雨錬(1日通し)
 6月予定     クラゴン部屋 夏場所(3日間予定)
 7月       暑そうなのでお休み
 8月       とても暑そうなのでお休み
10月予定     クラゴン部屋アレ場所(3日間予定)
12月予定     鈴鹿稽古(午後)

もてぎロードコース、SUGO、鈴鹿などまだ追加します。

エントリー、詳細はこちらへ⇒ドラテク鍛錬場クラゴン部屋

クラゴン親方のブログ一覧

2016年01月31日 イイね!

オリジナルサスのオーダー法

オリジナルサスのオーダー法最近ちょっとマジメなことを書きすぎているのでアレしておくと、タイヤの接地性が大事などと言いながら、縁石で離陸するのも大好きな親方です。

この写真はミラージュ東北の最終戦で、なかなかの飛距離でした。飛距離が出すぎて、ブレーキングポイントでまだ着地していなかったというオチ。

そこはそれというヤツです(笑)。


クラゴン部屋ではサスメーカーにオーダーを出して作るオリジナル仕様のサスはオススメしていません。

完全に自分仕様にするオリジナルサスはもちろん、ショップが独自にセットアップしたオリジナルサスも含めます。

全てがダメだということはありませんが、メーカー標準仕様よりも値段が高い、しかも失敗の可能性もある。わざわざ高いお金を出してリスクを負うことはないでしょう。そしてダメなサスはまともな状態にするまでずっと不快です。場合によっては危険でもあるし。

一般道もサーキットも試乗できて、いいと思ったなら選択肢に入れてもいいけど。

この話はクラゴン部屋では100年前からしてるんですが、それでも「やっぱり自分だけのサスが欲しい!」という人はいます。

そういう人に向けてのアドバイスがあるんですよ。


「サーキット」 「ジムカーナ」 と絶対に言うな。


ということです。

サス屋さんはもちろん競技もやってますから、それっぽい単語が入るとスイッチが入ってしまいます(笑)。そしてサーキットを走るということはタイムを測る前提でもありますので、自動的にタイムが出るセットアップにされてしまいます。

「街乗りメインでサーキットも走ります」でも、たぶんダメです。

純正よりもちょっとサーキット寄りではなく、レーシングカーのちょっと純正寄りくらいになります。いや必ずしもそうではないかもしれませんが。

このあたりはセットアップをする人にもよりつつ、サーキット基準の人の「このくらいなら一般道も乗れるよね」とか、そういうのは一切信用してはいけません。なぜなら基準がサーキットだから。競技をやっているオレが言うので間違いないです(笑)。


では最後にオーダーするときのコツを指南しましょう。

「サーキットは走りません。街中の移動がメインで、偶然通りがかった峠を安心して楽しく走れるように」

このくらいがちょうどいいです。車高は純正よりちょっとだけ下げくらいと言ってもいいかも。コレで荷重の変化もそこそこ起きて、雨でもそれなりに走れて、ほどよくサーキットを楽しく走れるくらいの仕様になります。たぶん。

でもこれでいいなら、オリジナルの必要はないんだよね。サスメーカーの標準仕様で十分。


考え方はそれぞれだし、クルマ遊びはオトナの趣味です。自分のお金をどう使うかは、それこそ趣味の範疇だべ。

クラゴン部屋としては明確に推奨することではありますが、みなさん各自ご判断いただけばいいとも思ってもいますので、判断の材料として参考にしていただけばいいでしょう。


関連情報URL : http://kuragon.net
2016年01月30日 イイね!

オリジナルサスの難しさ

オリジナルサスの難しさちょっと例のアレを撮影に逃亡してました。そのうちお見せします。

では続きをやりましょうか。

タイヤはとにかく路面に接地していないとダメだという話の続きです。みなさんなんとなーくはご存知だったとは思うんですが、「荷重かかってなくてもいからとりあえずタイヤを地面に置いておけ」というくらいのレベルで接地性は大切です。

そこまでだと思ってなかったべ。

でね、接地性が悪くて困るサスは多くがオリジナルのサスです。もちろん全てのオリジナルがそうだということではありませんよ。オリジナルでイイカンジの人は関係ない話だと思ってください。

割合で言えば圧倒的で無視できないレベルなので。

「なんじゃこりゃ」と思ったとき、サスメーカー標準だということはほとんどないくらいです。

ここでのオリジナルは、メーカー標準仕様の減衰やスプリングではなくて、ショップや個人がオーダーしたワンオフのサスということでいいですかね。

メーカー標準=普通、オリジナル=高性能だと思ってるでしょ。

まずそれが間違い。そんなことはないです。

高性能ではなくてセットアップが違うだけ。

オリジナルのサスって高いじゃないですか。それは高性能にお金を払っているわけではなくて、セットアップの変更手間賃や情報にお金を払っているわけです。そこを勘違いしないように。

どう違うかというと、路面がフラットなサーキットで、ドライで、ハイグリップなタイヤで、乗りこなす腕がある人が乗ったときに、タイムが出る。

この条件のみで使うならいいでしょう。もちろんそんなことはまずないわけですが。

これは悪いことではない、というよりは仕方ないことです。なぜかというと、メーカー標準仕様よりもタイムが出ることを期待して買うから。ユーザーがそういう期待をしてしまうから、そう造らざるを得ない部分もあるでしょう。

ショップもタイムが出た=高性能でしょ、と言いやすいだろうし。

それはいいとして、使える環境が限定されすぎなんだよねー。レースでは使える幅の狭いツールは性能が低いというアレもありますので。

ひとつの性能を下げて、他の性能を上げるトレードオフじゃーダメなんですよ。

安全快適、それでいてサーキットもそれなりに走れるというサスが、クルマ遊びを楽しみたい人に一番オススメです。

すっごく乗るのが難しいけどタイムが出るアシが本当に欲しいのかどうか、自分の使い方と相談してよく考えることです。

メーカー標準のサスだって、とりあえず純正よりは硬いわけだべ。さらに硬いオリジナルをどこで使うかというアレですよ。オリジナルで一般道からサーキットまで問題なく行けるのは、かなりレベルが高いと思っていいでしょう。

比較して乗る機会があるとわかるんだけど、なかなかそうもいかないから、ダメなままわからないで乗り続けることにもなってしまうのでね。

「上手く乗れないのは自分の腕が悪いからだ」というのはよくあることです。

繰り返しですが、オリジナルがダメだというわけでもなく、個々のナニがダメだというわけでもないです。クラゴン部屋でよくあるとても一般的なことなので、みなさん参考にしてください。

それでもオリジナルが欲しい人はいると思うので(笑)、次回で具体的なオーダーの仕方をアレします。

関連情報URL : http://kuragon.net
2016年01月27日 イイね!

FF車リア内輪の接地のアレ

FF車リア内輪の接地のアレいただいたコメントで、書こうとしていた内容を思い出しました。

このあたりがクラゴン部屋クオリティ(笑)。無料のブログですから、そのあたりも味ということでアレしてください。クラゴン部屋では普通にしている話ですので。

で、本題です。

「荷重がかかってないなら、タイヤが地面に着いてなくても同じじゃね?」

という疑問はあってもおかしくないんですよ、ってゆーかそこまで考えてもらえるなら、こういう話を書く意味があるというものです。

↑の写真の右リアタイヤのような状態です。

結論としては同じではないです。

タイヤが接地している方が明らかにグリップが高いです。

これはタイヤ交換してる途中に、外したタイヤを立てて置いて、滑らせようとしてみるとわかるんですよ。

タイヤ+ホイールの自重だけの荷重でも、そうそう滑るもんではありません。でも浮かせるとカンタンに滑ります。スタッドレスに交換するか、戻すときにでもやってみてください。

荷重のコントロールというと、ブレーキをかけてどーんとかける荷重のイメージがあるじゃないですか。

それは単純な、とてもラフなレベルのコントロールです。0か100かみたいな。

タイヤが浮いてるか接地してるかの状態って、100に対して5とか10とかの話でいいべ。それで急激にスピンするかどうかの差が出ます。

だからほとんど荷重がかかっていなくてもタイヤが接地しているのと、パカンと浮いてしまっているのは全く違うことです。それはこの機会に覚えておいてください。

荷重のコントロールでいえばね、そういうほんの少しのコントロールがとっても効くんですよ。

荷重をかけりゃいいってもんではありません。あくまでも適正にです。



前後の重量配分とかサスペンションの設計とかレーシングカーとか、場合によってはリア内輪がどうしても浮いてしまうこともあります。

最終的に浮いてしまうクルマも、セットアップとしては浮くのが可能な限り遅い方がいいです。

初代インテR(DC2)なんかは素人お断りレベルの攻めすぎたハンドリングで有名ですが、リアサスの伸びストロークは非常に長いです。あのセットアップでリアの接地が悪かったら乗れない(笑)。

マイカーの4ドア(DB8)はストロークの短い安いジャッキではリアタイヤ浮かないですから。


レーシングカーはトレードオフのアレがありますので、例えばストロークを確保するためにダンパーのケース長が長くなって車高が上がってしまうなら、ストロークが減ってもいいから車高を下げるという選択もあります。

で、オーバーステアが出るのはドライバーが何とかしろ(笑)。

というレーシングカーをミラージュ東北+シビック東北で5年も乗ってましたので、先日のシビック映像みたいなことがふふーんと楽勝でできてしまいます。



こういうセットアップを腕で乗れる人が、大丈夫だと言っても信用してはいけません(笑)。

そこはクラゴン部屋でも気を付けている部分ですかね。弟子のみなさんにとってどうか、自分の腕とは切り離して判断をしなければいけないところです。

といういい流れで、オリジナルのサスの話に行けそうな気がしてきましたいえーい。








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2016年01月23日 イイね!

社外サスとタイヤの接地性

社外サスとタイヤの接地性予定を変更して、タイヤの接地の話をアレしませうか。

タイヤが地面についていないと何もはじまらないというのは前に書いた通りです。ストロークが短いとタイヤが浮いた瞬間にグリップを失ってしまうと、より難しいとも書きました。

さあここで問題です。

サスキットを入れるのはなぜでしょう。

「クルマを安定させて、タイヤを効率よく使うため」

です。

サスを硬くすると荷重変動が減ります。そうすると一輪だけにどーんと荷重がかかることがなくなって、4つのタイヤをよりマンベンなく、上手く使えるということでいいですかね。

なのになぜタイヤが地面から離れることになってしまうのか(笑)。

ひとつの理由としては、ドライバーが感じやすいバネ上の挙動が安定するのを、グリップそのものが安定していると勘違いしやすいということがあるでしょう。

ここで完全に考えを改めて欲しいんですが、安定させたいのはバネ上ではなくて、バネ下=タイヤの接地なんですよ。

バネ上で判断して硬くするとどうなるかというと、少ないピッチング、少ないロールで安定したまま、タイヤがスコンと浮いて急激にスピンします。

スピンするまでは安定しているから、ドライバーには突然リアが滑ったように感じる。この挙動は読めないよね。正確にアレするとプロのレベルなら読めますが。

限界が高い代わりにストンとガケから落ちる。まさにレーシングカーはコレでOKです。


一方、柔いサスだとピッチングもロールも大きいから、限界はそれほど高くはないです。

にょにょにょにょーと滑るように感じることもあるでしょう。

だけど、タイヤは地面にくっついているから、急激な挙動にはなりにくいです。滑りやすいんだけどグリップは抜けないとでもいいますかね。この滑るけど抜けないのがポイントです。



グリップが抜けないから挙動が読める。予測しやすいともいえます。

コレがクルマとドライバーの対話というヤツですよ。

サスキットをポンと入れてしまう人は、この最初の「滑る」ところでダメだと判断するんじゃないですかね。確かに滑ったらグリップが抜けると思いやすいんだけど、実はその先にもコントロールする余地があるんですよ。

限界が高くない代わりに、いつまでもなんとなーくグリップし続けるから、楽しく走れるしドライビング鍛錬に向いています。さらにウエット路面にも強い。


一般的にいえば、グリップが上がって、限界が上がるのはいいことだと思う人が多いと思うんだけど、実はそうでもないんですよ。そこまで単純な話ではないです。

グリップが上がった結果、コントロール性が落ちることはよくあります。

だからサスキットがダメだというわけではないですよ。何事も程度がすぎるとよくないということで。いや、ほぼダメなのがあるな。メーカーに関係なく。

それはまた次回ということで。

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2016年01月22日 イイね!

FF車の最速コーナリング

FF車の最速コーナリングFF車のリアタイヤの接地性話の続きです。

リアが浮くとグリップが急になくなって挙動変化しちゃうよ、と言いつつ親方も模範走行ではぺぺぺーと走ってしまっています。

じゃあコレでいいんじゃないの、ということになりそうなので、そのあたりをアレしましょうか。

映像の中でも話をしているように、リア内輪が浮いて3輪のコーナリングというのは、FFレーシングカーのコーナリングです。

オレはミラージュ東北シリーズ、シビック東北シリーズチャンピオンを獲ってるくらいですから、実はこういうセットアップのクルマがとても得意でして。

具体的にいうと、リアの接地性が悪いのを活かして、進入で上手く旋回させております。FF車の苦手な立ち上がりのアクセルONアンダーを、進入のヨーレートで調整しているといいますかね。



リアタイヤで旋回、フロントタイヤで加速をすれば、FF車の苦手なところを消せます。

カウンターステアが当たっていないときにも、キッチリとヨーレートは出ています。映像ではちょっとわからないけど。

でね、大切なのは、速いからコレでOKと言っていいのかということですよ。

腕があれば乗れるともいえます。なんだけどそれはすでに腕がある人の話で、その腕を身に着けるためのクルマとしては、ハードルが高すぎる。腕を上げる前にミスってどこかに刺さってしまいます。

レーシングドライバーとしてはOKといえるけど、クラゴン部屋の親方としては純正に戻しましょうというカンジですかね。

そこは使い方のアレでもあるので、なかなか難しいことですが。

クラゴン部屋の変態的なところはこのあたりで、普通のショップあたりなら「プロが乗ってタイムが出たから問題ないよ」って言われちゃうでしょ。

クラゴン部屋では「オレは乗れるけど普通の人は乗れない」と明確に言います。親方が乗れるからといって、親方を基準にしてはいけないパターンがけっこうありますので(笑)。

次回はサスキットのオーダーの仕方の指南でもしましょうかね。今までクラゴン部屋限定だったんだけど、そろそろいいべ。

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