クラゴン親方のブログ一覧

鈴鹿動画第３弾はＳ２０００です。

ただのＳ２０００ではなくて訓練されたＳ２０００です。某部屋によくお越しの方はおなじみでしょう（笑）。



「コースが足んなかった」（２コーナー）

「失敗」（ダンロップコーナー）

「ちょっと切り遅れたか」（デグナー２つめ）

「タイヤタレてるな」（シケイン）


という自己申告というかレポートをしております。

というのは、まさにその瞬間にどういう状況なのか、ＯＫなのかそうじゃないのかを助手席の弟子に知ってもらいたいからです。

親方だから全部正解とか、何でも上手いとか、そういうことではないんですよ。

「ああコレでいんだな」「ちょっと違ったんだな」など、より質の高いところで良し悪しを知ってもらうと、上達につながりそうじゃないですか。

オレが自分のやることを信用していないのがクラゴン部屋のチャームポイントです。

もっと上手く走る方法はいくらでもあると考えておりますので。

でもコレは訓練の進んだ弟子向けかな。

初心者、入門者のみなさんには、もっとちゃんと解説をします。たぶん（笑）。

鈴鹿稽古映像第２弾はシビックタイプＲです。

リンクサーキットではさほどというか完全にアレがナニだったわけですが、開発テストで走っている（はずの）鈴鹿ではもっといいはずだと思って、楽しみにしていたんですよ。

ただし、純正と違う１８インチ仕様なので、それがいいかどうかというアレもあります。

どこかが良くなればどこか他が悪くなる。トレードオフになるから、全て良くなることはまずありません。セットアップとはそういうもんだから、やってみないとわからないんですよ。



基本的な傾向は他のサーキットで走ったときと変わりませんかのう。

でもアンダーステアはそれほど大きく感じないか。それは１８インチが利いてるのかもしれないし、単純にコーナーのＲが大きいからかもしれません。鈴鹿はＳＵＧＯよりもひとつ高いギアの速度域のサーキットだし。

気になるブレーキのヨレヨレも同じです。ヘアピンの手前はやっぱり不審（笑）だし、１３０Ｒ手前でヨレるのはやめてほしい。

ちなみにヘアピンのブレーキングでは、接地性が悪い→ＡＢＳ介入→制動距離が伸びそう、という悪いアレもちょっと出ました。

最近ツイッターでＡＢＳの話が盛り上がったアレでいえば、だいたいの場合で悪いのはＡＢＳの制御ロジックではなくて、タイヤの接地性が悪いことです。タイヤが浮いてロックすればＡＢＳは作動するもんだから。

タイヤがたわむぶんが入って、もしかしたらブレーキングは１９インチの方が安定しているのかも。ただ１９インチではコーナリングが始まってからのグリップの抜けが出るわけですが。

あと直線はメチャ速いわ（笑）。

サーキットではパワーこそ力。タイムを売りにするなら、それはそれで正しいアレです。

というわけで、鈴鹿だからといって劇的に良かったとはいえないけど、少なくともクルマと相談して、ドライビングを鍛錬していける状態になっているのは確認できました。

長かったけど、まあＯＫということで（笑）。

休暇を取ってひさしぶりのクラゴン部屋です。

アレ場所から一度もクルマを運転してない（笑）。なのに訓練された弟子を相手にしかも鈴鹿というなかなかの親方プレイでした。



このＲＸ－８で気になるのは、コーナリング後半というか、コーナリングがほぼ終わってるところのオーバーステアですかね。

この原因はタイヤ。

単純にタイヤが減ってるのが原因です。だからタイヤを交換すれば治りますたぶん。

こういうときは、おとなしくドライビングで対応するのが一番。セットアップで対応しちゃいけないパターンです。

タイヤは全摩耗するまで摩耗と比例して一定のアレでグリップが下がっていくわけではなくて、ちょっと予想外の挙動がアレすることもけっこうあります。なかなか難しいんですよ。