クラゴン親方のブログ一覧

ひさしぶりに募集中の稽古のご案内です。

サーキットのために其之壱in筑波を募集開始しました。

開催日は１０月６日の火曜日。筑波サーキットのジムカーナ場で、スポーツドライビングの基礎編をやります。クラゴン部屋必殺の定常円です。

基礎編なので、すでにサーキットを走っていて、コーナリングでもうちょっとナニしたいとか、スポーツ走行してみたいけど第一歩をどこにしようか、という方向けですかね。

ただしそこはクラゴン部屋ですので、入門者でも手取り足取りというカンジではないです。そういうのは期待しないでください。それは入門稽古でやるし。

コースの安全は確保しているし、１台ずつしか走らないし、事前に送る映像で当日の進行とかルールなど理解してもらえれば、初心者でも大丈夫なんですけどね。

現場で教えてもらおうという方はちょっと向かないです。そんな難しかったり特殊だったりするわけではないんだけど。







こんなカンジで、全開加速～コーナリング～フルブレーキングをいろんなレイアウトでやっていきます。

使うのはジムカーナ場ですが、ジムカーナ的なくるくる回るレイアウトにはしません。オレが覚えられないから。

今でも覚えてるけど、Ｂライ講習でジムカーナがあるんですよね。２回ミスコースしたらダメなヤツが。あるコーナーを立ち上がったときに、次のパイロンの右か左か、どっちから入るんだっけ？？？

と思ったのは今でもトラウマです（笑）。だってそれ間違えたらライセンスもらえないんですよ。

そういうことがあったので、レイアウトは単純に。コーナリングはダイナミックに。

安全な場所でヒャッハーと楽しく走る。コレが一番の趣旨です。もちろんルールは厳密に守ってもらって。

急に決めた平日開催なので、いつもよりは空いています。気になる方は今のうちにだうぞ。

全国１億３０００万のⅰＱファンのみなさんに送る、鈴鹿サーキット全開走行映像です。



最初は挙動にビックリしたけど、もう慣れてきました。

そろそろ日本で一番ⅰＱに乗るのが上手くなってきたような気がする（笑）。

ⅰＱはロードスターの１００倍くらい乗るのが難しいです。

一番の理由は攻めすぎた超ショートホイールベース。それに付随してホイールベース比で高すぎる重心。正確には質量中心だけどまあいいべ。

トレッドに対して重心が高いとロールするじゃないですか。

同じアレの方向違いで、ホイールベースに対して重心が高いとピッチングするわけですよ。

ロールはロールなのにピッチはピッチングなのって何でですかね。ローリングだとローリング族になっちゃうからかな（笑）。

んで、そのロールとピッチングの差。荷重変動の早さの差が、このⅰＱの難しさであり、鍛錬のしどころです。

アクセルをパンと戻すだけで鬼巻き込みで鬼タックインするから、アクセルコントロールが上手くなる。もちろんアクセルをラフに踏んだらアンダーステアです。



短かッ！

でもね、そういう挙動すらもⅰＱの味なんですよ。そもそもサーキット走ってナンボのクルマではないし、挙動が難しいからといってクルマの価値には影響なしです。

オレの使い方でいえば買うかと言えば買わないけど（笑）、主張があるクルマはエエですな。

実はⅰＱを一番見たのは、地中海のマルタ共和国。





日本どころじゃない、まさに島国。しかも電車がないんですよ。主要都市にはないし、そもそも国の中に電車がないのかな。電車が存在しない国（笑）。

この入り組んだ道路にベストマッチですな。あとはスマートも多かった。

こういうところって、自動車の在り方がそもそも違うアレじゃないですか。専門的に勉強して取材したら面白いことに気付きそうです。

個人的にはぜんぜん興味ないけど（笑）。

表現の自由はちょっと難しかったかな。

多くの方にはそうじゃないといいんですが。原理原則のアレですから、覚えておくといいし、調べてみてもいいと思います。規制してはいけない一方で、無原則に権利を主張していいものでもないというアレです。

知性と同時に知的肺活量が必要な話ではあるので、すぐに結論を求める人には理解できないアレやもしれません。それは人それぞれということで。

そして鈴鹿ですよ。



雨がバシバシ当たる音がするくらい降ってるのに、なかなかのハイペース。

ええサーキットが好調だと人格が下がる戦闘民族です。

まず鈴鹿の路面がとてもイイです。めちゃめちゃグリップする。雨ラインもほぼ不要です。今ちょっと外を走ってるところも、もしかしたらインに着いても行けるかもしれない。

試すほどは時間がないんですが。

あと路面がグリップするせいか、白線とか、縁石と路面の間にたまった水とかで妙に滑るカンジがして、ピッチリとインを詰めるメリットはそれほどないかな。

ここからコンマ２秒上げたいということになった時点で、試してみるくらいのアレです。

あ、そうそう、逆バンクの手前とかダンロップコーナーとか、川までいかないけど川っぽく水がたまるところも、なーんか滑った。ハイドロまでは行かないはずなんだけど。

雨とは思えないくらいグリップしてるんですが、滑るときは滑る（笑）。

その滑りが一般的なサーキットのウエット走行とはちょっと違うカンジなんですよね。グリップすると思って安心してると足をすくわれるというか。

走る方は気を付けてください。

先日タイヤ選びの話を書いたじゃないですか。実はウエット路面で安全に走るためのタイヤ選びでもあります。コレが下のグレードのタイヤだったら、かなりキツいですよ。モノによるけど。

クラゴン部屋のモットーは「安全は金で買える！」です（笑）。

なかなかゴッツイブレーキシステムでしょ。

コレ、リアなんですよ。

メルセデスＳＬＳ ＧＴ３のヤツです。リアが対向４ポッド。フロントは対向６ポッドです。

買ったらいくらするんじゃー。


ではブレーキパッド選びの続きです。


■利きを調整できるように種類がいっぱいあるメーカーにしよう（ダメ

コレ難しいんですよね。完全にダメではないけど、必要を感じたことがないのと、経験的にダメなことがあったからというところかな。

ブレーキパッドなんてね、そんなに種類はいらないんですよ。

フェードしなくてタッチが良くて減りが少なくてダストが少なければ１種類でＯＫです。

そんなブレーキパッドはない（笑）。ないんだけど、あれば１種類でＯＫです。極論でいえば。

例えばフロントで５種類、リアで５種類、利き味だけが違うのがあるとしましょう。それテストするのにいくらかかるの？　という話なんですよ。

ブレーキパッドのテストをやったときにね、最初のがロックの帝王みたいなブレーキパッドで、次にコントロール性がイイのとオーダーしたら、ただ利かないのが来まして。

その間！　間ちょーだい！！（笑）

選べる幅が広いというのはひとつのメリットです。それは間違いない。その上で、選べることがデメリットにもなってしまう。せめて２種類くらいコレというのをメーカーで絞ってくれるといいんだけど。

メーカーでちゃんとテストをしてもらって、その絞るところまでがブレーキパッドの値段だと思っています。数が多いだけで使えないブレーキパッドのコストをユーザーが負担するべきかといば、それは違うべ。

「何でもやります！」と言う人はたいした仕事しないことが多いのと同じパターンです。



写真は特に意味はない。

あとオレの考え方としては、不具合ないということにけっこう重きを置いております。ご存知の通りです。

自分好みにカスタムできるよりも、飛び抜けて良くはないけど問題なく普通の方が大切。その方が余計なコストがかからないから。

コレは耐フェード性の話ではなくて、あくまでも利き方、タッチの差のことです。

耐フェード性に関しては、車重に合わせて何種類かあってもおかしくはないです。弟子のＲＸ－８ではピッタリのブレーキパッドが、同じ銘柄でマイカーのＳ２０００だとフェード気味ということはありました。

今はもう一発上のグレードで、ひとまずＯＫになっております。

タッチはまあ変じゃなかったら気にしないかにゃー。

ドライビング的にアレするならば、タッチに合わせて踏み方を変化させる方が上達するわけですよ。

「自分の踏み方はコレ！」と先に決めて、合うブレーキパッドを探すのは、コストもかかるし上達もいない。といって、ダメパッドで練習すると難しいので、ある程度は選びたいです。普通のヤツを。

ブレーキタッチに関しては、Ｆ１ドライバーだって好き嫌いがあるし、一発で決まらないこともあるじゃないですか。けっこう好みの領域になってくるんですよね。

オレはコスト的にあまり気にしないことにしていますが、ガンガンに詰めて行きたい人は止めません（笑）。それだけのコストを投入する価値があるなら。

ちなみに、レーシングカーでブレーキ関連のオーダーを出したことはないです。そのブレーキなりに乗ればＯＫ。だから不具合以外はあまり気にしてないんでしょう。あまりアテにならないかも（笑）。

ブレーキのタッチに関しては、有名どころは概ね良くなっている気がします。スイッチみたいなのはあまりない気がするし。だからこそ、細かく選べるメーカーを敢えて選択するとしたら、それなりの理由があるなら、ということになりますかのう。

ブレーキパッド選び ＮＧ編の解説３に興味深いコメントをいただいておりますよ。

オレの立場は一環しております。

・嫌なら見るな

・要望があるなら金払え

以上。

ひどい（笑）。

反対意見はいいんですよ。そうじゃないと思う人の意見は貴重ですから、むしろ興味があるくらい。自分とは違う視点は貴重です。

ただし、文章を読めていないとそもそも議論にはならんので、そこにもひとつハードルがあったりはするわけですが。

読んだ人の認知の歪みは書いた人には直せません。

あとね、「その意見は違う」というのはいいんですけど、「違うから書くな」とは言ってはいけないんですよ。

絶対にダメです。それが表現の自由というヤツです。日本国憲法で保障されたアレですから、それこそ人権の問題です。

「違う」と「書くな」は本来完全に別のことです。

なんだけど、一緒になっている人はけっこう多いんですよね。

意見と人格とを分けることもそうだし、意外と難しい人もいるようです。自分とは意見は違うけど、この人は優秀だなーと思うことはけっこうありますけどね。

気に入らないなら見なきゃいいのに、勝手に見ておいて書くなとか、今時ちょっとアレな繁華街歩いててもそんなインネンつけて来るヤツいませんよ（笑）。

そのくらいお行儀が悪いことです。それでブログをやめちゃう人がいたりして、本当にアレですよね。

ネットは広大なんだから、合意点を見い出せないなら、遠く離れたところで幸せになるのがいいでしょう。イイカンジのツールなんだから、上手く使っていかないとね。

遠くで不幸になってほしいとかぜんぜん思ってないですよ（笑）。