2014年02月10日
カプチーノのタイヤサイズ。
B車ならではの話題です。興味ない方ゴメンナサイ。
まず、カプチーノの純正サイズは165/65R14です。
こんなサイズのスポーツグレードタイヤ、売ってません(笑
で、近似サイズとして175/60R14があるのですが、これならスポーツタイヤが手に入ります。
といっても、ZⅡ☆か、AD07ネオバくらい。
で、スポーツ走行をする人の中でわりとメジャーなのが、195/50R15。
これなら、R1R・AD08R・RE11A・ZⅡ☆・V700(その他595RS-RやNS-2Rも)、各種あります。
ジムカーナに用途を絞れば、この中ではR1Rがメジャーではないでしょうか。
ただこのタイヤ、物理的には入るのですが、幅も広い上に外径がかなりデカいので、けっこう苦労します。
当然ホイールのオフセットは吟味した上で、(通常のローダウンした状態から)車高上げて、キャンバーつけて・・は当たり前。
個体差もありますが、そこからさらに大技小技が必要になります。
そしてジムカーナメインか、それ以下の用途で考えると、選択されるであろうバネレート的に縮み側のストロークを完璧に確保するのは難しいです。
つまりそれ以上縮ませたくてもガスガスとタイヤが当たります。
ギャップ等でも変な挙動をすることもある。
でもそれでもメジャーなサイズなのは、やっぱり195幅が生むグリップの余裕と、R1Rを筆頭に各種スポーツタイヤが履けるからなんでしょうね。
かくいう私も、一昨年は195/50R15のR1R一択でシーズンを走りました。
昨年も、半分は195/50R15を使いました。
残り半分で使ったのは、185/55R14ってサイズ。
ちなみにV700。っていうかこれしかありません。
Sタイヤであれば、050と03Gがあるんですけどね(Sタイヤで走ってる頃はこのサイズでした)。
SタイヤOKからラジアル縛りに規則が変わるにあたり、単純にグリップが落ちる中でタイヤ幅まで落としたくなかったのと、他所での実績を含めた低温時や初期のグリップのよさを評価して、カプチーノには最適ではと判断し、R1Rを使いました。
同じサイズのまま移行できるV700は当時、普通車でも路面温度40℃以上じゃないと使えないって言ってた頃でしたし。
結果的に、メリットを有効に使えたおかげで何勝かできましたし、一昨年のJMRCチャンプ、昨年のJAFチャンプ獲得にも貢献してくれたと思ってます。
でも、デメリットもあります。
まず、重い。
あとは外径が大きすぎて、ファイナルに手を入れなければ、ハイギアードになる。
そしてこれは前述しましたが、縮みのストロークに規制があるので、動きも不自然になることがある。
で、どうなるかというと、タービン交換したところでたかが100馬力程度のローパワーな車であるが故の問題として、失ったものを取り返すのに時間がかかる、ということ。
簡単にいうとパワーを食われるって問題です。
1速に入れることもないようなサーキットアタックであれば車速も維持できますし、何よりその車速を維持するために195幅のグリップを最大限に活用できると思います。
でもジムカーナであれば、コーナリングで1速を使うことも多い。
それでも、特にR1Rというケース剛性が弱くてタイヤをつぶせないタイヤであれば、車速を極力殺さないように、タイヤを転がすことに集中して走れば、メリットが活きてくる場合もあると思います。
横グリップの余裕が保険になる部分もありますしね。。
そんな感じで考えると・・多分、その他銘柄の195/50R15は、カプチーノでジムカーナする上ではメリットはあまりないのではないかと思われます。
さらに、避けられない問題としてサイドターンがあります。
立ち上がりの速いターンをしたければ、車速は落とさざるをえない。
車速の速いままターンをすれば、立ち上がりが遅くなる。
195幅のグリップをブレークさせようとすると、さらに悪い方向に。
ターンで勝負の決まる設定だと、195/50R15のR1Rにはデメリットが確実にあります。
対して昨年から履いてきた165/50R15や185/55R14というサイズ。
横のグリップは確かに195/50R15のR1Rに劣ると思います。
でも、加速がいいですよ。ブレーキもよく効きますよ。
ターンもしやすいです。
軽さ・外径の小ささ・適度な横グリップ・面圧・温めやすさ。これらの恩恵も感じています。
同一の日に試すことができなかったので厳密な比較にはなりませんが、R1RとV700やATR-K Sprotのタイム差はコンマ何秒です。
これに今後ZⅡ☆(もちろん14インチ)も加えて比較していくとして・・
おそらく、どんなコース設定でも絶対的にR1Rが有利だと言えるのは5℃未満の極低温くらいでしょう。
要は超スリッピーなコンディションにおいては、最大Gも小さい中で、ソフトなコンパウンドかつブロック剛性の低さをメリットとして活かせるだろうと。
ハッキリ言ってR1Rってそんなにすごいタイヤじゃないですよ。
タイムを出すには相当楽しくない運転をする必要があるケースが多いし、夏場はかなり苦しいし。
じゃあメリット・デメリット考えた上で、一番ベストなサイズは何か?というと、好みや走るコース、装備するファイナルにもよると思うので、一概には言えませんが・・あくまで私感で判断すると、185/55R14かなぁと。
ただ、V700しかない時点で、ウェット~低温用のタイヤを別に用意しないといけませんが(^-^;)
でもR1Rは履きませんよ。
195幅の「R1Rが」履けるから勝てる、そう思われたくはないからですね~。
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Posted at
2014/02/10 00:43:26
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