![ブレンボ・キャリパー塗装(+オイル交換5-40W 79300km) ブレンボ・キャリパー塗装(+オイル交換5-40W 79300km)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/023/923/948/23923948/p1m.jpg?ct=142b8472141f)
以前から気に成っていた
ブレーキ・キャリパーの塗装を行いました。
新人君(エボⅦ)のブレンボ塗装は、4輪共に折角の赤色塗装が赤黒い色に成ってしまいお世辞にも綺麗と言える状態では有りませんでした。
当初は耐熱赤塗料を塗る計画にしてましたが、皆さんのブログを見ると、丁寧に洗浄を行い、耐熱
クリアを塗布すれば、新品の様なブレンボレッドが復活するとの情報を得て、私の計画もリスクの高い「赤塗装」から「クリア塗装」に計画変更し実施しました。
4輪とも作業するには、通常のジャッキでは効率が悪いため、今回は近所の友人にお願いして、友人宅のガレージで作業させて頂きました。友人の職業は自動車整備師で自宅のガレージにもエアーコンプレッサーを備える本格ピットを所有しています。
作業は四か所を馬に乗せ、4輪を全てを外した状態で一斉に掃除&塗装を行いました。
友人はキャリパー外そうか?って提案してくれましたが、耐熱塗料は熱を掛けないと乾燥しないので、外して塗装すると数日は取り付け出来ないので今回は外さずに、そのままで塗装をしました。
塗布するのが透明のクリアーなので、少々周りに付いても構わないので、マスキングは最少限に済ませて、表側を重点に行った素人塗装ですが大満足の仕上がりです。
キャリパーの掃除のポイントは、赤塗料を傷めないでクリアー塗装だけを綺麗に剥がす事ですが、下の写真のエアガン型の道具で、キャリパーをプシュプシュと強烈な圧縮空気を当てると、日焼けの皮膚が剥がれる様に、クリアー塗装をペロペロと綺麗に剥がす事が出来ました。やっぱり道具は大切です。
・・・仕上げはパーツクリナーとダイソーのステンレスウール束子でゴシゴシしましたが、高価なサンドペーパー等より良かったです。
クリアーは3度塗布したのですが、塗料が乾く暇な時間を使って、オイル交換も実施しました。今回は5-40Wの粘土のオイルを入れてみました。79300km 前回のオイル交換から約2000km程度しか走って無いですが良しとします。
写真は・・塗装後の新人君の晴れ姿です。裏の方は完ぺきとは行きませんでしたが、表は満足の出来る仕上がりです。
======以下2011年09月26日追記========
先日のBLOGでは、嬉しくて綺麗に変身したキャリパー中心の内容でしたが、作業手順についての問い合わせも有り、作業について補足します。
耐熱赤色塗装を刷毛塗布する計画でしたが、インターネットで情報を収集するとエボのブレンボレッドの色落ちは、赤塗装の剥げでは無く、クリアー塗装の劣化が原因なので、キャリパーを綺麗に掃除して赤塗料を表に出した後で、クリアーを塗布すれば綺麗なブレンボレッドが復活するとの情報を得て、急きょ赤塗布をクリア塗布に変更しました。
実際のキャリパー掃除と塗装作業手順は以下・・・
(キャリパーに塗布する耐熱塗料は数時間での自然乾燥は困難なので、外して塗布すると取り付け時に大変な事になるとの情報を得て、今回はキャリパーを付けた状態で作業します。)
1・必ず準備したい道具
1-1・パーツクリーナーorブレーキクリーナー 2本
1-1-1・実質1本しか使いませんでした。
1-2・ブラシ
1-2-1・お風呂の目地を掃除する様なプラシティックの毛の固い物が便利
1-3・金束子
1-3-1・主に利用するのは目の細かい物、汚れによって荒い物も有ると便利かも
1-4・サンドペーパー
1-4-1・番手の大きな仕上げよう結局傷が付くので使いませんでした。
2・有ると便利な道具
2-1・エアーガン
2-1-1・エアーレンチを回すエアーを吹き付けるガンタイプの道具で、劣化して浮いた塗料の隙間にエアーが入り込み、クリアーの塗膜だけをペリペリと捲す事が出来ました。
3・作業は完了した箇所から順次行う事も可能ですが、私は以下の理由で4輪共に同時に進めました。
3-1・作業は結局最後の1本が完了するまで終われない。
3-2・塗布タイミングがズレると、全てのタイミングがバラバラで分からなく成る。
3-3・同タイミングで作業すれば乾燥時間の30分強は休憩できる。
4・作業手順
4-1・ホイール外し
4-1-1・余談ですが後輪2本のホイールボルトが異常に固くて大変でした。
4-2・エアーガンでブレーキ廻りを掃除
4-2-1・塗布を行う前にエアーでブレーキ周辺の汚れとダストを完全に吹き飛ばします。汚れを残こすとクリアーで、逆に汚れを閉じ込める事になり残念な出来栄えに成ります。
4-3・パーツクリーナ+金タワシで掃除(私は約15分/1カ所程度で完了しました。)
4-4・2~3を数度繰り返す
4-4-1・クリアーを剥がすと、悲惨な色状態になり心配ですが、パーツクリーナを吹き付けると、キャリパーが数秒間濡れてクリアー塗装が完了した状態に近いを色を確認する事ができます。
4-5・4輪ともに実施
4-6・マスキングテープ+ガムテープ+新聞紙を使い塗布面以外をマスキング
4-6-1・クリアー塗布なので、案外適当に実施しても問題なしと思われる。
4-7・クリアー塗布(シュ~って 3回程度吹く/1ヶ所) 30分程度間隔を開けて計3度塗布を実施して、最後の塗布から30分程度経過したネトネト状態で塗布作業を完了とする。
4-7-1・300ml缶の30%も使用していませんでした。
4-7-2・一説によると耐熱塗料で無くても大丈夫との意見も有ります。(選択は自己責任です。)
4-8・ホイールを塗布面に当てない様に取り付け。
4-8-1・塗料乾燥中にホイールを水洗いして汚れを除去しました。
4-9・約30分程度走行
4-9-1・意識してブレーキを多めに踏んでキャリパーの温度を上昇させ乾燥を促進させます。
30分程度の走行では完全乾燥は困難なので、キャリパーが少し熱い程度で駐車して乾燥を待ちます。
私に場合は4時間後に1時間程度走行(別件で乗っただけで乾燥促進が目的では有りません。)したのですが、走行後に手で触れると完全に乾燥していました。ただし、経験則としては一晩はブレーキダスト付着防止の為に走行しない方が良いと思います。