A6のブレーキ、これは問題大ありでした！

A6@C6のブレーキですが、乗っていた3.2LのNAは、フロントが321mmのベンチレーテッド、リアが302mmのプレーン。現在乗っている3.0Tは、フロントが347mmのベンチレーテッド、リアが330mmのベンチレーテッドです。
要は、3.0Tのブレーキは4.2LのV8車と同じブレーキなわけです。
※3.0Tでもまれに3.2Lと同じブレーキ車があるようです。

ということで、ブレーキの効き自体は間違いがなく3.2L車より良いだろうと！
試しにキッツイブレーキをかけるような走りをしたら、1回のブレーキングでフェード状態になりやがった。
青いYANASEのパッドは残厚があるし、何が原因だろう。


と思って、よく見たら．．．
ディスクの縁が盛り上がっていますね。
綺麗に山になっているものだから、デザインかと思っていた（笑）

きっと、熱を持ったパッドが膨張して削られていない部分にかかってしまうのでしょうね。なので、踏んでも効かなくなる（笑）

これは、絶対に新品への交換が必要です。
実は、パッド自体（キャリパーも）はディスク径が違っていても、3.2Lと共用なんです。
お気に入りのDICELブランド、以前にパッドの形状によるトラブルを申し出た時に、新品を送付してくれました。
新品保管していたパッドが使用可能！！
だから、ディスクもDEXCEL製を選びます。
という事で、ディスクとパッドの交換開始です。
まずは、ブレーキピストンを戻した際にフルードがリザーバータンクから溢れても良いように養生！


そして、キャリパーを取り外し。方法はこちら。
ディスクを固定しているのはボルト1本だけです。


ボルトを外して、プラハンでディスクを叩けば、ディスクが外れます。


さて、ディスクが外れたら各所観察（笑）
とにかく汚れがひどいですね。ただし、グリースの飛び散りは見られないし、ハブのぐらつきもなく一安心！


さあ、ハブを綺麗にしましょう！この面はディスクと接する面なので、真鍮ブラシでせっせと磨きます！


ディスクのバックプレートも一応綺麗に（笑）
これ、ボルト数本で留まっているだけなので、取り外した方が吉（笑）
それに気づいたのはリアの作業時（笑）


終了後に、ハブにグリース塗布。


さて、新品のディスクと、お古のディスクを比べましょうか！
新品は、プレーンタイプではなく、スリットタイプを驕りました（笑）
きっと効きが良いのでしょう（笑）
まあ、スリットは表面にしかありませんが（笑）


ディスクとハブの合わせ面にもグリースを塗布します！


固定ボルトを締め付ける前に、プラハンで馴染ませて余計なグリースは拭き取ります！


今回の作業で、キャリパーも綺麗にしました。
もちろん、キャリパーシリンダーのブーツも点検清掃済みです！
ちなみにキャリパーはAte製ですな。


結構鬼門なのが、パッドセンサーのコネクター。
ダストが入ったりしていて、爪の固定が甘くなるんです。
その際は、コネクター内をパーツクリーナーでたっぷり洗えばOKですよ！


という事で、フロントブレーキ・ディスクとパッドの交換が完了です。


ちなみにブレーキ等の重要保安部品は、無資格者が作業できるのは自分のクルマだけみたいです。法律に従いましょう！

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