バシケンのブログ一覧

今日は、昨年2月の話をいたします。

八戸市は2005年に隣村であった南郷村を合併しました。
南郷は八戸市内から見ると南西に位置するところで、市内から車で30分ほどの位置にあります。

南郷そのものの人口は2005年で6,000人少々住んでおりました。
しかし、徐々に過疎化が進み、平成28年3月末をもって、旧南郷村内の小学校5校のうち3校が合併することになりました。

そこで、八戸市が主催する、南郷アートプロジェクトでは、閉校する、市野沢小学校、鳩田小学校、中野小学校の3校をベースにショートストーリーを作成することになったのです。

2013年から1校ずつ作成してきましたが、最後が2015年に完成した「HOME SONG」という映画。
2016年2月28日に南郷文化ホールで上映されたので、見てきました。
内容は、ダンスを主体に音楽を親しんでいく、ストーリー。
生徒のみんなも、先生もみんな総出演！
この映画、誰にも思い出に残るでしょうね。


映画を見終わった後は、当時まだ閉校していなかった各校を訪れました。
まずは、中野小学校。
訪れてびっくりしたのは、開校してから139年の歴史があること！
明治10年位の開校とは、本当に驚きです！


綺麗な正門。
最近建て替えられたのかもしれませんが、旗もひらめき、凛としたお姿を感じさせます。


生徒数も少ないのでしょうが、残り少ない期間を過ごす子供たちの長くつが。
上の長くつは先生や、地域のお手伝いしてくれる方々のかな？
今は、もう空っぽになっちゃったかな．．．


とある教室ですね。
二人で向かい合わせの授業。
きっと仲良しだろう。きっと一生忘れない友達になるでしょうね。


広い食堂！
教室で給食を食べるのではなく、みんなで一緒に食べるのでしょう。
天気が良ければ日差しも明るく、楽しく食べるのだろうな。先生も一緒に食べるのかな？なんて想像していました。


食堂に貼られていた、卒業生の写真。
左側の白黒時代が過去なのですが、人学年で沢山の方が在籍していたようです。右側が最近で、数名しかいなくなっちゃった。
きっと、今の生徒でお父さん、お母さんの姿も探したでしょうね。


中野小学校を舞台として撮影した、「あなたとわたし、ワルツ」というショートストーリーの模様も貼られていました。


失礼ながら、窓の外から学校の中を伺っていましたが、通っていた学校が無くなるって、誰でも悲しくなると思う．．．


次に訪れたのが、鳩田小学校。
この学校も無くなっちゃいます。中野小学校と同様に100年以上の歴史がある小学校。でも、少子化により．．．
体育館の鳩のマークが可愛くて、建て替えられたときに子供たちが喜んだだろうな。


市野沢小学校は、南郷の中心にあります。
この学校だけ残りまして、3校が合併し、南郷小学校に名前が変わります。
この市野沢小学校も、名前が残らないわけです。


この様な、統廃合はどこの地域でもある事ですね。
日本全体が少子化を進行している現状では、都市部の小学校ですら生徒が減っていますので。

しかし、地域から小学校が無くなることは、地域の人々にとっても、子供たちにとっても非常に悲しい事でしょう。

せめて、何か用途が生まれて、校舎や体育館が残れば良いのですが。

二宮さん（汗）良い方法はないかなぁ．．．


にほんブログ村、皆さんのおかげで現在4位！！
本当にありがとうございます。
しかし、ここからの楽アップは大変（笑）1位の方は、僕よりも倍のポイントがあります（笑）
皆さん、応援してくださいね！
　↓　↓　↓

にほんブログ村