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イイね!
2020年03月09日

ベンツ Eクラス・オールテレインに試乗したのでインプレ

メルセデス・ベンツE220d 4MATICオールテレインは、
ステーションワゴンの車高を上げてクロスオーバーSUVにしたモデルで、
ボルボV90 クロスカントリーとは直接のライバル関係にあります。
中古価格帯もだいたい同じ位なので、
次期車の候補の一つとして試乗してみることにしました。(^ω^)

2000cc 直4ディーゼルターボ 194ps 4WD 重量1980kg 中古価格550万円~



通常のEクラスワゴンと比べると、内外装ともに
シルバーの装飾により上手くSUVっぽい雰囲気を出していますね。



早速走ってみましょう。
エンジンは直4ディーゼルですがガラガラ音は全くしないですし、
アクセルフィーリングや巡航時の音もガソリンエンジンと全く変わりません。

今回は高速道路での試乗は出来ませんでしたが、
ディーゼルエンジン特有の豊富なトルクにより、
ガソリンエンジンよりも低回転で巡航可能と思われるので、
きっと更に快適に走れると思います。



前後エアサスですし、車高が高くストロークも長いはずですがフワフワ感は全く無く、
足回りは結構引き締められていて、路面の凹凸をゴツゴツとはっきり伝えてきます。
これは通常のEクラスとは全く違うキャラクターを持っていますね。
ちょっと意外でした。(^-^;)

と言うのも、プロのインプレを見てもEクラス・オールテレインは、
Eクラスの中でベストバイの素晴らしい乗り心地を持っていると言う感想があって、
プロのインプレと矛盾があるので不思議ですが、事実は事実としてそのまま書いておきます。

私が普段乗っているバネサスのCクラスワゴンの方が、
明らかに乗り心地が良いです。
試乗が終わって自分のCクラスに乗って帰る時に
「なんて乗り心地がいい車だろう」なんてしみじみ思ったぐらい。



走行モードのせいかもしれないと、
試乗中に色々切り替えてみますがそれほど大きな変化は無く、
基本的には同じようにゴツゴツしたフィーリングでした。
また、この車は乗り心地に不利なランフラットタイヤではなく、
通常のタイヤを履いています。

サスペンションの硬さから来る振動にしては振幅がかなり細かいので、
19インチの大径ホイールと扁平率45と言うロープロファイルの
ブリヂストン・ポテンザS001のキャラクターかもしれません。

ちなみに普通のEクラスは、
17インチで扁平率55と言う厚みのあるタイヤを履いているので、
乗り心地はゆったりしていて走行フィーリングが全然違います。
あとその他の原因として、この個体だけ空気圧が高すぎる可能性もあるかもしれません。

ただこのキャラクターは悪いことではなくて、車の性格付けの違いだと思います。
引き締められた足回りと45扁平タイヤの軽快なハンドリングにより、
運転フィーリングは非常に若々しく爽快感があって運転はかなり楽しいです。

ゆったりしたキャラクターのEクラスをベースにしているにも関わらず、
実際の車重よりも軽い車を運転しているような感覚さえあり、
スポーツカー的な足回りを持ちアジリティー(敏捷性)を売りにしている
Cクラスの運転フィーリングに近いものが与えられています。

もしかしたら、通常のEクラスより若い開発チームが作った可能性もありますね。
大径ホイールと運動性重視の薄いタイヤを履いていることから、
オフロード性能はおそらくあまり高くはないと思われます。

Eクラス・オールテレインは、ライバルであるボルボV90 クロスカントリーとは
真逆のキャラクターを持っている車であることが分かりました。
ボルボV90 クロスカントリーは、非常に繊細で柔らかく優しさにあふれた車であり、
Eクラス・オールテレインは強さと若々しさを持つ車です。



走行中ハンドルを小刻みに左右に振ってみますが、
そこはやはり徹底的にニュルを全開で走り込んで開発されているメルセデスの常で、
車高を高めたステーションワゴンであってもまったくグニャグニャしません。
まあ、Cクラス以上のメルセデス・ベンツは全部そうですけど、
剛性・直進性・ステアリングの精度なども当然のように素晴らしいものです。
Eクラス・オールテレインも間違いなく良い車です。



やっぱり車って、実際に乗ってみないと分からないですね。(^ω^)
これでEクラスを3種類試乗したことになりますが、
同じEクラスでも、モデルによってキャラクターが驚くほど違うことが分かりました。
これをまとめると以下のようになります。
————————————————-
Eクラス(通常のモデル) メルセデス・ベンツ ブランドの中心核となる正統派の高級車
Eクラス・オールテレイン Cクラスのように若いキャラクターを持つレジャー向きの車
Eクラス(E400) ベンツの頂点であるSクラスと同等の乗り味を持つ最上級車
————————————————-
ブログ一覧 | インプレ(レビュー) | クルマ
Posted at 2020/03/09 20:18:34

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この記事へのコメント

2020年3月10日 6:12
オールテレインに初めて乗った時、思いのほか突き上げデカくて…これランフラットだっけ⁈と降車しタイヤ銘柄を再確認したコトを思い出しました(笑)それも慣れたら何故か気にならなくなってしまったのですが、確かに仰る通りクルマ全体の仕立てが他の213比あちこち若々しく感じるのはセットアップしたエンジニアの好みなのかも知れませんね。
ヒタヒタした癒し系のライド感はE400や、17インチ履いたE200/220素グレード辺りのがメルセデスらしさも濃厚だとは理解しつつも…このオールテレインもミュンヘンやインゴルシュタットの同セグメントと比べると依然MBの薫りが爽やかに感じられ、好ましく思えてならないのは私自身の血中MB濃度が薄くなって来てる証拠なのか´д` ;


我が家は次の愛車…めっきり安くなった旧型212前期辺り買おうかな?笑
コメントへの返答
2020年3月10日 8:36
おー、中の人からのコメントは非常に参考になります!どうもありがとうございます。(゜▽゜)

評論家さんたちと真逆のインプレを書いてしまった私の記事が間違っていないことが分かり、ホッとしました。(^ω^)

私も試乗後に車を降りて、すぐにタイヤを凝視してMOEの表示を探しましたよ。(笑)

個人的にメルセデスにはスポーツ性よりも、シットリした乗り心地とか車に守られている絶大な包容感を求めているので、今のところE400が最有力候補です。

ボルボV90 クロスカントリーも癒やし系で素晴らしい車ですが、Sクラスを超える全幅が普段乗りにするには辛いんじゃないかと考えています。(^-^;)

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