札幌のクルーズ GDB GTⅢ-RSタービンセッティング『完』

Ｍ先生のＧＤＢです。
今回、脱ギャレット化したＨＫＳの新作ターボである三菱重工製のＧＴⅢタービンを発売前からオーダーし待ちに待った取付けとＥＣＵの現車セッティングを行いました。
サクションの制約から色々と問題のあるＥＪ２０のタービン交換仕様ですが、結論から言いますと従来よく取付けしていたギャレットのＧＴ２８３５と比較すると断然こちらのGTⅢの方が立ち上がりもスムーズで低ブースト良い仕事をしてくれます。
今回インジェクターがノーマルのままでどこまでの特性なのか検証するのが目的でしたので、開弁率を見ながらブーストをコントロールして最大で９５％前後の開弁率になるように調整していきました。最終的にブーストはノーマルのＧＤＢの設定過給圧よりも大幅に低い１，３㌔で完成させました。

最大出力４０３，７ｐｓ/６９００ｒｐｍ

最大トルク５２㌔/４３８０ｒｐｍ


この様な低いブースト圧でもしっかりパワーが出せるのが従来からの三菱製ターボの良い所です。
トルクが寂しいのですが、これはブース圧を１，５㌔程度まで引き上げると一気に跳ね上がると思われます。
ノーマルのインジェクターでも簡単に４００ｐｓをオーバーさせる事が可能でありながら、８０００ｒｐｍまでしっかりパワーが伸びるところもまた素晴らしいです。
これで来季は間違いなく十勝サーキットクラブマンコースで９０秒切り確定です！
この後、夏タイヤで実走行です。

Ｄａｉ