Ｓ６３ＡＭＧ ＡＭＧスピードシフトの憂鬱！

皆様おはようございます！
ツネちゃんのメルセデスです。
冷間時のＰ➡Ｄにシフト直後にアクセルを入れた際の動力伝達のタイムラグ（0.3秒程度一瞬空吹かし状態になる）を長時間のロードテストを含めて改善できないか検証しました。
上記案件は車速０ｋｍ時のＰ➡Ｄにシフトした際のシフトショックや走行中のシフトＵＰ⇔ＤＯＷＮの変速ショックは一切出ておりませんので、そちらの改善では無い事を予めご理解下さい。

この案件でロードテストし始めて気が付いたのが、クリープ状態で微妙な『しゃくり』が有る事です。
色々調べた所、少し距離の伸びたＡＭＧスピードシフト車両ではクリープ時の『しゃくり』はあるあるらしく、色々な対処法が有る様でそちらの対策も僕が気になってしまって、ロードテスト含めて改善処置を実施しました。
こちらの車両は既にＡＴＦの圧送交換＋ＳＯＤ－１の施工が済んでおりますが、上記の『しゃくり』はＡＴＦの全量交換とＳＯＤ－１の施工で大半の場合は改善されるそうです。
でもって、ツネちゃんの車両は何をどうしたかと言いますと、トランスミッションのアダプテーション値のリセットを実施したところ、バッチリ全て改善されました。

これにはまず、トルコン太郎を使用したＡＴＦの圧送全量交換＋ＳＯＤ－１の施工を実施し、その後１００ｃｃ単位のＡＴＦの油量調整がしっかりできる事が必須条件で、規定温度でオーバーフロードレンから排出されれてくるＡＴＦの吐出具合の見極めが非常に重要である事をお伝えしておきます。
注意＊現車は９速では無く７速です。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

Ｄａｉ