
CRUISEはチューニングショップ。
他店が面倒臭がって、EvoⅩには使用しないHKSのEVCを5の
時代から好んで使いMap補正を駆使してセッティングしてきました!
理由はもちろん他のブーストコントーラーよりもブーストコントロールの
自由度が圧倒的に高く、尚且つその制御が非常に緻密なんです♪
演出しようと思えば、純正ターボでもドッカンターボの様なフィーリング
に仕立て上げることも自由自在。
EvoⅩの純正の状態は、トルク感を演出する為に中間で瞬間1,8キロぐらいまで上げて、ソコ
から上の回転に行くとあたかも鬼の様にブーストが垂れているような感じを受けるほど下がって
きますが、あれは純正ECUのブーストコントロールMapでそういったデータにセッティングされて
いるからなんです。
ブーストが垂れる要因は大まかに二つあってまずひとつは、ターボチャージャーのサイズから来る
一次排圧の上昇による充填効率の低下によるもの。
この一次排圧の上昇は、排気ハウジング以降、アウトレット以降の二次排圧の上昇に伴い
結果的に一次排圧が上昇し充填効率が低下するという場合もあります。
二つ目が意外と知られていないのですが、ターボで過給されたたくさんの空気を高回転域で
エンジンが飲み込めずブーストが下降する、エンジン本体の充填効率の低下です。
このエンジン本体の充填効率がCZ4Aの4B11は非常に素晴らしく、従来のターボ車では
あまり考えられないNAの様な右肩上がりのパワーカーブを実現できる要因なんです。
3000rpm付近で最大トルクを発生し、レブ付近で最大出力を発揮するするというまさに
市販車のエンジンとしては最高のパフォーマンスを持っていると思います。
4G63の様にEVCのMap補正を駆使して、高回転域のブーストの落ち込みを改善しても
4B11の様な天井知らずのパワーカーブにならないのはエンジン本体の充填効率が、
エボⅩの4B11の様なモノではないからなんです。
エボ8から9になりインテーク側だけMIVECが装着されて、連続可変バルブタイミングと
なりましたが排気側が固定なのでやはり4B11の様な理想的なパフォーマンスにはなりません。
CT系のエボからCZ4Aになり、ターボAssyで見るとコンプレッサーサイズはダウンサイジングされ
排気ハウジングはサイズアップされているのにも関わらず、最大トルクの発生回転数はより低回転
に移行し、最大出力は当社比20psUPの430psを実現するあたり4B11のエンジン性能は図り
知れないものがあると思います。
2000ccの4気筒のストック状態で、ECUと吸排気系の取り巻きパーツの変更だけでコレだけの
性能を発揮するエンジンは世界的に見ても4B11だけではないでしょうか♪
そして、そんな素晴らしいエンジンと素晴らしいエキマニを組み合わせたH様の2011yモデルは
タイヤが滑って本来の数字が出ていませんが、それでも十二分なのでこれで決めます♪
この2011yモデルでまた色々と勉強になったので、以前の車輌も少しVerUP出来そうです!
毎日、毎日、日々勉強、終わりはありませんね♪
>Dai
Posted at 2012/02/24 08:56:58 | |
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