
業者オークションの落とし穴を回避する為の試運転。
現在、最大級と言ってもよいUSSオートオークション。
このUSSオークションのお陰で、北海道という田舎に
居ながらにして、東京、横浜、名古屋という地域の下
回りの錆が無い優良な固体を気軽に仕入れ可能に
なったメリットは非常に大きい。
USSの基準に基づき、厳しい車輌検査をうけ、評価点、不具合箇所が出品表と言うモノに
記載されそれを判断基準にお客様と打ち合わせを行い、入札→落札→陸送という流れで
車は弊社に到着するのですが、そのUSSの検査をうまくすり抜け重要機関の不具合が
あたかもないかの様な状態で不具合車を出品する悪徳業者の多いことといったら驚きます。
先日あったのは、某有名外車ディーラーの出品コーナーで落札した車輌のお話。
内装も外装もキレイで車検もほぼ満タンの状態で出品されていました、(この時点で怪しい)
横浜から陸送で届き、内装も外装も非常にキレイで、タイヤも9分山、前後ローター&PAD新品
というまるで納車整備を当社の為に事前に行ってくれたかの様な出来栄え!!(笑)
車検のある車輌でしたので、そのまま試運転にいきました、通常よく出るスタビリンクや
アッパーアーム等の異音も無く快調その物でしたが、高速で軽く飛ばしてATFの温度が
ある程度上がった状態で市街地を走ると、かなり軽微な状態であるのですが変速する際
のシフトショックが僅かながら???といった感じ。
決してシフトショックが大きいとか、滑ってるという感じではありません。
ただなぁーんか、違和感を感じてしっくり来なかったので、念の為に点検を実施。
すると、ラジエターコアの一部のATFクーラー部の腐食からATFにLLCが混入しているという
事実が判明し、バルブボディー及びクラッチパート全ての交換が必要という事になりました。
USSの規約で受け付けてもらえるクレームは、エンジン及びミッション、デフ等の重要機関部品
だけなのですが、その期限が陸送で届いたその日から24時間以内と言う決まりがあります。
なので、車検が無くても、大雪でも、どんな状況でも試運転もしくは全開テストが必須なんです!
実走行の後は、シャーシダイナモでビンビン全開ブン回して、異常が無ければOKとします♪
本日のN様のクラウンはエンジン、ミッション共に絶好調でした!
>Dai
Posted at 2012/03/13 15:40:07 | |
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