皆様おはようございます!
昨日のA3クアトロの作業の様子です。
個体は105,500km走行の20005yモデルです。
こちらはエンジンオイルです、一般的にはもっとも定期交換している部分だと思います。
かなり汚れております。
続きましてDSGミッションオイルです、新車時から無交換の感じがしますが異物や異臭は見受けられませんでした。
DSGオイルは全容量7,2Lですが、オイル交換メンテナンス時は6Lが使用量となります。
なのでSOD-1は7,2Lに対して7%と言う事で約500cc施工します。
こちらはトランスファーです。
全容量0,9LでGL系ギヤオイルとなります。
SOD-1は10%になるので約100cc施工します。
外部汚損の無いトランスファーオイルがここまで汚れているのは新車時から無交換の可能性が大です。
排出のドレンはまだ作業しやすいのですが、注入する方のフィラーが内径M8と言う細めのHEXヘッドのボルトの為、年数も経過しており緩められるかどうかかなりヒヤヒヤな作業でした。
作業の基本としてドレンを緩める前にフィラーが緩むかどうか、そこにアクセス出来るかどうかがとても重要です。
こちらはAWDの前後トルク配分をつかさどる『ハルデックスクラッチ』いわばセンターデフとなる部分です。
GRヤリスと同じようにリヤデフの前側、プロペラシャフトが取付けされる部分にハルデックスクラッチは存在します。
油量は全容量0,65Lと少量ですがSOD-1が施工可能な油種ですので、50ccほど施工します。
ハルデックスクラッチ部分から排出されたオイルですが、純正オイルは半透明のイエロー系なので抜けて来たオイルはエンジンオイル並に真っ黒な為、新車時から現在の10万㌔まで無交換であることが伺えます。
ハルデックスクラッチはアクチュエーターの動作も含めて年数と共にトラブルが多い箇所ですので、オイル交換はとてもオススメのメニューと言えます。
こちらはハルデックスクラッチに使用するオイルとSOD-1をブレンドしたモノです。こちらはハルデックスクラッチに隣接するリヤデフギヤオイルの排出です。
そしてこちらはDCTミッションには必ず(GR6除く)と言ってよいほど備わっているミッションの外部オイルフィルターを取り外した所です。
オイルフィルターケースも15年モノという感じで、熱の掛かる部分のプラスチックは劣化しますので今回はフィルターもケースも新品でセットします。
こちらはDSGミッションのドレンを取り外したところです。
この長い筒はオーバーフローパイプと言ってDCTフルードの油量調整つかさどるモノです。
右の一般的なネジがドレンボルトで、ドレンボルトを取り外した後にその奥にあるオーバーフローパイプを取り外さないとDCTフルードは抜けて来ません。
オーバーフローパイプを取付て、専用のアダプターを装着してDCTフルードを注入します。
そしてエンジンを始動しDCTフルードの油量調整となりますが、フルード温度でフルードの堆積が変る為、規定値の40℃でアジャストさせる必要があります。
Pレンジでエンジン始動したまま40℃になるまで待ち、そこでオーバーフロー開始です。
バルブ付きのアタッチメントを装着し、バルブオープンでオーバーフローさせて少しだけオイルを排出させて作業完了となりました。
今回の作業はハルデックスクラッチ部分を除き全てロイヤルパープル社のオイルにSOD-1を施工してメンテナンス致しました。
クルーズ マネージャー Dai
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