2021年05月15日
というような状態な気がする本田技研工業の四輪車。
昨今発表された決算でも四輪部門の売上が芳しくないよう。
元々四輪部門の売上は芳しくなく、全社的にみれば足を引っ張っていたといっても過言では無いくらいだったそう。
そこで、前社長の八郷氏は徹底的に四輪部門の縮小を突き進めていった挙げ句に、聖域とされていた研究所にも手を入れたそう。
おそらく本田技研という狭い世界の中で「あの研究所にメスを入れた」と言われるんでしょうし、八郷氏もオレは凄いことをやったと胸を張るんでしょう。
・・・器が小さいなと。
モリゾー社長と比べたら月とナントカ位違うような気がするんですが。
とはいえ、そもそもなんですが、HONDAって売れるようなクルマを最近作ってました?と言う意味では疑問符を付けざるを得ません。
良い例が直近のフィット。
最大のライバルとしていたトヨタのヤリスには惨敗という有様だそう。
はっきり言うと、ニーズを完全に見誤っていたそうでして。
他にも(例えば主戦場であるアメリカ向けでも)お門違いなクルマばかりを出しているようですし、結構な売れ行きだったN-BOXとて通常車と比べて利益が出にくいとされている軽自動車ですから。
そもそも縮小均衡な思考で良いクルマなんかできてくるわけないでしょと。
で、今度はエンジンを棄ててEVに舵を切るとかで、研究所のリソースをそっちにさかせるために手を入れたとか入れないとか。
ただ、ホンダにEVのイメージなんか全く無いですし、そもそも二輪部門ではしばらくエンジンで行くと決めているのに、なぜ四輪だけはEVなんだと?
下手すると日本電産にも勝てないように思うんですが、気のせいでしょうか。
何だかHONDAにはちぐはぐ感しかありませんし、特に四輪だけが悪者だ的な思考になっているって何なんでしょうか。
呆れて言葉もありません。
こんなんじゃ、熱狂的なHONDA好きでなければHONDAのクルマは買わないでしょうね。
私の場合、むしろホンダジェットのイメージしかありません。
(日本経済新聞のストーリーを視て号泣しましたもの)
それとて南青山に巣喰う重役連中は当初位置づけをわかっちゃおらず、むしろ腫れ物扱いにして、アメリカのとある航空ショーで「実験」したら凄い話題になって初めて気づかされたんでしょ?と。
クルマのレベルで視ればトヨタどころかマツダにも負けてるし、下手したらスズキやダイハツにも・・・とは思うんですが、そんな私の考えはおかしいでしょうか。
昔のHONDAみたいなエッジのきいたクルマはもう出てこないんでしょうか。
だとすると哀しいものです。
Posted at 2021/05/15 12:21:45 | |
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