ども、、
えー、本日も、古(いにしえ)の真空管式ラジヲと行ってみましょー
( ̄o ̄ )ノいってみよー!
ということで、
エルマン(大洋無線工業)の真空管ラジオから、
「HS-78」であります。
この
「大洋無線工業株式会社」と云うメーカーサンは、東京八王子で戦前の
1935年(昭和10年)に設立された、由緒正しきw名門ラジオメーカーでありました。
(⌒∇⌒)ノ
木製筐体にST管という構成のラジオが中心でして、戦後も、しばらくはラジオの生産を行なっておりましたが、昭和30年代初めには、会社そのものが消滅してしまった模様であります。
そんなわけで、大手メーカー製品と比べて残っている資料等が極端に少く、今回の
「HS-78」についても、製造年や当時の定価等は一切不明であります。
( ̄ー ̄)σ
木製筐体がほとんどの
エルマンブランドの真空管ラジオの中では、かなり異色なプラスチック製筐体のモデルでして、サイズは、高さ(約15cm)×幅(約35cm)×奥行き(約13cm)となります。
緩やかなカーブの本体や、大きなRのついた逆三角形の周波数パネルの組み合わせは個性的なデザインでして、キャラ立ちまくりのラジオwでありますよねー
( ̄▽ ̄)b
二個のダイヤルツマミは左側がスイッチとボリューム調整で右側が選局ですが、中波専用ラジオでPU入力端子も省略されており、他社のラジオと比べても、非常にシンプルな構成でありました。
また、恐ろしいほどのコスト削減が行われており、
ヒューズすら省略され、各周波増幅部のバイパスコンデンサも省かれており、いろいろな意味で、米国製ラジオに近い設計思想なのでありますた。
使用真空管はmT管の
(12BE6-12BA6-12AV6-35C5-35W4)、エルマン自社製の5インチ・パーマネント・ダイナミックスピーカーを駆動させております。
( ̄ー ̄)σ
今回もオクで格安(3000円程)で入手、(骨董品屋サンの出品でしたけどw)電源は入るけどラジオの受信は出来ないと云う、埃まみれで
ポロポロのジャンク品でありました。
ヾ( ̄  ̄ )
と云うことで、早々に到着したラジオのレストアの開始となりましたが、プラ製の筐体は、割れや欠けもなく、クリーニングだけでなんとかなりそうな感じであります。
( ̄◇ ̄)♪
シャーシーは、とりあえず、固くなった電源コードと、ACラインとカップリングのペーパーコンデンサーを交換、電源を投入してみますた。
(`・ω・´)キリッ
パイロットランプも点灯し、各真空管も明るくなって無事に電源は入ったのですが、暫くすると、放送は聞こえずに、
「ブーッッ」wwとハム音が盛大にw鳴りだしてしまいますた。
( ̄^ ̄)b
ボリュームを絞った状態でもハム音が鳴りっぱなしで、安価なリード線タイプのブロック型電解コンデンサーの寿命らしく、新しいコンデンサー(47μF)を2個組み合わせて交換してみますた。
これでハム音は消えたのですが、まだまだ音声が歪んだままでして、
ボリュームを交換してみたりしましたが、結局、自社製の5インチスピーカーの不良が原因でした。
そんなわけで、ナショナルのスピーカーに交換してやりましたが、しっかりとした造りのナショナル製に比べて、品疎なエルマン製のスピーカーは、見ているだけで悲しくなってしまいますw
あとは、残りの
コンデンサーを交換、半日ほどエーシング(均し運転w)でありますけど、今度は、一時間ほど鳴らしたところで、突然、音が小さくなってしまいますた。
( ̄▽ ̄)b
スピーカーからは、ボソボソと小さな声が聞こえるだけでして、真空管をすべて交換してみても、残りの抵抗を交換してみても、一向に音量が大きくなりませんw
( ̄o ̄ )ノ
結局、
出力トランスの不良が原因でありましたが、完全に断線している訳ではなく、変に音が聞こえるものだから、故障個所の発見に余計に手間取ってしまいますた
(三日間w)。
早々に、ジャンクボックスから良品のトランスを調達して交換となりましたが、安げなスピーカーと云い、中途半端に壊れるトランスと云い、中小メーカー品と云うことなのでしょうねーw
ヾ( ̄  ̄ )
最後に動画もアップ、懐かしの楽曲は、例によって
AMトランスミッターで飛ばしてやって再現してみますたが、ほんと、今回ばかりは、大手メーカー品の品質の高さを改めて実感した次第でありました。
ささ、ということで、嬉しい三連休ですねー
ま、ぼちぼちと、頑張って行ってみましょー
でわでわ、、
※写真はクリックで拡大します。
Posted at 2018/09/22 20:54:19 | |
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