ども、、
えー、本日も、古(いにしえ)の真空管式ラジヲと行ってみましょー
( ̄o ̄ )ノいってみよー!
ということで、
「テン(神戸工業株式會社)」の真空管ラジオから、
「MS-20A」であります。
さて、
「富士通テン」の前身の
「神戸工業株式會社」は、大正9年に設立された
「川西機械製作所」の真空管や通信機器等の生産部門が、昭和24年になって独立したメーカーでありました。
「テン」と云えば、カーオーディオ
「BIYO(バイヨ)」シリーズが真っ先に思い浮かびますが、元々は、無線機器や電蓄、それに民生用ラジオ受信機のメーカーサンでありました。
自動車関係の進出は、昭和30年に登場した
初代トヨペットクラウンの
純正真空管式カーラジオの製造からでして、翌年にはタクシー向けの車載無線機も発売されました。
という事で、その
神戸工業の真空管ラジオ
「MS-20A」で、発売は
昭和32年(1957年)となりますが、当時の定価等は他社と比べて資料が極端に少いため、一切不明のままであります。
サイズは幅28cm×高さ16cm×奥12m、ダークグリーンのキャビネットにホワイトの縁取りを施し、ゴールドの回転式ダイヤル示針を配したデザインは、まるで舶来ラジオみたいですよねー
ダイヤル表示部下側の
「KOBE KOGYO CORPORATION」の金文字も無暗に豪華そうで最高でして、お馴染みの
「○にTEN」」のロゴマークも、ワンポイントで、とても良い感じであります。
中央のダイヤルがチューニング、電源ボリュームとバンドの切り替スイッチは、なんと、
右側面の二個のツマミでして、この辺の配置が如何にも
変態メーカーっぽくてw良いですよねー
使用真空管は、
12BE6-12BD6-12AV6-35C5-35W4と一般的なもので、自社製の
5インチ・パーマネント・ダイナミックスピーカーを駆動させております。
(⌒∇⌒)ノ
そんなわけで、今回もオクで見つけたジャンク品からレストア、筐体が大きく
破損、ダイヤルツマミも
一個紛失、電源もまったく入らないというと云う、
超ボロボロのラジオでありますた。
早々に届いたラジオのレストア開始となりましたが、まずは、あまりにも悲惨な状態の筐体の修復からでありまして、クリアパーツやスピーカーグリルなど、すべて取り外して完全分解でありますw
ひび割れた部分は瞬着パテでガッチリと固定、大きく割れた部分は、ブラリペアをパテ代わりに補修してみましたが、
少々歪んでしまいまして、ま、側面後方なので、これで良しといたしますた。
後は、下地を均して、限りなく黒に近いグリーンを調合してコンプレッサーで吹いてやり、ホワイトのラインはマスキングして吹いやって、筐体のレストアは完成であります。
( ̄▽ ̄)b
メカ的には、固くなった電源コードと、ACラインのペーパーコンデンサーを交換、スイッチを入れてみましたが、確かに、オクの説明どおりで電源が入りません。
( ̄^ ̄)b
テスター片手にチェックを開始したところ、
ヒューズボックスの接触不良が判明、速攻でw端子を磨いてやって新しいヒューズに交換、再度電源を投入してみました。
(`・ω・´)キリッ
パイロットランプも点灯し、各真空管も明るくなって無事に電源は入ったのですが、放送は聞こえずに、
「ブゥーン」wwと小さなハム音が聞こえてくるだけでありました。
最初から気になってたのですが、このラジオのACラインには、
ホーロー抵抗が三個も使用されており、過去にも、このタイプの抵抗が、そのまま使えたタメシは、あまりありませんですたw
ということで、すべて
金属皮膜抵抗に交換、ついでに、
ヒーター回路の抵抗も
セメント抵抗に、容量抜けの激しかった
ブロックコンデンサーも、新しい
電解コンデンサーに交換してやりました。
これだけで、快適に受信を始めてくれまして、あとは、
残ったペーパーコンデンサー数個と、スピーカーケーブルとアンテナ線を交換してやって、半日ほどエーシングと行ってみました。
ところが、小一時間ほど鳴らしたところで、急に新品のパイロットランプが切れてしまいまして
(ちゃんと受信しているにーw、)、結局、原因は、
35W4真空管の不良でありました。
ということで、やっとレストアの完了でありまして、早速、動画もアップしてみましたが、さすが、カーオーディオメーカーのラジオですよねー、とても良い音で鳴っております。
( ̄ー ̄)σ
ささ、ということで、この土日も、お子の高校バスケの遠征であります。
ま、ぼちぼち、頑張って行ってみましょー
でわでわ、、
※写真はクリックで拡大します。
Posted at 2018/10/20 06:44:41 | |
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