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イイね!
2018年07月03日

旧車を所有するということ

旧車を所有するということ 怒涛の6月が過ぎ去りました。

基本あまり忙しくはない私ですが、久しぶりに仕事に忙殺される日々で。

休日出勤やら、深夜残業やら・・・

7月になり、ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ予断ならない状況には変わりありません。


そんな訳で、先月パブリックビューイングに行ったルマン24時間も、未だまとめられておらず。

こちらも、まだ記憶にあるうちにまとめておきたい所存です。






さて、今回のお話、旧車について。

自動車業界の末席に身を置く者としては、現代の自動車に悲観的な思いはありません。

あっ、ただ自動運転は、選択出来るものであってほしいと思いますが。

私は不要ですが、実際に必要とされている方々も少なくないのは、重々承知しております。


すみません、旧車の話に戻しましょう。

旧車を所有する理由って、なんでしょう?


現代の車とはちがった、強い個性。

若かりし頃に憧れた思いを、今、現実のものに。

とまぁ、いろいろとありますね。


みん友さんで、旧車を所有されている方がいらっしゃいます。

その方によれば、旧車所有の理由はこうです。

「文化的価値のある車を、未来へ伝える為」、なんだそうです。


「旧車を所有」とは言いますが、考え方は「未来へ伝える旧車の維持管理を委託されている」様なものだとか。

つまりは、なるべく新車に近い状態で維持して、それを次の世代へ手渡すことで、本物を体感してもらう。

そういうことなんだそうです。

また、手渡すにも条件があって。

それは「自分より若い人に託す」なんだそうです。



正直、この話を聞いて驚きました。

私には、こんな概念が全くありませんでしたので。

旧車を所有するには、こんな重責があったとは。

想像もしていませんでした。



確かにそうです。

21世紀の現在、昭和の名車が実際に見られるのも、そういった方々の努力があってのことだと思います。

例えば、この車。






フェアレディ 240ZG


この車の誕生は、1971年。

当時の自動車保有台数は、現在の1/4程度。

まだまだ普及の途中です。

ご他聞にもれず、わが家にもマイカーはありませんでした。


そんな時代に、2400ccの2シータースポーツカー。

しかも当時、3ナンバー車は贅沢だと言わんばかりの超高額自動車税が課されていました。

もしかすると、これを買うのであれば、外車も視野に入ってきたのかもしれません。


それなのに、日本車。

しかも2シーターで実用性は皆無。

現代の240ZGは、この車を新車で買った人がいるからこそ、今もこうして現存しているのです。

初代オーナーさんには、感謝の言葉しかありません。

よくぞ、厳しい環境の中、240ZGを買ってくれたと。






私の知り合いが、40年連れ添った愛車を手放そうか、検討されています。

ご本人が大病を患われ長期入院されていたこと。

主治医も高齢になり、そう遠くない時期に修理工場を畳まれてしまうこと。

これらが主だった理由だそうです。



私も物心ついた頃から、クルマウマシカの人生でした。

幼稚園入園前頃から、当時は晴海開催だった東京モーターショーに連れて行かれていたらしいです。
(記憶にあるのは、ケンメリなので1972年頃から)

車離れと言われる昨今、少しは歯止めが掛かる様な活動をするのも、クルマウマシカの務めなのかとも思っています。


その時が来たのか?

今度こそは間違いなく、かみさんに刺されるでしょうね。
ブログ一覧 | よもやま話 | 日記
Posted at 2018/07/03 12:54:40

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この記事へのコメント

2018年7月3日 13:29
こにゃにゃちわわにゃ(^^)

刺されちゃ元も子も無いでしょう?(^_^;)

ちゃんと理解を求めて、家族全員に暖かく迎えられてこその旧車だとオイラは考えます。
そうでないと、金食い虫の維持管理なんて、とても出来そうに思えません。
コメントへの返答
2018年7月3日 21:55
こんばんは。
コメントありがとうございます。

そうなんですよねぇ。
いきなり「増えました」という訳には、いかないでしょうね。

いくら、それが歴史的文化財の保存であっても。
やっぱり先立つものがないのでは、話が進みません。

あぁ、難しいです・・・。
2018年7月3日 14:57
旧車を自分より若い人に託す。
…ということには、同感ですぅ。

メカの知識がない吾輩に、何の縁なのか、古いクルマたちが集まってきて。
まぁ、それほど貴重な(人気のある)クルマではありませんがね。
子どもの頃、当たり前のように、街中を走っていた見覚えのあるフツーのクルマたち。
今じゃ、そんなフツーだったクルマも公道を走れば、フツーじゃない視線で見られちゃうわけですが。

フツーだったクルマをフツーに運転してくれる若者…
ん~、30代までの人たちに乗ってもらいたいですね、我楽多館の七人の侍たちを。
つまり、吾輩は、それまでの単なる “つなぎ” ってわけです。
昔のフツーのクルマをこの世に生かしていくための。
コメントへの返答
2018年7月3日 22:03
こんばんは。
コメントありがとうございます。

高級車、希少車は、残りやすいですね。
でも、本当に街中で見かけた車は残らないんです。

七人の侍も、(失礼な言い方で申し訳ありませんが)普通の車なので、逆に希少になっています。

いい例がセレステ。
旧車イベントでも、見かける機会が少ない車です。
今では逆に、DOHCエンジンのギャランGTO MRの方が残存しているかもしれません。

1台でも多くの旧車が後世に残せればいいのですが、世の中むしろ重税等で逆風かもしれませんね。
2018年7月3日 18:21
こんちには
コメ失礼します!

次世代へ引き継いでいくという考え方に共鳴します。

そのときに考えるのが、オリジナル至上主義か、改造オーライで行くのか。
なんかこれって二択のようで単純な二択にならない気がしています。

自分が所有している期間にどれだけモディファイするか。後の人のことを考えると、自分ではオリジナルに戻せる範囲で考えてます。また、改造しないと、どうしても機能を維持できない場合はやむを得ずです。

一方で、自分の持ち物なんだから改造したって良いじゃないか、という意見もあると思います。私もそれを否定するものではありません。自由だと思います。

ただ、自分の車を弄ったり乗ったりするときに「次の世代」、ということがふと頭をよぎることがあります。だから安全運転で、事故のないように。

そんな気持ちでブログを拝読いたしました~。
コメントへの返答
2018年7月4日 12:48
こんばんは。
コメントありがとうございます。

最初は「えっ!」でした。
若輩者の私は、そこまで達観出来ていませんでしたので。

残し方ですが、完全オリジナルは非常に難しいでしょう。
それよりは、まず「動態保存」を優先すべきなのかなぁ、と思います。
見えない機関部分は、新しい部品で代替できるのであれば、信頼性からみても安心ですし。

そういえば、こんな話を聞きました。
大きなミニカーでお馴染みのメーカーさん。
あそこは、マスターモデルデータを実車からの3Dスキャナーで取るのだそうです。

とある車をスキャンし、さて商品化となった時、「この車、マフラーがノーマルじゃない」と。

結局、再度実車を探してやり直しになったそうです。

旧車となると、個人の所有物という範疇を越えて歴史的資料であると、考えるべきなのかもしれませんね。
2018年7月3日 19:59
こんばんは。 旧車を次世代に引き継ぐ考え方、目から鱗でした。

しかしながら、難しい点も…。部品の供給や環境問題。 「純オリジナル」でなくても、少しでもいい状態で残せる事が出来れば良いのかなと思います。


私事ですが、以前インサイトに乗っていた時は、ホンダが「技研」である魂みたいなものを感じる事が出来、とても幸せでした。

くまどっとさんのインサイトもずっと走り続けて行ける事を願ってます。 また、知り合いの方の愛車も良い人に引き継がれる事を祈ってます。

コメントへの返答
2018年7月3日 22:17
こんばんは。
コメントありがとうございます。

私も、目から鱗というよりは、もう驚愕でした。
どう考えても、そんな答えは出そうにありませんでしたので。

オリジナルの状態で乗るということは、仰る通り設計者の意思を尊重していると言えるでしょう。

特にインサイト、触れる部分がほとんどありません。
「我々の作品を冒涜するのか」とでも言わんばかりのデザインですから。
私は、その考え方を尊重しています。

うちのインサイト、いまのところ欠品騒ぎはないのですが。
当然起こりうる問題なので、そこをどう回避するかが悩みの種です。
2018年7月3日 22:58
こんばんは!

想いが大きく、強いほど、それを受け止めてくれるお相手も同じように紡いでくれていくものと信じています。
コメントへの返答
2018年7月4日 3:39
こんばんは。
コメントありがとうございます。

旧車が持つ歴史的な価値を理解して、その責務を果たせる人となると、やっぱり財務面でのハードルもあり、かなりの難題では?と思ってしまいます。

文化の継承って、難しそうですね。
2018年7月4日 12:58
こんにちは。

そんなことでは刺されませんよ。何かを減らして、生活をそれ寄りにしなければなんとか・・・。でも、年金生活になったらどうしようかと思案してる今日このごろです。ただ、私の場合時が勝手に過ぎてしまったので、旧車とは呼ばせない様にしてます。(あっ、ただの古い車とも 笑)



コメントへの返答
2018年7月4日 15:04
こんにちは。
コメントありがとうございます。

合計数が変わらなければ、確かに問題ないのですが・・。
身勝手な話ですが、それも難しく。

気付けば旧車と呼ばれる様になってしまった、というのは、人と車がいい関係にある結果だと思います。
それは、理想的な関係ですね。

私とインサイトも、そういう関係を目指しています。
まだ15年ですけど。
2018年7月4日 21:29
こんばんは。
とうとう 決断の時が来たみたいですね〜
スバル360 誕生60年、オーナーさんが所有してから40年、何か「運命」を感じてしまいます。
オーナーさんの思いに寄り添い じっくり考えましょう。
私は今 くまさんの「買わずに後悔するよりも・・・・」を実践中です。
週末 天気が良ければミーティングしましょう。
「ご縁」は大切に! 結論は慌てずにね〜
コメントへの返答
2018年7月5日 1:26
こんばんは。
コメントありがとうございます。

あっ、やっぱり分かりましたか。
もしかしたら、次は私なのかなぁ、とは思っていましたが。
遂に、その時が来てしまった様です。

26RやLNは、ブタさんネットワークがあれば、元気に走り続けられることでしょう。
でも床屋さんには、それがありません。
唯一可能性があるのは、実績はないですが私なのでしょう。

具体的な話はしていませんが、1つだけ条件が提示されています。
それは「動態保存」です。

この話を、我楽多館でご相談させてもらうつもりでいました。

週末、群馬も岐阜も雨らしいです。
すみません、日程見直しさせて頂くかもしれません。

その件は、追ってご連絡を。
2018年7月14日 21:21
こんばんは。
お久しぶりです。
いろんな旧車系イベントでオーナーさんのお話を聞いていて思ったのですが、少しお堅い考えだと旧車のオーナーになるのってある程度「選ばれた人」のような気がします。
もちろん金銭的な面は別としてです。(財テク系の所有はオーナーとは思えませんので…)

やはりお声がかかるというのはある種「旧車に選ばれた方」のような気がしてしまして(^^)

私も旧車は好きなのですが、長年見てきて私は「旧車に選ばれし人」では生涯なさそうです(笑)

ただ「好き」と言うだけでは、文化的な価値において私自身は向いてないと思ってます。

複数台を大切に所有出来れば状況も変わるのかも知れませんが、現状BDレガシィを手放す考えがない以上、難しいところですね。

初代インサイトを所有されてるんですよね。
あのクルマも技術的に凝った作品ですから、手放すのも難しいお気持ちはわかります(^_^;)

なんか的外れなコメントになってしまいスイマセン。

旧車を所有するのって、今や色々な絡みが有って大ごとなのかも…と思いましたので。
コメントへの返答
2018年7月15日 3:56
こんばんは。
ご無沙汰しておりました。

「旧車を所有する」というのが、こんなに責任が重いとは想像もしていませんでした。

下世話な話ですが、車を手放すタイミングは、愛情とお金のバランスで決まるのかと思います。

愛情が勝っていれば「金に糸目はつけないぜ」とまでは言いませんが、それなりの修理費でもなんとかするでしょう。
しかし現状、非常に財務で厳しい状況です。
とても家族には相談出来ない程に。

現オーナーからの譲渡条件が「動態保存」です。
そこは私も尊重するつもりです。
いくら極上コンディションでも「床の間の飾り物」では悲しいです。
やっぱり、車は「走ってナンボ」ですからね。

インサイトも、そうなんです。
なぜかディーラーの現営業担当さんが、盛り上がっています。

彼曰く、「新車からのワンオーナーで、点検記録等が揃って素性が明確になっている初代インサイトが、果たして国内に何台残っているのか?」
そう考えると、あのインサイトは希少だ、と言うのです。

さて、困ったもんです・・・。

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