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子供のころテレビアニメで観たキャシャーンとは全く異なる時代背景とストーリーで、かなり暗い雰囲気の映像演出をしているせいか特撮ヒーローといった感じでもなく作られた映画なんでしょうね。主人公東哲也の生きていたころの父に対する憎悪と、新造人間に生まれ変わっていろいろな真実を知ることでさらに人間の醜い部分に嫌悪を抱く・・・そして不老不死への拒絶。巨大なテーマが盛り込まれたこの映画は観る人の価値観によってさまざまなとらえ方をされてしまうだろうと感じます。
実際レビューを見ても賛否両論です…

正義という事柄（なんて説明していいのかわからないけど…）は一方的な見方から成立するものであり、環境や時流によって大きくその他たちを変化させてしまうものなのかなっておぼろげながら感じました。




背景に使われている亜細亜連邦のシーンはブレードランナーや王立宇宙軍に通ずるものがあるなって思ったり…


面白いという基準では観られないかもしれませんが、自分は観てよかったと思いました。




あと・・・


「キャシャーンがやらねば誰がやる」

のナレーションは欲しかったな。せっかく納谷吾郎がナレーションしてたんだから。。。