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イイね!
2022年05月22日

CT型は健在なるも

CT型は健在なるも 今日も金曜の湯布院ツアーの続編です。
・・・ということは、自ずと私の専門領域であるマツダ三輪トラックの解説のつづき、となりますm(__)m。

初めて訪れた「岩下コレクション」で思いがけず濃密な時間を過ごすことができ、もはやお腹いっぱいという心境の私でしたが、折角3時間かけてここまで来たのだから…と、同じく湯布院町の「九州自動車歴史館」を再訪してから帰ることに。
ただ、こちらのロケーションは湯布院の目抜き通りのど真ん中。平日にもかかわらず大勢の観光客で賑わっていたので、狭い車道と人に冷や冷やしながらウォーキングスピードで進んでいくハメに(^^;)。

"レトロモーターミュージアム"と銘打ったこの博物館は、名車と言われる内外のクラシックカーを中心に70台余りを展示。立地の関係からか建物の規模はそう大きくありませんが、こちらは旧車の博物館らしい真っ当な雰囲気を漂わせています(笑)。
三輪トラックは10台+αとやや多め。いずれも戦後のモデルですが、小型三輪ではくろがね2台、ダイハツ3台、マツダ2台と、戦前から戦後にかけてのTOP3ブランドをバランス良く取り揃えているのが特徴です。

マツダ車でいえば、CT型消防車が何といってもレアなところ。

1950年発売のCT型は、東洋工業にとって戦後初となった本格的な新型車。空冷V型2気筒OHVの新エンジンの搭載や、インダストリアルデザインから生まれた斬新なフロントカウル形状など、技術面で数々の新機軸を打ち出すと同時に、最大積載量を1トンまで拡大したエポックメイキングな三輪トラックでした。

そんな画期的なCT型トラックですが、現存する展示車はどこにもなく、その派生車種として、トヨタ博物館所蔵のCTA型(1953年)とこの消防車(1954年)がかろうじて双璧の存在となってます。(これこそマツダ本社が持ってないといけないのにね…)

私は学生時代の1989年にこの博物館を訪れ、その後2005年にも家族旅行で再訪しているので、CT型消防車の撮影は今回で通算3度目。ここでしか見られない貴重な個体にまたも再会できて嬉しく思う一方で、私が今回とても気になったのが、"半・屋外"ともいうべき展示場所。



そう、過去2回はこの写真の通り、館内に展示してあったんですよねぇ(-_-;)。

このクルマは1954年式なので、九州自動車歴史館の展示車としてデビューするまでにまず「34年」。さらに展示車として「34年」が経過しているご老体ですから、寒風や結露に晒されるこの場所で一気に劣化が進んでしまわないか、ちょっと心配です。

奇しくも16~17年スパンで再会しているCT型消防車と私。
この調子でいくと次回、私は御年70歳!?!?
孫たちを連れて温泉旅行…なんて構図は決して想像できなくもないですが、果たしてその時、このクルマは無事ここにいてくれるのでしょうか。
ブログ一覧 | 隠れ家の趣味 | 日記
Posted at 2022/05/22 19:15:46

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この記事へのコメント

2022年5月23日 16:06
飛行機の博物館でも同様で新しい展示物が入ると歴史的に重要な機体でも屋内から屋外に「バンプアウト」されてしまうようです。
屋外に出されると外板やキャノピーの劣化が加速度的に進むんだとか。
コメントへの返答
2022年5月23日 20:23
なるほどバンプアウトですかぁ。屋内スペースは広がらない、でも展示はテコ入れをしたい・・・だと当然の帰結ですね。廃棄されないだけでも有り難いと思うべきなんでしょうね(-_-;)。
2022年5月30日 22:03
これ見てみたいです。トヨタ博物館所蔵のは幸い今は亡きメガウエイブに期間展示している時に、コネを最大限利用して会館前に至近距離で見させていただけたので良かったので、次はこれを見に行きたい。何とか希少性を訴えて中に戻していただきたいところですが、建屋の広さが変わらないからしょうがないんでしょうね
コメントへの返答
2022年5月31日 2:48
私も意識してV2エンジンを至近距離から観察してみました。シリンダーの空冷フィンの中を突き破るようにプッシュロッドがそびえ立つ豪快なレイアウトは、まさにsquash12vさんが動態化されたCA型エンジンそのものでした。
展示場所は…周囲のダイハツやくろがねも稀少な個体が多いので、変更は難しいかもしれません(-_-;)。

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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