思わず、この表紙に釣られて買ってしまいました^^;。
"マツダ8C・完全解説"と記された、Motor Fan illustratedの最新号です。
まぁ、このユニットが手元に来るまでは随分と時間がありそうなので、隅から隅までじっくり読み尽くすのも悪くないかもしれません。
で、今回のブログタイトルは、「ロータリーの行方」と題した牧野茂雄氏によるエピローグのお話。
32頁にわたる新世代ロータリー大特集の結びの部分ですね。
そこの最後のパラグラフで、唐突に「将来タイムマシンを実用化する企業」としてマツダの可能性について触れ、その理由を、技術力うんぬんではなく意地と執念だから、と説明。
そしてすかさず、
「1960年代からREに取り組み、2023年にその最新型が出てきた。経営判断に意地と執念が入っている。見事だ。」
と続けたのです。
うーん
私にとって・・・
なんてスカッとする瞬間だったか^^
発表から早2週間。やれコンパクトだとか、やれ後続距離が長いだとか、世のPHEVの合理性や現実味も混ぜ込みながら、R-EVのメカニズムの正当性を言葉を尽くして懸命にアピールすればするほど、まるで表裏一体であるかのように見え隠れしてしまう脆さや危うさ。
それも無理はありません、MX-30 Rotary-EVは必ずしも世界一の高密度パッケージを得ているわけでもなければ、群を抜く機関効率を持ち合わせているわけでもないのですから(もちろん、目一杯頑張ってますけどね)。
やはり、
意地と執念なのですよ。強く刺さる可能性があるのは。
カーボンニュートラルに向かう電動化戦略のアプローチの中に、独自の技術遺産をなんとしてでも組み込みたかったのですよ、マツダはね。
無論、そんな浪花節のような経営判断には賛否両論あるでしょう。むしろ一般には否定派の方が多いかもしれません。でも、決して優等生になり切れないところがマツダらしいし、その背景にある信念やこだわりこそが、他にはない大きな魅力でもあるわけで。
それを象徴する存在がMX-30 Rotary-EVだと捉えれば、必ずしも性能面で多数の支持を得られなくても良いはず。その心意気や企業姿勢に一定の共感が寄せられ、かつ、たとえ少数であってもコアな人たちに強く刺さるのであればね(^.^)。
それに、考えてもみれば・・・
このご時世、意地と執念の賜物たる商品や技術が存在すること自体が極めて珍しいと言えるし、そんなキワモノ?を諸手を挙げて迎え入れようとしている私自身、とことんオメデタイ奴というか、つくづく幸せな輩だなと自ら思います。
あ・・・でも、
全てのマツダ車を「意地と執念だけ」で出してこられると困りますけど(爆)
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隠れ家のロータリー | 日記
Posted at
2023/09/27 01:03:30