オイル交換サイクルについてのネット記事を読んだ。
3000キロで交換しているのは損だという記事である。
自動車メーカーは純正オイルを使って、推奨は5000キロ~10000キロで十分と言う。
サイクルが長くなることで、経費が浮いて得だと言うのだ!!
3000キロ交換していた人は無駄な金を払ったから損だという…(^_^;)))
何に対して十分なのかが問題である。
オイルは金属摩耗をしないように潤滑材としてメタルの間に入り耐摩耗性を維持し、摩擦熱の冷却をしながらオイル劣化によるスレッジを洗浄する能力が求められる。
摩耗も基本的にはメタルにオイルがあれば急激に焼き付きは起こさないだろう。
ただ長期維持する車ではどうか??
一般的な車は車検までの走行が1万キロから2万キロぐらいのちょい乗りが多いのではないかと思う。
通常ファミリーカーであれば10年乗れば10万キロ程度かな。
10万キロここで車のタイミングベルトの交換時期となるね。
部品保証が切れる訳だ。
この間、トータルで問題が起きなければいいのであれば、純正オイルを1万キロ程度に交換していれば問題はないと思う。
オイル切れがないことが前提だが。
でもどうだろう??
オイル洗浄能力を考えると、これでは長期維持は無理だよね。
ここでの長期は『数十年単位』での話である。
ジャパンみたい製造後40年みたいな話ね。
オイルには種類があり、耐久性や洗浄能力に差がお値段として反映されているのである。
オイルをチェックするとき、オイルの量と色を見るよね。
3000キロも走ると飴色になる。
5000キロも走ると真っ黒になる。
これって洗浄能力が発揮されてるってことだよね。
オイルラインやカムにベットリスレッジが付着していればオイルもそんなに汚れないのだ。
色がつくだけのオイルのスレッジがオイルによって洗い流され、オイルエレメントでキャッチされてるってこと。
もちろんオイルエレメントでは完璧に濾すことは不可能。
目詰まりが起きてしまえば、オイル切れで即焼き付け、エンジンが壊れることになるからだ。
実際、ヘッドカバーを外すとその差が歴然とわかる。
はっきり言ってこのジャパンのオドメーターによる距離は、合っているのかはわからない。
オドメーターを信用するのならば、現在8万キロ×1万桁回転であるwww
おそらく2周はしていないと思うが、どうだろうな(^_^;)))
で、定期的にフラッシングオイルを使い洗浄、WAKOSe-CLEANplusを混ぜたモチュール化学合成油を使ってのカムシャフトとヘッドカバー内部の状態である。
その結果、かなりきれいな状態ではないかと思う。
オイル交換をしないで走っている車は、カムやヘッドカバーにオイルカスがベットリと粘着している。
その点、洗浄能力が高いオイルでマメに交換している車は、どこを見ても金属がピカピカのままなのである。
つまりオイルで内部パーツを洗浄している証拠なのである。
部品の劣化をオイルでカバーしているのね。
タヘットカバーの内側もこんなにきれいな状態さ!
安いオイル=洗浄能力が低い オイルを長期間使っていても耐摩耗性は製品効能をうたっているので、カムが焼き付いて折れることまではそう簡単には起きないだろう。
オイル管理をしないで安いオイルで長期間過酷に使っていると、オイルラインもスレッジで詰まり、オイルが十分に行き届かなくなった暁にはエンジンの致命傷にもなりうる。
カムが折れるらしいよ!(T_T)
車の一生を考えると、車って色々な使い方がされているからね。
1年で10万キロで走るタクシーもオイル交換のメンテには気を使っている。
ただそれでも純正同等程度の10w-40を7000キロで交換し、50万キロまではオイル系統に異常は出ないと言うことを、日本車の高性能がタクシーでは確認されているのだ。
ただこれは営業用に出来ているエンジンであるからだ。
トヨタコンフォートは50万キロ程度で初めてバルブシールからオイル下がりが起きて、圧縮比が落ちてくるので極端なパワーダウンになる。
で、そのまま使っててもオイル追加さえすれば走れないこともないが、整備したヘッドを乗せ替えれは普通に走ることも可能である。
これが一般用のエンジンであれば、いくらマメにオイル交換してても20万キロ程度でバルブシールからオイル下がりが起きるのである。
日産の営業用として販売されているNV200バネットも車体はタクシー用ではあるが、HR16エンジンはそこら辺に走っているNOTEと同じエンジン。
つまり一般用エンジンであるがゆえに20万キロ程度でオイル下がりが起きてくるのである。
要は、現代の車は壊れるように出来ているのである!(爆)
その点、昔の車は耐久性抜群である。
このL型もタイミングチェーンであり、基本的にチェーン交換は必要ない。
旧車維持には、走行距離だけではなく、動かさなくても長期間の耐久性が求められる。
そこを考慮すると、耐久性が高いエンジンだからこそ、小まめに洗浄能力が高いオイルを入れ、いつもベストなコンディションにしておくことが長期ノントラブルへ近道でないかと思う。
ここをケチってはダメなところだわね。
今のエンジンは、高いオイルを入れてても間違いなくエンジンオーバーホールしなきゃならないタイミングが必ずと言って来る。
直すためには相当のコストをかけなきゃならないので、入れ換えのタイミングになるよね。
適当に壊れなければ、車は売れなくなるからさ!w
入れ換えの際の営業トークだよね。
よって私の普段乗り自家用は、営業用自動車であり、1万キロ程度でのオイル交換である。
新車から15万キロ走行で、20年経過するが未だノントラブルである。
でも、今のジャパンみたく後に20年乗れるかな?!
無理だろうなぁ…ジャパンのような情熱でカバーできんだろうな!www
エキゾチック~ジャパン!