今日は横浜で大きなイベントがあるんですよね。
天気も良いことだし、皆さん、楽しまれているのでしょうね。
帰宅するまでがツーリング、皆さん、くれぐれも安全運転で。
と言うワタクシ、暫くぶりにライツ号2にガソリンを入れて、最近乗っていないなぁと改めて驚いた次第です。
前回の給油が7月ですからねぇ。
そんなこんなで、遠出ができないので、手の上に載っかるモノで湧き上がる欲望を鎮めているところです。
クルマのような大物はもちろんですが、筆記具のような小物にも、作り手のクラフトマンシップと言うんでしょうか、伝わってくるものが感じられると楽しいですよね。
このところ万年筆のことばかり書いていますが、ペリカンのスーベレーンが好みです。
ペリカンには高価な限定品もありますが、わたすは普通のスーベレーンが好き。
ほら、デパートとかちょっとした文房具店には大概置いてあって、誰もがドイツのクラフトマンシップあふれる逸品を、そこそこの価格で楽しむことができます。
福野礼一郎さんの本に書いてあったことなのですが、
この世に一台しかない手作りのクルマと、百万台生産しているクルマ、どちらの方が優れたクルマなのか?
それは前者である。
でも、どちらが優れたメーカーなのか?
それは間違いなく後者である。
全くそのとおりだと思います。
万年筆なんて、所詮小さなものだから、金を使おうがマンモスの牙を使おうがレアメタルを使おうが蒔絵沈金を施そうが何とかなっちゃうはず。
機能を横に置いて、見てくれだけを飾り立て、必要以上の付加価値をつけて法外な値段で売るのはどうかなぁと。
スーベレーンが月に100本しかできない工芸品だったら、わたすなど、とても手に取ることなんてできません。
相当数を生産しているからこそ、誰もが手に取ってその高機能を味わえる…
これが工芸作品ではなく工業製品の素晴らしいところ。
何万本もの製品を寸分の狂いもなく仕上げる技術…
それでいて、胴軸のセルロイド?の縞文様は、一本一本違う…
手作りを感じさせてくれる…
これがクラフトマンシップ…
イイですねぇ。
空冷911の良いところは、あくまで工業製品であること。
それでいて、ロボットが組んだのではなく、人の手によって組まれたことが色濃く感じられて…
これが空冷911の素晴らしさなのではないかと。
世の中ITだのAIだのIOTだのと幅を利かせているようですが、そんなものじゃ自転車1台、ペン1本作れやしませんからね。
人間、所詮は生身の存在なのだから、結局モノがないと…ね。
成型した金属や樹脂のパーツを削り、磨き、一つの製品に組み上げる…
モノづくりに携わっておらず、何も作っていないからこそ、その凄さがよく分かる…
モノづくりに従事されている皆さんに、改めて敬意を表して…
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モノ語り | クルマ
Posted at
2016/11/13 14:21:11