フォションの紅茶…
2017年のイヤーモデルってやつです。
これは格安で売っていました。
賞味期限を過ぎてしまえば、食品としての価値はなくなってしまうのでしょうから、早いとこ売り切ってしまいたいのでしょう。
一般に、食品に限らずどんなものでも古くなれば安くなっていくものです。
んでも、古くなればなるほど高価になっていくものもあるのであって…
高級ワインなどはその最たるものですね。
適切に保存すれば、時の経過とともに熟成が進んでさらに美味しくなる…
確実に飲まれて残りの本数は減っていくわけですから、当たり年のものになると、売り出した当時の価格の何倍もの値が付いて…
買い漁って飲みもせずにひたすら値上がりを待つ投資家?のような輩まで出てくる始末…
まあ、どんなワインでもいいってわけじゃないのであって、そこらへんにあるワインを十年寝かせたところで、不味くなるのが関の山。
高いワインはそこが違うのでしょうね。
最近、日本ワインもそんな感じになってきて、希少性や価格だけが先行しているのを見て、「何だかなぁ」と思っています。
まだワイナリーがオープンして何年も経っていないのに、「長熟タイプ」だなんて言うんだったら、実際に十年経過したものを見てから言ってほしいものです。
クルマは…
大多数のクルマは、時の経過とともにゴミになってしまうでしょう。
でも、中には価値が出てくるものもある…
問題はそれを予め見極めることができるか…
今やはるか雲上に飛び去ってしまったナローだって、964が現役の頃のカーマガジンを見ると、信じられないくらいのお値打ち価格…
964だって、少し前なら百万円台で探せましたからね。
絶対に今より程度の良い個体が(笑)
買っておけばよかった、な~んて言っても、そりゃ無理ってものですよ。
その時は、こんなことになるなんて誰も思っちゃいなかった。
ボルドーの五大シャトーみたいな、確実に将来が約束されているクルマなんて、そうそうあるわけがない。
レクサスのLFAは、新型NS-Xは、GT-Rニスモは、二十年後にどうなっているのか…
絶対に一億円で売れるのなら、借金してでも買おうってことになるのだろうけれど…
んなこと分からないよね(笑)
ああ、自分でも分からなくなってきたぁ…
と、昔はそこまで高くなかったシャトーラトゥールの空き瓶を眺めながら、開けなきゃよかったなぁ、今はセカンドのレフォールドラトゥールはおろかサードのポーイヤックすら買えないよなぁ…などと思ったりする(笑)
ははは、またまたつまらない話でした。
Posted at 2019/08/30 18:32:35 | |
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