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2022年11月30日 イイね!

序章…その4

序章…その4初代プリウスとMCプリウスで何が変わったのかって…

バンパーとか小さい話ではなかったのですよ。

MCプリウスになって、トランクスルーになった…

初代プリウスの駆動用バッテリー(ニッケル水素電池)は後席の背もたれのところに配置されていたのですよ。

なので、後部シートの背もたれを倒してトランクスルーにすることができない…

それがMCプリウスではバッテリーが確か床に移動したので、背もたれを倒せるようになったと…

もともとプリウスのトランクは、奥行きは短いものの、深さがかなりのものだったので、積載量は十分あったと思いますよ。

大人4人で一泊で出かけるための荷物なんてわけなく積めましたから。


んでも、奥行きがないものだから長尺モノはどうしても苦手…

それが対応できるようになったものですから、いやホント、恐れ入り谷の鬼子母神でした。


でも、それによって犠牲になった大きいことがあったのですよ。

それはバッテリーの保証…

初代プリウスは実験のようなものだったのか、バッテリーは保証してくれたのですよ。

高価なものですから、買う時にセールス氏に「バッテリーの耐久性は何キロとか何年とかあるの?」と尋ねたら、「クルマより長持ちします。保証が付いていますから」と…

実際に、乗っている間に2回か3回は交換してくれました。

特に不具合が出たわけでもないのに、点検時に「テスターを当てたらパフォーマンスが低下しているので交換しておきました。」と…

確か40~50万円位はしたんじゃなかったかなぁ…

それを何も言わずに黙って交換してくれるんですよ。

道路の上でのお不動さんを許さなかったのは、さすがトヨタだなぁと。

だから一台売るごとに赤字が増えるってのもあながち嘘ではなかったのかもしれません。


そのバッテリーが小型化して安価になったせいか、MC後は保証がなくなったのですよ。

そのせいか、バッテリーが保証される初代プリウスはモデルチェンジ後もかなり後まで乗り継がれたのですが、MCプリウスはあっという間に淘汰されてしまいました。

バッテリー交換が有償になったせいなのではないかと…
Posted at 2022/11/30 19:54:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年11月29日 イイね!

序章…その3

序章…その3「最新が最善」と言う言葉は何もポルシェだけでなくプリウスだってそうだと思いますよ。

今となっては「ほとんど売れなかった」なんて一言で片付けられちゃっている初代プリウスですが…

本当に良く考えられていたと思います。

トヨタが社運をかけて世に問うたクルマですからねぇ。


前後のオーバーハングが短くて、ずんぐりむっくりした5ナンバーサイズのボディだったのですが…

中はとっても広かった…

座面を高くしてアップライトに座ることで、自然と姿勢が良くなり、足を前に投げ出すこともないから足元スペースに余裕が生じ、長時間乗っても疲れませんでしたよ。

質感こそチープでしたが、非常に優秀なインテリアだったと思います。


ボディデザインはスポーツカーとはかけ離れたものでしたが、燃費に影響する空力はスポーツカー並みに優秀だったと記憶しています。

何せ他にハイブリッドカーなんてない時代でしたから、燃費は突き抜けていましたね。

東京~仙台の無給油往復にチャレンジする猛者もいましたからね。

実際に私も、一度ガソリンを入れると700キロくらいは普通に走れて、前回いつ給油したのか忘れちゃうほどでした。


インターネットも、いわゆるネット掲示板があった時代でした。

「プリウスマニア」と言うサイトがあって、そこの掲示板にオーナーさんが投稿していて面白かった…

新聞に紹介されたこともあったんですよ。

「デカプリ男」なんてオーナーさんもいたなぁ(笑)

マニアックなクルマでしたが、「ディカプリオが全色揃いで持っている」なんて噂が流れたり、数台で連なってカルガモ走行を楽しんだりと、当時のオーナーさん達は満足して乗っていたと思います。

このクルマ、カルガモ走行が実に似合うんですよ(笑)


皆でトヨタの本社に乗り付けてプリウスの開発主査の内山田さんに会ってきた、な~んて話も聞きました。

内山田さんって、その後トヨタの代表取締役会長、旭日大綬章の内山田竹志さんですから、やっぱり凄いクルマだったのですよ、プリウスは。

動力分割機構などトヨタのハイブリッドのシステムは基本的に当初と変わっていないようですから、初期型プリウスの完成度がいかに高かったかと言うことですね。


初代プリウスは、バンパーの意匠が少し変わり、バッテリーが小型化するマイナーチェンジを受け、その頃から一般にも出回るようになったと記憶しています。

企業の社用車や自治体の公用車にも使われるようになりました。

んでも、初代とマイナーチェンジ後では大きな違いがあったのでした。
Posted at 2022/11/29 20:44:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年11月28日 イイね!

序章…その2

序章…その2今はプリウスなんて珍しくも何ともありませんが、当時は注目の的でしたよ。

信号で止まっていると、隣に並んだSクラスのドライバーさんがウインドーを下げてガン見していました。

エンジンが止まっているのを確認しようとしたんですかねぇ。


ガソリンスタンドに行くと、人が集まってきましたよ(笑)

「クラウンより静かですね」←エンジンが止まっているのだから当たり前なのですが(笑)

「変わった音がしますね」←クリーピング時に出る「ヒュヒュヒュヒュ…」と言うお馴染みの音は当初からありました。


スタンドの尾根遺産が「点検しますので前開けてくださ~い」と言うので、ボンネットを開けたのですが…

あまりにも見慣れないエンジンルームに、すぐに閉めて「オッケー!」←どこがオッケーなのよ(笑)


回生ブレーキ独特のヒュ~ンと言う電車みたいな音はとても新鮮で、巷で言われていたカックンブレーキも、慣れてしまえば問題なく制御できるレベル…

モータージャーナリストさんは下手くそなのか、まともに運転していないのか、どっちなんだろうと思いましたよ。


モーターでアシストする出足は確かにスグレもので、あのずんぐりむっくりしたスタイルからは想像できない出足の良さでした。


トヨタのセールス氏は「何か起きたらすぐに連絡してください」と自信なさげでしたが、この完成度は「さすがトヨタ、凄いものだなぁ」と思ったものです。
Posted at 2022/11/28 20:47:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年11月27日 イイね!

序章…

序章…ボルシェ…先代ライツ号に乗る以前のお話になります。

実は初期型のプリウスに乗っていました。

それもデビューして間もない頃…

まさに21世紀に間に合ったと言われていた頃の話です。


今や石を投げればハイブリッドカーに当たるような時代、スポーツカーですら信号で停止すればアイドリングストップする時代ですが、当時は街を走るプリウスなんてほとんど見かけることもなく…

ディーラーに行っても、「本当に買ってくださるのですか?」と奇異な目で見られたものです。

ディーラーのセールス氏も勉強中とのことで詳しい情報は持っておらず、そのテリトリー内に数台しかデリバリーされていないと聞かされました。


何でも一台売るごとにトヨタが数十万円?損をしている…なんて言われていた時代でした。

と言うことで、当初は非常に不安があったものの、トヨタの実験に参加するつもりで乗ってください!面倒は見ますから!と言うセールス氏の何とも頼もしい後押しを受けて、購入を決意したのでありました。


確か初代プリウスはGとかSとか言ったグレードなんてなくて、ただの「プリウス」があるのみ…

価格は215万円、21世紀へGO!と言う語呂合わせでした。

グレードを選ぶ悩みもなく、オプション地獄もなく、単純明快でした。
Posted at 2022/11/27 15:07:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | モノ語り | クルマ
2022年11月26日 イイね!

磨いてますか?

磨いてますか?昔のポルシェにはあって最新のボルシェにはないもの…

はい、皆さんお分かりですね。

皆さんの大好きなクーリングファンですよ。


最近の水冷モデルからポルシェに入っても空冷に先祖返りしちゃう方は、おそらくエンジンルームのど真ん中に鎮座するこれにやられちゃうのではないかと…

ウォータージャケットを持たないエンジンに大量の風を送り込んで、エンジンを冷やすための扇風機…

エンジンをオーバーホールした際にきれいに塗装しちゃう人が多いですね。




ほら、聖地小山デポでも、こうやって塗装していました。

ここが綺麗になると、エンジンルームの雰囲気が俄然締まって見えますからね。




こうやってクロームメッキ?した方もおられるようで。

ここまでいくと、磨くのもさぞかし楽しいでしょうね(笑)




んで、ついに我がライツ号2もデスビベルト切れからエンジンのフルオーバーホールを余儀なくされた時…

突如襲ったわが身の不幸を嘆きながらも、私の胸は妖しくときめいていました。

ついに、クーリングファンをきれいにできる…

無難なシルバーにしようか、それともシャンパンゴールドみたいな色もいいなぁ…

鍍金とかはできないのだろうか…


ところが、そんな話をするまでもなく、クーリングファンは磨いただけで元の位置に戻されてしまい…

さすがに恨み言を言ったら、このクーリングファンはオリジナルの塗装が良く残っていると…

この塗装は非常に丈夫で、後から粉体塗装をしてもこのような耐久性はなかなか出せないのだと…

後塗りは、その時はきれいでもすぐにボロボロになってしまうから、オリジナルの塗装を残した方が良いと…

と言うことで、名誉あるキャリーオーバーとなりました。

よくよく見れば、クーリングファンだけきれいで浮いて見えるよりも、全体として良い雰囲気が醸し出されています。


この個体も、次のオーバーホールの時には、ファンの塗装をするかファンそのものの交換を強いられてしまうかもしれません。

パーツを交換してアップデートするのもいいけれど、可能な限り生まれたままのパーツを残していくことも大切なのでしょうね。
Posted at 2022/11/26 19:33:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ

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