最新のポルシェ…
最善のポルシェ…
走っているのを目にすることはあるのですが、近くにポルシェセンターがあるわけではないし、あったとしても買う予定があるわけではないし、車内をじっくり見る機会もなく…
こんなだったのね…
へえ、これが最新…
空冷時代の911に似ていますよ。
996では、伝統の五連メーターなんて言ってもメーター同士が重なり合い、メーターが五連であること以外どこにも共通点はないような感じだったのに…
新しくなるほど先祖返りしたってことなのね。
メーターは重なっていないし、メーターナセルの形状、ドアの内側のハンドル周りの雰囲気なんて、993と言うより964ですよ。
もちろん内蔵されているメカニズムは全く異なるものなのですが、本当にデザインのなせる業なのですねぇ。
964から乗り換えても違和感ないかもね(笑)
そして、これ…
1972年の911カレラRS 2.7、いわゆるナナサンカレラにインスパイアされたデザインなのだと…
これですよ、これ。
このダックテールがデザイン上のキモになっているようですね。
もちろんカメラなどとは違うから、まんま当時モノを復刻なんてできるわけがないから、そこは「歴史的デザインの再解釈」だと…
BMWミニとかもそうだけど、似ても似つかなくたって、デザイン上のキモさえ押さえてあれば、あとは見る側が勝手に想像力を逞しくして、重ね合わせて見てくれちゃう…
キモのひとつがここね。
で、この内装がこれだと…
ベースの段階で良く似せてありますから、やっぱりよく似ていますよ。
本物はレース用のスパルタンなモデルですから、内装はシンプルなもので、このクルマだって、964カレラRSみたいにエアコンレス、オーディオレス、ウインドーは手回し式にでもすれぱ、さらに似てくるのですが、このクルマをお買い上げになるお客様のことを考えたら、とてもとてもそんなチャレンジングなことはできないのであって…
シート地に千鳥格子のモチーフを使って、なんちゃってナローにしている、いや、なんちゃってなんて言うとイメージが悪いから、これが「歴史的デザインの再解釈」なのね。
ゴージャスでありながらスパルタンに見えると…
それはそうと、改めて見ると964のRSって凄かったですねぇ。
993のRSになると普通になってましたからね。
実際に並べて見れば笑っちゃうくらい別モノなのに、押さえる所を押さえることで、半世紀の歴史をしっかり取り込んじゃう…
考えれば考えるほど、うまいやり方ですねぇ。
お陰様で、空冷でポルシェセンターに乗り付けてもまともに相手をしていただけるようになったのは有り難いです。
そうか、美味しい下取り車両として見られているってことなのか(笑)
Posted at 2022/04/30 20:12:17 | |
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