先々週に、エアコンのガスチャージのために外来受診して、帰ろうとしたらバッテリーが急死…
院内での発症だったので事なきを得て、直ちにバッテリーの緊急移植術を施行…
新しいバッテリーだと火花の飛びが良いせいか、エンジンの調子が良くてご機嫌…
…と言った経過を経て、今日は雨の降らないうちにライツ号2を走らせようとしたら…
あらら、またバッテリーが弱っていてセルが回らん…
直ちに主治医に連絡して事情を説明し、JAFの出動をお願いして応急処置をしてもらい、雨の降り始める中、またまた厚木の治療院へ…
待合室で待機中に、エアコンのトラブルを抱えて検査入院しているらしい患者さんからのホットラインが入っている様子…
聞き耳を立てていたわけではありませんが、エバポレーター…コンデンサー…30万諭吉…と言った会話が途切れ途切れに耳に入ってきます。
我がライツ号2は、そのへんのところは手が入っているから安心だなぁ…などとぼんやりと考えていたら、お呼びがかかり…
暫しの検査の結果、下された診断の要旨は…
おそらくエアコンのユニットの誤作動でエンジン停止後もコントロールユニットにあるファンが勝手に回り続けてバッテリーが消耗してしまった可能性が高いと…
新たなコントロールユニットを移植するとなると、治療費が30諭吉かかると…
これ、これが30諭吉もするのね…
んで、このユニット、前々回に、左のスイッチが上下二段に分かれていることについて、993用を移植したのか964の後期型は最初からこのタイプだったのか、話題にしたのですが、実は我がライツ号2は993用のユニットに交換されているとのことで…
おお、既に993用のものになっていたのか…
それなのにどうして…
993用のものでも、電子部品の経年劣化でどうしてもトラブルが出るのだと…
うむむ、もはやこれまで、万事休す…
こんな安っぽい色気もないプラスチック製のパーツに30諭吉…
993用になっているのに30諭吉…
オイラも覚悟を決めて…
ついにオイラも男の中の男(エアコンレス)になるか…
と、観念しかけていたのですが…
「バッテリーにキルスイッチを付けて対応しましょう」と…
ああ、天は我々を見放してはいなかったぁ…
バッテリーにキルスイッチを取り付けていただき、そのお作法を伝授してもらい…
何でも時々セキュリティが誤作動して大きなアラーム音が出てしまうことがあるらしく、そうなった場合(真っ白になるらしい)の対処法も伝授していただいて…
まあ、今やってみて何ともないので大丈夫ではないかとのことでしたが、何が起こるか分からないのが空冷911の嬉しいところ、いや辛いところ…
キルスイッチを付けるなんざあ、所詮乗りもせずにクルマを床の間に飾っておくやつのやるこった…な~んて思っていたのですが、自分がそうなっちゃうとは…
まあね、お互いもう年だし、尿漏れみたいなものだよね。
スイッチで物理的に遮断できるなんて、人間より良くできているじゃないの(笑)
結局、二週間足らずで上がってしまったバッテリーは新品に交換していただき、雨の中を帰宅したのですが、やっぱりバッテリーが新しいとエンジンの調子が見違えるように良くなりますね。
帰宅して、車庫に入れたらボンネットを開けてキルスイッチのダイヤルを緩めてバッテリーをカット…
すると、ドアを開けてもルームランプが点灯しないのが分かります。
お互い、もう若くないのだから、無理はしないでのんびり行こうよ。
Posted at 2020/07/25 17:55:42 | |
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