M型ライカがデジタル化されても、M3に始まった伝統的なフォルムは踏襲されたのですね。
ボディが厚くなったと騒ぐ人もいましたが、まあ、取るに足らないことでね。
とは言え、最新のM10になって、ボディの厚みが往年のM型ライカと同じになったとかで、やっぱり気にしていたのですね。ライカ社は。
それはそうと、デジタル化されたことでM型ライカで一番変わったところ…
フイルム巻き上げレバーがなくなりました。
わたすも今は慣れましたが、やはりかなり違和感を持ったものです。
デジタルライカだってセンサーの前にシャッターがあるのですから、横走り布幕シャッターが採用されてもよかったのに、電子制御の金属縦走りシャッターが採用されることになり…
M8のシャッター音がM3やM4と違うのは当たり前…
M8.2になって、シャッター速度を犠牲にして静音化させたと…
んでもやっぱりM3の幽玄なシャッター音とはまるっきり違う…
シャッターそのものに手を加えることができないライカ人類がどうしたかと言うと…
巻き上げレバーがなくなったことで生まれたスペースを埋めるため、このようにアクセサリーシューにサムレストを取り付けたのでした。
わたすなんて、これを見た時、911のリアスポイラーみたいだなぁと思いました。
何もないのもすっきりして良いものだけれど、やっぱり何かがほしい…
そうそう、これよと…
んでも、やっぱりホエールテールとはちょっと違う…
と思っていたら…
やってくれちゃったんですねぇ。
ついにデジタルライカに巻き上げレバーが着いちゃった…
これはどうやら、現行モデルであるM10の特別バージョン、M10-Dと言うモデルで、デジタルのくせに背面液晶パネルが搭載されず、撮った画像をその場では確認できないと言う…
真ん中がM10-D、上がM3、下が普通のM10ですね。
まさに原点回帰…
911で言えば、992にナナサンカレラ譲りのダックテールを備え付けて、一切の快適装備を取り払って走りに徹した現代版RSのようなものかなぁ。
男の中の男のためのライカですね。
んでも、この巻き上げレバー、決して巻き上げレバーではなくて、単なるサムレストなのですよ。
ライカよ、ここまでやるのか…
今は特別装備ですが、きっとM10-2ないしはM11には標準装備になるのでしょうね。
このレバー、所詮はサムレストなので、ちょこっと起き上がるだけでそれ以上は動かずに止まってしまうらしいのですが、ついついいつもの調子で思い切り巻き上げてしまってカメラを壊しちゃう人が続出するのではないか…
な~んて心配するのですが、まあ、余計なお世話ですね(笑)
う~ん、このM10-Dで思う存分911を撮ってみたい…
んでも、そのためには911を売らないといけない…
ライカが来た時にはクルマがない…
賢者の贈り物みたいになってしまいますね(笑)
Posted at 2019/02/20 22:47:27 | |
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